Wine Advocate誌の185号が公表されました。今回はカリフォルニアはなく,米国ではオレゴン州Willamette Valleyのピノとワシントン州のワインが取り上げられています。レビュワはどちらもJay Millerです。
オレゴンが最高94点と,もう一つ低調な評価だったのに比べると,ワシントン州は高得点が連発。注目のQuilceda Creekは99点と,やや低めの評価(笑)だったのにたいして,大爆発をしたのはCayuse。100点こそなかったものの98点以上が5本,97点以上なら8本。
Quilceda CreekがJay Millerの前任者であるPierre Rovani時代に注目され始めたのと比べ,CayuseはJay Miller時代になってから評価が急上昇しています。例えばCailloux Vineyardのシラーで見ると2000年以降の評価は87,89,86,87,93,97,98点です。93点でターニングポイントになった年からJay Millerの評価です。
ちなみに2006年のJay Millerのコメントは
このワイン,既に米国ではオークションでも100ドル以上。日本の価格はバーゲンです。
オレゴンが最高94点と,もう一つ低調な評価だったのに比べると,ワシントン州は高得点が連発。注目のQuilceda Creekは99点と,やや低めの評価(笑)だったのにたいして,大爆発をしたのはCayuse。100点こそなかったものの98点以上が5本,97点以上なら8本。
Quilceda CreekがJay Millerの前任者であるPierre Rovani時代に注目され始めたのと比べ,CayuseはJay Miller時代になってから評価が急上昇しています。例えばCailloux Vineyardのシラーで見ると2000年以降の評価は87,89,86,87,93,97,98点です。93点でターニングポイントになった年からJay Millerの評価です。
ちなみに2006年のJay Millerのコメントは
The first of the Syrahs is the saturated purple 2006 Syrah Cailloux Vineyard (with 4% Viognier in the blend). It displays a Cote-Rotie-like nose of smoked meat, game, and bacon with a dollop of burnt sugar and blueberry making an appearance. Layered, plush, and super-rich, this full-bodied, pleasure-bent effort has exceptional length. Difficult to resist now, it can be enjoyed over the next 10-12 years.
このワイン,既に米国ではオークションでも100ドル以上。日本の価格はバーゲンです。
カリフォルニアワインあらかるとでLittoraiのピノが税抜き4000円台からという安値で出ています。そもそもLittoraiは米国でも人気が高くて,市場にあまり出回らないワイナリなので,この価格は現地価格並みあるいはそれより安いくらいです。
「W&S誌一押しのDrewのピノ」という記事で以前紹介したことがあるドリューのピノ・ノワール マクドゥーガル・ランチ2007がW&S誌のWine of The YearでPinot Noir of The Yearの1本に選ばれたそうです。
以前の記事でも書いたように,このワイン各地で好評です。飲んでみたいものです。
以前の記事でも書いたように,このワイン各地で好評です。飲んでみたいものです。
カリフォルニアワインあらかるとでシュグのソノマコースト・ピノノワールが税抜き3240円で出ています。米国の価格が28ドルくらいですから,それほど価格差はありません。
Schugはそんなに派手なワイナリではありませんが,はずれのないワインを,そこそこの価格で出し続けているという点ではもっと高く評価されていいワイナリです。オーナーのWalter SchugはかつてはJoseph Phelpsのワインメーカーだった人。実力は十分です。
Schugはそんなに派手なワイナリではありませんが,はずれのないワインを,そこそこの価格で出し続けているという点ではもっと高く評価されていいワイナリです。オーナーのWalter SchugはかつてはJoseph Phelpsのワインメーカーだった人。実力は十分です。
ColginといえばWine Advocate誌でも高得点の超常連。2002年のTychson Hillに続いて100点を取った2006年のIX Proprietary Red Estateが柳屋で4万9800円です。
高いですが,米国でもプレミアムが付いており,平均499ドルとほぼ同価格。「パーカー100点」というブランドに価値を求めるなら悪くない値段です。
それにしても,このProprietary Redだけで見ても2002年から98,95,98,97,100,98-100という点数ですから,よほどParkerさんの好みに合っているのでしょう。コメントは
高いですが,米国でもプレミアムが付いており,平均499ドルとほぼ同価格。「パーカー100点」というブランドに価値を求めるなら悪くない値段です。
それにしても,このProprietary Redだけで見ても2002年から98,95,98,97,100,98-100という点数ですから,よほどParkerさんの好みに合っているのでしょう。コメントは
It, too, reveals the noble sweetness of tannin, the extraordinary rich, intense mouthfeel, and sumptuous aromas of flowers, burning embers, blackberries, blueberries, spice box, and cedar. With extraordinary intensity, beautiful purity, a texture and flavors that build incrementally on the palate, and a significantly long finish, this is a perfect wine.
数年前によく飲んでいたのがレックス・ゴライアスのピノでした。1000円台前半にしてはよくできたピノでしたが,ハーン・エステートがブランドを売却してからは質も下がったとのうわさで日本でもさっぱりみかけなくなりました。
ハーン・エステートがその後投入したサイクルズ・グラディエーターにもピノはありますが,カベルネがそこそこよくできているのに比べると見劣りするのは否めませんでした(個人的には一番飲んでいたRancho Zabacoのジンファンデルも品切れでこの価格帯は最近はカベルネに走りがちです)。
柳屋によると,ハーンの新たなブランド「デジャヴDeja Vu」はレックス・ゴライアスを彷彿とさせる味わいだとのこと。
ということで,普段飲み用のワインとして使えるかどうか,気になります。すぐためしたいところですが,10月一杯は仕事が忙しくてワイン断ちを続けると思うのでしばらくお預けです。
ハーン・エステートがその後投入したサイクルズ・グラディエーターにもピノはありますが,カベルネがそこそこよくできているのに比べると見劣りするのは否めませんでした(個人的には一番飲んでいたRancho Zabacoのジンファンデルも品切れでこの価格帯は最近はカベルネに走りがちです)。
柳屋によると,ハーンの新たなブランド「デジャヴDeja Vu」はレックス・ゴライアスを彷彿とさせる味わいだとのこと。
ということで,普段飲み用のワインとして使えるかどうか,気になります。すぐためしたいところですが,10月一杯は仕事が忙しくてワイン断ちを続けると思うのでしばらくお預けです。
優心美酒SHIMURAにダイアモンド・クリークの1994 Lake Cabernet Sauvignonが出ています。ダイアモンド;クリークは畑が四つあるのですが,Gravelly Meadow(5エーカー),Volcanic Hill(8エーカー),Red Rock Terrace(7エーカー)に対してLakeはわずか3/4エーカー。しかもここはRussian River Valleyからの風が流れ込むので他の畑よりも涼しく,なかなかブドウが熟さないため,1972年以降10回しかワインが作られていないとのこと。
1994年は,1990年代でもコンディションのいい年で,Wine Advocate誌で,他の3畑は90点以上がついています(Lakeは同誌では過去一回も評価なし)。期待値はかなり高いと思います。
1994年は,1990年代でもコンディションのいい年で,Wine Advocate誌で,他の3畑は90点以上がついています(Lakeは同誌では過去一回も評価なし)。期待値はかなり高いと思います。
時間がないので簡単に紹介しますが,はっきりいって安いです。国内では最安かそれに近いでしょう(やまやの方が安いこともあります)。セントラル・コースト シャルドネの1680円は買い溜めしたくなるレベル。1000円台のシャルドネって案外ぼやけた味のものが多くて難しいと思っているのですが,これならOKです。セレックが1万円切るのも国内では稀。
カリフォルニアワインあらかるとによると,新進のピノ・プロデューサーの中でも注目度の高いPapapietro Perryが輸入停止になってしまうそうです。確かに5000円超のワインはそうそう手が出るものではなく,パパピエトロなんてふざけているような名前で厳しかったのだろうなとは思うのですが,残念です。
ゆみたちもお勧めなので,処分特価の今,お勧めです。
ゆみたちもお勧めなので,処分特価の今,お勧めです。
ワールドリカーショップでドミナスのセカンド・ラベルであるナパヌックが税込み4100円で出ています。10月8日の9時59分までは楽天のポイントが10倍付くので実質3000円台という格安です。米国でも平均40ドル台なので,現地価格並みといっても実質それより安いくらい。
セカンド・ラベルといってもWine Advocate誌のレイティングでは91点。飲み頃は2020年までということなので,十分過ぎるほど高い評価。ロバート・パーカーは「ナパで作られた最もボルドーっぽいワインの一つ.」と言っています。
セカンド・ラベルといってもWine Advocate誌のレイティングでは91点。飲み頃は2020年までということなので,十分過ぎるほど高い評価。ロバート・パーカーは「ナパで作られた最もボルドーっぽいワインの一つ.」と言っています。
St. Superyが自社のWebサイトで2003年のメルローを12本150ドルで販売しています(10月8日まで)。しかも送料無料。下のリンクから購入して「MERLOT150」というクーポン・コードを入力します。日本に直接送付はしてくれないでしょうけど,SHIP2U経由で送っても1本あたり3000円くらいで済みそうです。なお,このメルローは「カベルネタイプでビッグでリッチ,カシミアのようなテクスチャ」があるそうです。Wine Enthusiast誌で88点。
Case of 2003 Merlot, Case of 2003 Merlot Wine Selection - St. Supry
St. Superyはインターネットでのマーケティングに最も熱心なワイナリーの一つです。今回のディスカウントもその一環のようです。
Case of 2003 Merlot, Case of 2003 Merlot Wine Selection - St. Supry
St. Superyはインターネットでのマーケティングに最も熱心なワイナリーの一つです。今回のディスカウントもその一環のようです。
かわばた酒店でオー・ボン・クリマが安く出ています。イザベルとノックス・アレキサンダーは前回のセールでも出ていましたが,今回は人気のシャルドネ「ニュイ・ブランシュ」も税抜き3880円と安いです。残りわずかなのでお早めに。Knox3000円台,Isabelle4000円台ももちろん格安
Brewer-CliftonやCoppola,Melville,Clos Pegase,Cycles Gladiatorなどの輸入元であるiwine.jpがアウトレット・セールをやっています。ボックスになっていて自由に選べないのが難点ですが,定価から50~60%オフという値段。うまく選べばお得です。
ちなみに個人的お勧めはMelvilleのCarrie'sやGirardのシャルドネが入った113番です。
ちなみに個人的お勧めはMelvilleのCarrie'sやGirardのシャルドネが入った113番です。