ヴォルカニック・ヒル、レッド・ロック・テラス、グラヴェリー・メドウという3つの畑が中心ですが、図の左端にあるように、実はもう1つレイクというとても小さな畑があります。ブドウの実が熟すのにとても時間がかかる畑で、十分に熟さない年はワインが作られないため、1972年以降16回しか作られていません。3年に1回程度です。さらに畑の小ささから、レア度は極めて高いワインです。ラベルも通常のものと違うようですが、どうしてでしょう。40周年の2012年に作られなかったからなのかな?
ともかくとてもレアです。値段もすごいですが。
ウメムラには2014年のマグナム3本セットという、これまたレアなセット(木箱入り)もあります。
ダイアモンド・クリークはカリフォルニアワインの中でも長熟型で知られていますから、コレクター的な要素にこだわるのでなければ、古いヴィンテージを探す方が賢いかもしれません。価格も新しいものとほぼ同等です。
100セット限定、入っているワインは単体販売していないもの、となっています。中身は毎年違いますが、今年は
1.5年熟成ナパのカベルネ。希望小売価格3900円
2.パーカー90点のナパのシャルドネ。希望小売価格3980円
3.マールボロのピノ・ノワール。白で有名な作り手。希望小売価格2800円
4.これだけ過去に単体販売していたことがあるジンファンデル・ブレンド。希望小売価格2685円
5.南アフリカのシュナン・ブラン。希望小売価格2000円
となっています。カリフォルニアの3本は考えてみましたが、今年はほとんどわかりませんでした。昨年は赤3本はほぼわかったのですが…
まあ、そんなに期待はずれのものがくる心配はほとんどないと思います。お正月用のワインにいかがでしょうか。
河野酒店で2016年7月にオルネライア1992、ソシアンド・マレ1996/1990と飲み比べたときは参加者の一番人気だったというワイン。参考までにWine Advocate誌の評価(ロバート・パーカーによる)は93点。2000年~2025年が飲み頃となっているので、まさに今が一番いいころかもしれないですね。この評価をしたのは1995年と既に20年以上経っているのですが…
カリフォルニアワインは熟成が…なんていう意見もたまに聞きますが、やっぱりいいものはちゃんと熟成もすると思っています。1万円台という価格は新しいヴィンテージのものよりむしろ安いくらいで、お買い得と言ってもいいかもしれません。
こちらにもあります。
ウルトラマリンが売り切れていたら、以下のワインはいかがでしょうか。
ジラードのオーナーが作るソノマのコスパ・スパークリングです。
《グローブストリート》 プライベート・キュヴェ スパークリングワイン カリフォルニア[NV] Grove Street Private Cuvee Sparkling Wine California グローヴストリート 750ml [白ワイン(白泡)] [カリフォルニアワイン] |
このワインの実力で2000円台は安い。
《ブロックナイン》 ピノノワール ケイデンズ・ヴィンヤーズ, カリフォルニア [2015] (ナパヴァレー・セントヘレナ+α) Block Nine Wine Pinot Noir Caiden's Vineyards, California 750ml [赤ワイン カリフォルニアワイン ナパバレー] |
Wine Advocate誌99点のスポッツウッド2013。オーパス・ワンと比べたら価格は6割。極めて完成度の高いカベルネ・ソーヴィニヨンです。
とはいえ、これは僕の主観だけでなく、シュラムスバーグなどは頻繁にシャンパーニュとのブラインド・テイスティングを開催しており、聞いている話ではたいていシュラムスバーグの方が人気だとか。
このように、カリフォルニアのスパークリングをリードする存在と自負しているのがシュラムスバーグ。そのラインナップの中でもトップに位置するのがJシュラムです。中でもロゼは
1万円台後半という、かなりの値段。Wine Advocate誌で95点はカリフォルニアの泡の中ではトップの評価です。これは、相当レアで私もまだ試飲したことありません。
そのロゼより1点低い94点とカリフォルニアの泡で2番めの評価はロゼでないJシュラム。2013年に国内で開かれたブラインド・テイスティングではクリュッグなどを抑えてどうどうの1位だったそうです。
カリフォルニアの泡の中でも高く評価する人が多いのが、ルイ・ロデレール系列のロデレール・エステート。中でもトップのキュベはエルミタージュ。ロゼは30年間で4回しか作られていないかなりのレアものです。
テタンジェ系列のドメーヌ・カーネロスのトップ・キュベはル・レーヴ。ここも高く評価する人が多いです。米国で110ドルするのが、なぜか国内は6000円台。破格の安さです。
グロリア・フェラーのカーネロス・キュベも、ワイナリー価格75ドルが5000円台という、これも不思議な値段。これに限らずグロリア・フェラーは日本と米国の値段が逆転しており、大変お買い得になっています。今回紹介したような、高価なキュベはちょっと、という人にはグロリア・フェラーのブラン・ド・ノワールあたりが1000円台で買えて、かなりの美味しさです。
最初に、Jシュラムのロゼが95点で、Wine Advocateのカリフォルニア・スパークリングでは一番上の評価と書きましたが、その次の94点を取っている泡には、従来からのスパークリング・ワインのワイナリーでないところがあります。それがアンダー・ザ・ワイヤー。ベッドロックのモーガン・ピーターソンが手がけるスパークリング・ワインのプロジェクトです。
シー・スモークといえば、ピノ・ノワールのブームとサイドウェイズによるサンタ・リタ・ヒルズのブームに乗って一時はカルト的人気があったワイナリーです。人気のあった女性ワインメーカーが他のワイナリーに移って以降、その人気もしりすぼみになった感がありましたが、近年はまた高く評価されています。例えば2013年のシャルドネや2012年のピノ・ノワール「テン」はどちらもWine Advocate誌で95点。特に2012年のテンについては「フレーバーにあふれているが、やりすぎのところはない。ほかのワイナリーにもこのスタイルを真似してほしい」とまでほめています。
レア物のスパークリングもあります。
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米国でもなかなか買えないジョージのピノ・ノワールでは先日紹介した2011年のセレモニアルのほか2012年のセレモニアル、2012年のブエナ・ティエラが3割引。
さらに、ロゼもあります。ロゼならば5000円弱と価格も手ごろ。
ロアーのピノ・ノワール サンタルシアハイランズも税込みで5000円台と安いです。
もっとてごろなところでは、Pisoni家が外から買ったブドウで作るルリ(Luli)のシャルドネとソーヴィニヨン・ブランは2000円台です。
ソノマ・コーストのピノ・ノワールとシャルドネはいずれも税込みで5500円程度とかなりの安さ。普通は7000円以上です。
ピノ・ノワールの単一畑ではスーマが約7000円、これは普通は8000円以上。
シルバー・イーグルは約8000円。個人的にはこれはかなりお薦め。
安さだけでなく、なかなか手に入らないスーマのオールド・ヴァインやカンツラーもあります。
6本で送料無料です。
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目玉品をいくつか紹介します。まず超弩級のワインでは、レアムのベクストファー・トカロン。
[2012] レアム・セラーズ ベクストファー ト・カロン ヴィンヤード【楽天撤退大特価! 12/22まで】30%OFF!! |
ジョージのピノ・ノワールは極めてレア。生産量が少ない上にレストランでの人気が高く、米国でも買えないワインです。
[2011] ジョージ ルシアンリヴァーヴァレー セレモニアルヴィンヤード ピノノワール |
ルシアのソベラネス。サンタ・ルシア・ハイランズを代表するワインの一つです。
[2011] ルシア ピノ・ノワール ソベラネス・ヴィンヤード【楽天撤退大特価! 12/22まで】30%OFF!! |
[2011] ルシア シャルドネ ソベラネス・ヴィンヤード【楽天撤退大特価! 12/22まで】30%OFF!! |
ターリーのジンファンデルもあります。
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ほかにも色々あるのでセールページでご確認ください。
私もナパ・ガメイという名前は聞いたことありますが、今まで飲んだことはありません。温故知新というのは近年のカリフォルニアにおける新しい動きのキーワードだと思っているのですが、ヴァルディギエも温故知新の1つですね。
ちょっと調べてみると灯台下暗し、自分が書いた「ユニークな都市型ワイナリー「ブロック・セラーズ」のロゼ」記事の中に登場していました。
このブロック・セラーズはこの記事で紹介したヴァルディギエをブレンドで使うロゼ(名称はラブ・ロゼ)だけでなく、同じくブレンドの赤(名称はラブ・レッド)、ヴァルディギエだけの赤ワインも作っています。
さらに珍品としてはヴァルディギエで作ったブランデーにヴァルディギエのジュースを添加して作った「ヴァン・ド・リキュール」まであります。この品種にかなりこだわりがあるようですね。
このほか、パソ・ロブレスの実力派ワイナリーJロアーもヴァルディギエのワインを作っています。こちらは日本での価格も1500円程度とかなり格安です。
例えば、筆者の周りで支持する人が多かったセレックは、たしかに長期熟成能力はあるし、非常に複雑な味わい。うまくはまったらものすごく美味しいワインになる印象です。その代わり、飲み頃の判断は難しそう。
ジェンセンも熟成したらすごく美味しくなりますが、熟成しなくても十分おいしいという点ではセレックよりも上かも。
いつ、どう飲んでも外さないのは「私、失敗しないので」というドクターXに似ているのではないかと。
日本では、ジェンセンの販売は、ほかの畑と抱き合わせになることが多いですが、このところ単体でもそこそこ出ているようです。税込みで1万8000円を切れば、かなり安い部類になります。
近年では2013年はWine Advocate誌で95点、2012年は96点の評価です。