先日も紹介した元セインツベリーのブランド「ガーネット」のシャルドネとピノ・ノワールを試飲しました。モントレー産のシャルドネ2016と、ソノマ・コースト産のピノ・ノワール2013です。
シャルドネは濃いイエローで、見た目は熟成感ありませんが、飲んでみると意外と熟成しています。バランスよく、まったり感のあるシャルドネ。美味しいです。
ピノ・ノワールは9年経っているので、色合いもちょっと煉瓦色になっています。少し漬物感もあります。個人的には漬物感はあまり得意としていないのですが、これはほどよい感じです。チェリーなどの赤果実もまだ残っていますし、バラの香りもあり、ちょうど飲み頃と言って良さそうです。逆に言うと、これ以上は熟成させない方がいいかもしれません(好みによりますが)。
シャルドネは税込みでも1000円台、ピノ・ノワールは税込みで2000円台前半という実売価格としては十二分のクオリティです。
柳屋です。
アサヒヤです。
セインツベリーの熟成シラーとのセット。これもかなりお買い得です。
シャルドネは濃いイエローで、見た目は熟成感ありませんが、飲んでみると意外と熟成しています。バランスよく、まったり感のあるシャルドネ。美味しいです。
ピノ・ノワールは9年経っているので、色合いもちょっと煉瓦色になっています。少し漬物感もあります。個人的には漬物感はあまり得意としていないのですが、これはほどよい感じです。チェリーなどの赤果実もまだ残っていますし、バラの香りもあり、ちょうど飲み頃と言って良さそうです。逆に言うと、これ以上は熟成させない方がいいかもしれません(好みによりますが)。
シャルドネは税込みでも1000円台、ピノ・ノワールは税込みで2000円台前半という実売価格としては十二分のクオリティです。
柳屋です。
アサヒヤです。
セインツベリーの熟成シラーとのセット。これもかなりお買い得です。
ilovecalwineの試飲会で、コブ(Cobb)の新入荷ワインを試飲足ました。
コブはデイビッドとロスの親子が始めたワイナリー。当初はコーストランズ(Coastlands)という畑でピノ・ノワールを育ててウイリアムズ・セリエムなどに売っていましたが、2001年から自身のワイナリーを立ち上げています。ワインメーカーのロス・コブは、ウイリアムズ・セリエムやフラワーズなどでソノマの冷涼地域のワインを造り、その経験を自社のワインでも生かしています。
ソノマ・コーストのピノ・ノワールは冷涼さによって酸がしっかり残りながら、強い日差しによってアルコール度数が高く、パワフルさも持つことがしばしばありますが、コブのピノ・ノワールは非常にエレガント。アルコール度数も13%台。畑に霧が残る時間などによるものなのでしょうか。非常にピュアなフルーツの味わいがあり、熟成も期待できるワインです。
今回はソノマ・コースト・ピノ・ノワール2020とライススピーパック・ピノ・ノワール2018を試飲しました。
ソノマ・コーストのAVA版のピノ・ノワールはワイナリーのページにも掲載していないワイン。ちょっとでも手の届きやすいワインということで造ってもらっているそうですが、細かい情報はほとんどありません。ストロベリーやラズベリーのジャム、酸がとてもきれいです。これを飲んでカリフォルニアのピノ・ノワールだと思う人はほとんどいないのでは? とても美味しく、安い値段ではないですが、それでもコスパ的に優秀と感じました。
ライススピーパックはセバストポールの町の近くにある畑で、砂混じりのロームと火山灰とが混じった土壌。ディジョン系とスワンのクローンを使っています。ソノマ・コーストと同様、ピュアな果実味がとてもエレガントで、旨味系やミネラル系の風味もあります。ソノマ・コーストよりも熟成を楽しむタイプといっていいでしょう。個人的には、今飲むならソノマ・コーストで十分だと思いますが、10年熟成させるなら、こちらを選びたいと思います。
ピノ・ノワール2種に加えてコール・ランチ・リースリング2020も試飲しました。こちらは非常にドライなリースリング、白い花や濡れた石、ミネラル感にあふれたリースリングです。カリフォルニアではリースリングを飲むことはあまりないので、きちんと評価するのは難しいですが、とても美味しく感じました。
コブはデイビッドとロスの親子が始めたワイナリー。当初はコーストランズ(Coastlands)という畑でピノ・ノワールを育ててウイリアムズ・セリエムなどに売っていましたが、2001年から自身のワイナリーを立ち上げています。ワインメーカーのロス・コブは、ウイリアムズ・セリエムやフラワーズなどでソノマの冷涼地域のワインを造り、その経験を自社のワインでも生かしています。
ソノマ・コーストのピノ・ノワールは冷涼さによって酸がしっかり残りながら、強い日差しによってアルコール度数が高く、パワフルさも持つことがしばしばありますが、コブのピノ・ノワールは非常にエレガント。アルコール度数も13%台。畑に霧が残る時間などによるものなのでしょうか。非常にピュアなフルーツの味わいがあり、熟成も期待できるワインです。
今回はソノマ・コースト・ピノ・ノワール2020とライススピーパック・ピノ・ノワール2018を試飲しました。
ソノマ・コーストのAVA版のピノ・ノワールはワイナリーのページにも掲載していないワイン。ちょっとでも手の届きやすいワインということで造ってもらっているそうですが、細かい情報はほとんどありません。ストロベリーやラズベリーのジャム、酸がとてもきれいです。これを飲んでカリフォルニアのピノ・ノワールだと思う人はほとんどいないのでは? とても美味しく、安い値段ではないですが、それでもコスパ的に優秀と感じました。
ライススピーパックはセバストポールの町の近くにある畑で、砂混じりのロームと火山灰とが混じった土壌。ディジョン系とスワンのクローンを使っています。ソノマ・コーストと同様、ピュアな果実味がとてもエレガントで、旨味系やミネラル系の風味もあります。ソノマ・コーストよりも熟成を楽しむタイプといっていいでしょう。個人的には、今飲むならソノマ・コーストで十分だと思いますが、10年熟成させるなら、こちらを選びたいと思います。
ピノ・ノワール2種に加えてコール・ランチ・リースリング2020も試飲しました。こちらは非常にドライなリースリング、白い花や濡れた石、ミネラル感にあふれたリースリングです。カリフォルニアではリースリングを飲むことはあまりないので、きちんと評価するのは難しいですが、とても美味しく感じました。
ilovecalwineの試飲会でポール・ラトー(Paul Lato)が作るハイド・ヴィンヤードのシャルドネとピノ・ノワールを試飲しました。
これまでサンタ・バーバラやサンタ・ルシア・ハイランズなどセントラル・コーストのワインで非常に高評価を得てきたポール・ラトーがついにナパの銘醸畑ハイドのワインを作ったということで、シャルドネやピノ・ノワールのファンなら見逃せないワインです。
畑ごとにワインにニックネームを付けるポール・ラトーですが、ハイドのシャルドネは「ゴールドバーグ・ヴァリエーションズ(Goldberg Variations)」。それに今回は#2と加えられています。2019年のワインでこれが2ヴィンテージ目だからということでしょうか(2018年は#1が付いていました)。また、ピノ・ノワールの方は「マジック・モーメンツ(Magic Moments)」。ヴィンテージは2020です。
シャルドネは香りの豊かさに加えてバランスが素晴らしい。オーベールのハイドのような濃厚な味わいではなく、すべての要素がタイトに引き締まっており、しかもレベルが高い。おそらく長期の熟成でさらに魅力を発揮するワインだと思います。
ちなみにこの試飲会では非常にレアかつ高評価かつ人気が高いピゾーニのシャルドネ「イースト・オブ・エデン2019」も試飲しました。イースト・オブ・エデンはミネラル感が強く、人によってはそちらを選ぶと思いますが、個人的にはハイドに軍配をあげます。
ピノ・ノワールはカレラのクローンを使っているとのこと。黒果実や青果実の風味まで感じられるところなど、カレラの雰囲気と少し似ているかもしれません。ただ、カレラは少し重さを感じることが多いですが、ポール・ラトーは軽やか。これも非常にバランスがいい。シャルドネよりもさらにレベルが上かもしれません。
久しぶりに興奮するくらい美味しいシャルドネとピノ・ノワールでした。
Wassy'sです。
柳屋です。
ココスです。
かつてセインツベリーのセカンドラベルだった「ガーネット」ブランド。現在はブロンコ傘下になっていますが、そのシャルドネとピノ・ノワールがスポットで国内入荷しています。
シャルドネは2016年で産地はモントレー、ピノ・ノワールは2013年で産地はソノマ・コースト。シャルドネは税込みでも1600円台、ピノ・ノワールは税込みで2068円(税抜きなら1880円と1000円台)とかなりお買い得です。
コロナ禍で需給バランスが崩れた影響で、売れ残っていたものをインポーターの布袋ワインズが安く入荷したもの。オーナーがソノマに住む同社ならではの買付です。
ショップはアサヒヤワインセラーです。
シャルドネは2016年で産地はモントレー、ピノ・ノワールは2013年で産地はソノマ・コースト。シャルドネは税込みでも1600円台、ピノ・ノワールは税込みで2068円(税抜きなら1880円と1000円台)とかなりお買い得です。
コロナ禍で需給バランスが崩れた影響で、売れ残っていたものをインポーターの布袋ワインズが安く入荷したもの。オーナーがソノマに住む同社ならではの買付です。
ショップはアサヒヤワインセラーです。
楽天のワインショップ ドラジェでナパのワイナリー「ドメーヌ・ナパ」のナパ・ヴァレー・シャルドネ2014が税込み2728円と安くなっています。
ドメーヌ・ナパについては調べてもほとんど情報が出てきません。おそらく現在は廃業してしまったか、輸出専用のブランドかといったところでしょう。インポーターの布袋ワインズが現地で売り先に困っていたものを発掘したといった感じだと思います。
ナパ・ヴァレーのAVA名の付いたシャルドネでこの価格は、かなり安いと思います。ヴィンテージ的にも飲み頃といっていいでしょう。ショップのコメントを見ると、樽の効いたリッチ系の味わいのようです。
なお、同じワイナリーのナパのピノ・ノワール(産地はアトラスピーク)も3000円台とかなり安いです。
ドメーヌ・ナパについては調べてもほとんど情報が出てきません。おそらく現在は廃業してしまったか、輸出専用のブランドかといったところでしょう。インポーターの布袋ワインズが現地で売り先に困っていたものを発掘したといった感じだと思います。
ナパ・ヴァレーのAVA名の付いたシャルドネでこの価格は、かなり安いと思います。ヴィンテージ的にも飲み頃といっていいでしょう。ショップのコメントを見ると、樽の効いたリッチ系の味わいのようです。
なお、同じワイナリーのナパのピノ・ノワール(産地はアトラスピーク)も3000円台とかなり安いです。
ナパのレアム・セラーズ(Realm Cellars)のロゼが日本市場に入ってきています。レアムといえば「パーカー100点」を12本も輩出している超プレミアム・ワイナリー。カルトワインブーム以降に誕生したワイナリーの中ではハンドレッド・エーカーと並んで高評価を得ています。
ロゼを作ったのはこれまで2020年の一度きり。2020年は「グラスファイアー」と呼ばれる山火事でナパにも大きな被害が出た年で、特に赤ワインの生産量は3割ほども減っています。特にプレミアムなワイナリーでは生産を諦めたところが多いのですが、レアムは早摘みしたメルローを使ってロゼを作ることにしたのでした。
あくまで窮余の策として作ったワインですから、通常のコンディションであれば今後は作られないはずのワイン。むしろそうあってほしいと願うところです。
1万円を超えるロゼとしては相当高価なワインですが、ワイン・アドヴォケイトでは90点とロゼにしてはかなり高い評価も出ています。
また、柳屋で売っている「プレシャスツイン」も同じワインですが、ボトルの調達の問題でボトリング時期がずれたため、別の名前にしているとのことです。
ココスです。
青山ワインマーケットです。
柳屋です。
ロゼついでに紹介しておきます。プリズナーのロゼも国内入荷しています。日本に入ってきたのは120本だけというからこれも相当の珍品ですが、値段は控えめです。品種はピノ・ノワールとシラー、グルナッシュ、ムールヴェードル。
柳屋です。
カリフォルニアワインあとりえです。
ロゼを作ったのはこれまで2020年の一度きり。2020年は「グラスファイアー」と呼ばれる山火事でナパにも大きな被害が出た年で、特に赤ワインの生産量は3割ほども減っています。特にプレミアムなワイナリーでは生産を諦めたところが多いのですが、レアムは早摘みしたメルローを使ってロゼを作ることにしたのでした。
あくまで窮余の策として作ったワインですから、通常のコンディションであれば今後は作られないはずのワイン。むしろそうあってほしいと願うところです。
1万円を超えるロゼとしては相当高価なワインですが、ワイン・アドヴォケイトでは90点とロゼにしてはかなり高い評価も出ています。
また、柳屋で売っている「プレシャスツイン」も同じワインですが、ボトルの調達の問題でボトリング時期がずれたため、別の名前にしているとのことです。
ココスです。
青山ワインマーケットです。
柳屋です。
ロゼついでに紹介しておきます。プリズナーのロゼも国内入荷しています。日本に入ってきたのは120本だけというからこれも相当の珍品ですが、値段は控えめです。品種はピノ・ノワールとシラー、グルナッシュ、ムールヴェードル。
柳屋です。
カリフォルニアワインあとりえです。
2021年のワイン・スペクテーター「ワインオブ・ザ・イヤー」を獲得したドミナス(Dominus)2018が国内に入荷しています。
ドミナスはシャトー・ペトリュスなどを有するムエックス家のクリスチャン・ムエックスがナパのヨントヴィルに開いたワイナリーです。1980年代からナパのトップワインの一つとして高い評価を受け続けています。
例えばワイン・アドヴォケイトでは100点4回、99点以上が7回、今回の2018年も99+という点数です。アントニオ・がっローニのヴィナスでは100点は1回だけですが、2018年は99点とやはり高評価。このほかジェームズ・サックリングとジェブ・ダナックも2018年のドミナスに100点を付けています。
ユニークなのは当初から灌漑なしで栽培をしていること。ナパではかなり珍しいです。また、有機栽培を行っています。そういう意味ではここも自然派と言えなくはないですが、自然派の文脈で語られることはほとんどないようです。
価格は5万円台~と、オーパス・ワンと同等クラス。評論家の評価で言えばこちらの方が上ですが。
ドミナスはシャトー・ペトリュスなどを有するムエックス家のクリスチャン・ムエックスがナパのヨントヴィルに開いたワイナリーです。1980年代からナパのトップワインの一つとして高い評価を受け続けています。
例えばワイン・アドヴォケイトでは100点4回、99点以上が7回、今回の2018年も99+という点数です。アントニオ・がっローニのヴィナスでは100点は1回だけですが、2018年は99点とやはり高評価。このほかジェームズ・サックリングとジェブ・ダナックも2018年のドミナスに100点を付けています。
ユニークなのは当初から灌漑なしで栽培をしていること。ナパではかなり珍しいです。また、有機栽培を行っています。そういう意味ではここも自然派と言えなくはないですが、自然派の文脈で語られることはほとんどないようです。
価格は5万円台~と、オーパス・ワンと同等クラス。評論家の評価で言えばこちらの方が上ですが。
3月に「ドルーアンが造る高評価のオレゴンピノが格安」という記事で紹介したドルーアンがオレゴンで作る「ローズロック」。ドルーアンといえばブルゴーニュからオレゴンに来たパイオニアですが、そこがエオラアミティヒルズに新たに作った畑が「ローズロック」です。
ここの2019年に評論家が軒並み高評価を付けているのです。
ワイン・アドヴォケイトではスタンダードのピノ・ノワールとゼフィリーヌ(Zephirine)というポジティブ・セレクションのピノ・ノワールがともに97点、シャルドネはマリゴールド(Marigold)というポジティブ・セレクションが97点で、なんとスタンダードのシャルドネが99点。ワイン・スペクテーターでもスタンダードのピノ・ノワールが95点、ジェームズ・サックリングもスタンダードのピノ・ノワールに94点を付けています。
3月の入荷分はものの2日ほどで売り切れてしまっていましたが、別のショップで今は50本ほども在庫があります。価格は税込み4000円台で、ワイナリー価格の35ドルと較べても今の円安で計算すると、むしろ安いくらい。超お買い得であるのは間違いありません。
ここの2019年に評論家が軒並み高評価を付けているのです。
ワイン・アドヴォケイトではスタンダードのピノ・ノワールとゼフィリーヌ(Zephirine)というポジティブ・セレクションのピノ・ノワールがともに97点、シャルドネはマリゴールド(Marigold)というポジティブ・セレクションが97点で、なんとスタンダードのシャルドネが99点。ワイン・スペクテーターでもスタンダードのピノ・ノワールが95点、ジェームズ・サックリングもスタンダードのピノ・ノワールに94点を付けています。
3月の入荷分はものの2日ほどで売り切れてしまっていましたが、別のショップで今は50本ほども在庫があります。価格は税込み4000円台で、ワイナリー価格の35ドルと較べても今の円安で計算すると、むしろ安いくらい。超お買い得であるのは間違いありません。