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Date: 2022/0627 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Twitterの中高年の知り合いが集まった「お達者クラブ」、北は青森、南は福岡からの参加で、思い出したかのようにときどきオンラインで、皆で同じワインを飲むワイン会をしています。今回からは若い女性も2人「介護役」として参加しました。
メンバーなどは安ワイン道場の「2022年6月:稽古日誌」に載っておりますのでここでは割愛。

今回はテーマワインを選んだのは私。選んだのは「オッド・ロット レッド・ブレンド 2019」です。


このワイン、プティ・シラーとプティ・ヴェルドのブレンドというちょっと珍しい(ほかにもありますが)構成。2000円台と比較的リーズナブルな価格で果実味豊か。ジューシーさをしっかりとした酸とタンニンが支えて、甘ったるい仕上がりにはなっていないところもいいワインです。

これを選んだ一番の理由は、プティ・シラーが中心であること。

カリフォルニアらしいブドウ品種というとジンファンデルを思い浮かべる人が多いと思いますが、ジンファンデルはイタリアのプリミディーボと同じ品種であることが判明しており、イタリアでプリミディーボのワインは結構作られているので、実はカリフォルニアの専売特許というわけでもありません。一方、プティ・シラーはシラーとプールサン (Peloursin)という品種を交配したもので、正式名称はデュリフ(Durif、開発した人の名前から取ったもの)。19世紀にフランスで作られた品種ですが、今はカリフォルニア以外ではごくごく少量しか作られていません。また、プティ・シラーは非常に色が濃く、タンニンも酸も豊富な品種で、昔から「歯を紫に染める」ワイン(日本でいうとお歯黒ですね)とも言われていました。そういう意味でも、ジンファンデル以上にカリフォルニア的なブドウではないかと思って選んだわけです。

また、このワインを作っている「シャイド・ファミリー」はモントレーのブドウ畑の約1割を持つ栽培家であり、近年は様々なコスパブランドで名を馳せています。畑はすべてサスティナブル、有機栽培認証も取ろうとしています。モントレーという産地や、シャイドのことも知ってほしいという気持ちで選んだワインです。

介護役の二人が、このワインでなく「カベルネ・ソーヴィニヨン+シラー」のもうひとつのオッド・ロットのワインを買ってしまったというお笑いの一幕もありましたが、せっかくの機会なので、上記のような話も勝手にプレゼンさせていただきました。

カベルネ・ソーヴィニヨン+シラーのワインについてはこちら(コミックのラベルが楽しいユニークなブレンド第2段、味もあなどるなかれ)。

ラベルもユニークでかわいいので、個人的にも気のおけない友人へのプレゼントなどに使わせていただいているワインです。





Date: 2022/0624 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋にフィールド・レコーディングスのピノ・ノワールが入荷しています。エレガント系ピノ・ノワールとしては極めてコスパ高く、個人的にはコロナ直前の2020年初頭から大プッシュしているワインでありワイナリーなのですが、今一つ扱いが増えないのを残念に思っていました。ようやく柳屋にも入った(以前からシャルドネとオレンジワインの「SKIN」は扱っていましたが)ので、これから人気が上がるのではないかと期待しています。

コスパがいいのも当然で、ワイナリー価格が25ドルですから、仮に1ドル130円としても3250円。消費税を入れたら3500円を超えます。それが税込み3000円そこそこで買えるのですから、にほんの価格はかなりがんばっているのです。

加えて、このワインのブドウの産地であるエドナ・ヴァレーは今でこそマイナー産地ですが、今後このあたりは注目されていくでしょう。今年はエドナ・ヴァレーを含む「SLO(スロー)コースト」AVAが認定され、これからは隣のアロヨグランデとともにSLOコーストとしてブランディングされていくことになると思います。カリフォルニアの中でも一番冷涼な産地であり、冷涼系がもてはやされる時代にマッチしています。


Date: 2022/0623 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ウメムラで「ザ・ペアリング」の5品種セットが送料込みで16856円と安くなっています。

NHK「あてなよる」でザ・ペアリングのソーヴィニヨン・ブランを激賞

この記事で取り上げたソーヴィニヨン・ブランも入っています。番組後はすぐに市場から消え去り、ようやく次の入荷が来ました。

ザ・ペアリングはスクリーミング・イーグルのオーナーがサンタ・バーバラに持つ2つのワイナリー「ヒルト(Hilt)」と「ホナタ(Jonata)」のセカンドワインという位置付けです。ヒルトはブルゴーニュ系の品種、ホナタはボルドー系やローヌ系を手掛けています。このセットにはヒルト系のピノ・ノワールとシャルドネ、ホナタ系のレッド(カベルネ・ソーヴィニヨン主体)、シラー、ソーヴィニヨン・ブランと、代表的な5つのワインが入っており、サンタ・バーバラの実力を比較的手頃な価格で体験できます。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【送料無料】ザ・ペアリング 飲み比べ 紅白5本セット
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Date: 2022/0620 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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オー・ボン・クリマ(Au Bon Climat)のフラッグシップのシャルドネ「ニュイ・ブランシュ・オー・ボージュ(Nuits-Blanches au Bouge)」。新ヴィンテージの2019年がリリースされ、Wassy'sに入荷しています。
独歩
毎年キャッチフレーズが付くこのワイン。2015年の「無二」、2017年の「唯一」と、このところ1年おきに日本語のキャッチフレーズが付いていましたが、2019年は「独歩」と三度日本語となりました。

昨年亡くなった創設者のジム・クレンデネンが日本好きで、コロナ前は年に数回来日するのが当たり前のほどだったほか、二人の子供イザベルさんとノックスさんも日本好き。イザベルさんは日本の漫画が大好きで日本語を勉強していましたし、ノックスさんは、この春まで日本で大学に通っていました。そういったこともあっての日本語キャッチフレーズですが、特に今回は二人がこれからワイナリーを引き継いでいく決意も表しているようです。

まだ若く、経験もほとんどない二人ですが、幸い周囲のワイナリースタッフは変わっていないようですから、ワイン造りもこれまで通り進み、二人も成長していくことだろうと思います。


Date: 2022/0617 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ハーラン・ファミリーの作るワインの中で最も安価なマスコット(Mascot)の最新ヴィンテージ2017年が国内に入荷しています。

ハーラン・ファミリーではハーラン・エステートを筆頭として、そのセカンドにメイデン(Maiden)があり、またナパの「グラン・クリュ」のカベルネ・ソーヴィニヨンの畑からテロワールを表現するワインを作るボンド(Bond)にはセカンドとして各畑のブレンドであるメイトリアーク(Matriarch)があります。

また、3つめのプロジェクト「プロモントリー(Promontory)」には「ピナルティマット(Penultimate)」というセカンドと思しきワインが2020年に追加されました。

一方、マスコットはハーランやボンド、プロモントリーの畑から若木のブドウを中心にして作ったもので、今や当主となったウィル・ハーランが、ハーランで働くようになって最初に手掛けたワインでもあります。日本に入り始めたころは4万円近くしましたが、現在は実売2万円程度からと価格もだいぶ下がっています。

実は前述のメイデンやメイトリアークは、輸入元の中川ワインでも現在ほとんど扱いがありません。畑の樹が成熟してきてセカンドに回るものが減り、輸出されなくなっているようです。ピナルティマットについては、そもそもメーリング・リストだけの販売と思われます。

マスコットは若木の成熟で味わいも当初より向上しています。おそらく収穫から5年以内の早飲みならば、ファーストのワインと比べても遜色ないのではないかと思います。実際、ハーランのセミナーではマスコットが一番おいしく感じたという人も珍しくありません。

個人的にはオーパス・ワンのセカンドワイン「オーバチュア」に3万円出すなら、マスコットの2万円の方がだいぶ魅力的に感じます。

円安がしばらく続きそうなことを考えても。今は買い時かもしれません。

トスカニーです。


Wassy'sです。ヴィンテージは2016。


ココスです。ヴィンテージは2016。


しあわせワイン倶楽部です。2016年。


カリフォルニアワインあとりえです。