ナパにロング・メドゥ・ランチというワイナリがあります。日本ではあまり知られていませんが,ナパのワインが高騰してしまった今,50ドル程度のカベルネの中では良質なものを作っているとパーカーの掲示板あたりでも評価されています。Wassy'sのメルマガにそこのことが載っており,僕もあまりよく知らなかったので,大幅に引用させていただきます(太字は引用者)。

まず、耳慣れない言葉ですよね、[メドゥ]Meadow:牧草地という意味です。そして、[ランチ]これはLunch:昼食ではありません。Ranch:大牧場、大農場を意味するんです。

そう、ここはワインだけを作っているのではなく、その広大な農地の中でブドウを栽培し、ワインも作っているんです。

そして、完全オーガニック。アメリカのオーガニック団体の認定も受けています。この牧草地の安全な草のみを食べて育った牛やにわとり(そしてその卵)は大人気で、アメリカ中の一流シェフがわざわざ指定してここの食材を使用する程です。超こだわり食材ってヤツですね。

何より私がびっくりしたのは、2005年に導入した、ソーラー・パワーシステム(太陽パワー)!!!なんと、650エーカーの農場に加え、ワイナリーの総ての電力をこの自家ソーラーシステムで賄ってるそうです。

農場や、ワイナリーって皆さんが思っている以上に電力を使用するんです!!(私も昔、働いていたヴィンヤードの電気代をどないかして安くあげられナイか悩んだもんです。)

そして、それだけじゃない、農場&ヴィンヤードで使う農機具の燃料は今話題のバイオ・オイル!!!(えーーー、知らへんのー?さぁ、すぐに検索してっっ!コレは知っとかなアカンよ。) ヴィンヤードの霜防止ヒーターも灯油は使わずプロパンを使う念の入れ様!

また、野生の動物保護にも力をいれ、広大な敷地内では鷲やコヨーテきつねやアライグマなどが見られるそうです。スゴイなそれ!

日本ではイマイチ知名度の低いこのワイン(あ。言うたらあかんかった?)ですが、アメリカの有名シェフ達にはとにかく大人気なのです。

美味しい農園でそだったブドウから作るワインは美味しいです。この逆はありえませんから。

では、ここで元オーガニック農婦からのお願い。自分で環境保護の運動を始めるのは面倒かもしれません。でもこういった活動をしてる人達のワインを楽しむ事で環境保護に参加してる事になるんです。そして働いてる人達がそれを励みにがんばるものなのです。オーガニック農業とかしんどいからねぇ(T_T)

ワインに付いて言えば,前述のようにカベルネは50ドル程度の価格帯の中では高く評価されており,ランチハウス・レッドというカベルネブレンドも19ドルという価格で「上級デイリーワイン」として評価されています(CellarTrackerの検索結果)。そして,Wassy'sの値段もほぼ現地価格の2280円。ソーヴィニヨンブランもワイナリ価格が18ドルのものが2100円。

話題の「ビオディナミ」ではありませんが,良心的な生産者に,良心的な価格の「自然派ワイン」。いいのではないかと思います。僕もポチッとしました。