シュレーダーやリヴァース・マリーなどで知られるトーマス・リヴァース・ブラウンが新たなカベルネ・ソーヴィニヨンのワイナリーを始めました。ワイナリーの名前はDorsey(ドーシー)。オリジナルのト・カロン・ヴィンヤードの一部だったデタート家の畑のカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フランを使っています。
Dorsey

デタートの畑はト・カロン・ヴィンヤードを作ったハミルトン・クラブが1891年に買い足した区画の中に入っています。ト・カロンを後に購入したマーティ・ステリングの未亡人が一部をデタート家に売却しており、それが現在のデタート(Detert)とマクドナルド(Macdonald)の畑になっています。
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歴史的にはト・カロンと名乗れるところにある畑ですが、ト・カロンの商標をコンステレーションブランズが所有するため、その名前は使えず、DetertとMacdonaldがそれぞれそのワイナリーとしてワインを造っております。近年はマクドナルドのカベルネ・ソーヴィニヨンは極めて入手困難になっており、デタートのカベルネ・フランも非常に高く評価されています。

デタートとマクドナルドは元々ブドウをロバート・モンダヴィに売っており、コンステレーションブランズに代わってからもそれが続いていましたが、コンステレーションとの契約が終了したことにより、トーマス・リヴァース・ブラウンが買えるようになったそうです。「ここのフルーツを入手できるのは本当に素晴らしいことだ」と、トーマスは語っています。ちなみに、トーマス以外にボンド、ヘレン・ケプリンガー、ファヴィア、ベッドロックも顧客になったそうです。ボンドの6番目の畑はここになるのか、など興味は尽きません。

ドーシーのカベルネ・フランは既にワイン・スペクテーターで非常に高い評価を得ています。190ドルですから仮に日本に入ってきたとしても5万円程度にはなるでしょう。高嶺の花ではありますが、気になるワインです。私の知る限りではトーマスのカベルネ・フランは初めてではないかと思います。
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