Constellation Wines U.S.が2005年に行った調査によると,まだ大多数のコンシューマーはワインに対して「呆然としてしまう」(overwhelmed)だそうです。

この調査「Project Genome」は1万人にもおよぶコンシューマーを18ヶ月にわたって調べたもので,NielsenのHomescanという技術を使って,ユーザーが買ったものを記録して分析しました。その結果としてコンシューマーを6種類に分類したのが次のグラフです。
人数比

ここで呆然型(overwhelmed)としてコンシューマーはスーパーなどに行くとワインの種類の多さにどうしたらいいかわからなくなってしまうタイプ,次のイメージ追求型(image seeker)はワインをステータス・シンボルだと捕らえており,Merlotを好む傾向があります。男性やミレニアル世代(1977年以降生まれ)はここに入ることが多いとか。

次の伝統派(traditionalist)は有名なブランドやワイナリのワインを飲みたがる人。底値追求型(savvy shopper)はクーポンなどを駆使して少しでも安くワインを買おうとするタイプ。飲めればいい型(satisfied shipper)はワインを日常的な飲み物だとして,がぶ飲みするタイプ,最後のエンスー(enthusiast)はいわゆるマニア層。

先ほどのグラフはこれらのタイプを人数別に見たものですが,購入するワインの本数で見ると次の図のようになります

本数比
人数比とは逆にエンスー層が一番多く買っています。

より詳しい結果はワイナリのサイトから見られます