「ワイン飲んでいない」と書きながら,ちょっとずつは飲むこともあり,忘れきらないうちに書いておきます。ピノ2種とソヴィニョン・ブラン1種ですが,カリフォルニアは一つもなく,ニュージーランドが二つとオレゴンが一つ。

まだ暑かったころ飲んだのがニュージーランドはイザベル(Isabel)のソヴィニョン・ブラン。ソヴィニョン・ブランとしては比較的リッチは味わい。樽香も少しですが感じられます。悪くはないんだけど,ソヴィニョン・ブランに僕が求めているものとはちょっと方向性が違う感じ。これが好きって人もいると思います。あくまでも趣味の問題。

ちなみに↑で紹介したピノノワール・オンライン(Wassy'sの別館の一つ)は送料無料で10月中はポイント10倍。お徳です。

次はオレゴンのA to Z(エイ・トゥ・ゼット)のピノ2006。これはFood&Wine誌で20ドル以下のピノノワールとしてベストになったワインです。
味わいはやや薄め。タンニンが意外と強く,ちょっといがらっぽい感じがありました。個人的にはもうちょっと果実味がしっかりしている方が好みです。


最後はニュージーランドのLawson's Dry Hills(ローソンズ・ドライ・ヒルズ)のピノ2005。巷ではWine Advocate誌で94点(レビュアはRobert ParkerではなくNeal Martinです。お間違いのないように)を取ったパリサーが人気のようですが,ローソンズ・ドライ・ヒルズも90点です。Neal Martinのコメントは
The 2005 Pinot Noir has a very fragrant, well-defined nose with floral notes: rose petals, cherry, wild strawberry and hedgerow. The palate is medium-bodied with good acidity, just a faint touch of astringency but overall this is well-balanced, taut, harmonious with lovely crunchy cherry and plum on the finish. Excellent.

これは,おいしいです。香りが華やかで果実味もあり,適度な酸が全体を支えます。「安旨」で紹介したデルタやカリーなどとは明らかに一線を画す出来。お勧めです。