米国のワインと料理の雑誌Food & WineがAmerican Wine Awards 2008を発表しました(American Wine Awards 2008 | Food & Wine)。

* Importer of the Year
* Outstanding Sparkling Wine
* Best Wines for Under $20
* Winemaker of the Year
* Best Wines for Over $20
* Best New Winery

以上,六つの項目に分かれています。

20ドル以下のワインでは
シャルドネ 2007 Foxglove($15)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Brander Santa Ynez Valley($15)
ピノ・ノワール 2006 A to Z Wineworks Oregon($18)
メルロー 2005 Raymond R Collection($15)
カベルネ・ソヴィニョン 2005 Columbia Crest H3($15)
ジンファンデル Edmeades Mendocino County($18)
シラー 2006 Qupé Central Coast ($16)
が選ばれています。

この中ではA to Zのピノは日本でも割と入手しやすいと思います。価格は2000円台後半から3000円ちょっとというところ。RaymondのRやColumbia CrestのH3というのは初めて聞いた名前。新しいブランドのようです。キュペのシラーも日本で見ますが,もっと上のものが中心だと思います。

一方,20ドル超のワインでは
シャルドネ 2005 Ramey Ritchie Vineyard ($65)
ソヴィニョン・ブラン 2007 Cliff Lede Napa Valley ($22)
ピノ・ノワール 2005 Talley Vineyards Rosemary’s Vineyard ($70)
メルロー 2005 Shafer Napa Valley ($45)
シラー 2006 Tensley Colson Canyon Vineyard ($38)
ジンファンデル 2005 Bella Lily Hill Estate ($36)
カベルネ・ソヴィニョン 2004 Harlan Estate ($600)
ボルドー・ブレンド 2005 Dominus ($129)

シェイファーのメルローは定番ですね。メルローはあまり飲みませんが,これは数少ない安心して飲めるメルローの一つです。日本での価格も昔より少し安くなりました。

600ドルのハーランが入っているのはちょっと違和感を感じるところ。ほかのが比較的入手が難しくなさそうなところで一つだけ異彩を放っています。これと比べるとドミナスはむちゃくちゃ安いですね。例えばWine Advocate誌の2003~2005のレイティングだけで比べるとHarlanが95,98,96+なのに対し,Dominusは95,94,96。大して変わりません。日本にはヴィンテージによって入ったりはいらなかったりのようで,2005は今のところ入っていなさそうです。

このほかの賞ではベスト新ワイナリに「Breggo Cellars」が選ばれています。ここはMendocinoのAnderson Valleyに2004年に作られたワイナリでピノ・ノワールやピノ・グリ,ゲヴェルツトラミナーなどを作っています。当初は自社畑を使うつもりだったのが,ブドウが育つのを待ちきれずに,さまざまな著名な畑と契約してワイン作りを始めたそうです。WAなどでも高い評価を受けています。

また,Winemaker of the YearはCelia Masyczek。SF Chronicle誌の次世代カルトでも取り上げられたDR Stephensのほか,既にメーリング・リストの待ち行列に入るための待ち行列があるというScarecrowやCornerstoneなど,のワインメーカーを務める女性です。難しい名前ですが「マーチェスキー」と発音するのが正しいそうです。勉強になりました。