新潟県にワイナリ「カーブドッチ」を持つ落希一郎さんの書いた本。ワイナリ名は「落のカーブ」という意味です。

ドイツに留学し,ワイン専用のブドウだけを使ったワイナリを作ることを目標にし,それを実現する話が書かれています。ワイナリ作りはお金がかかることであり,資金集めがある意味一番のポイントだったわけですが,その熱意に加え,「苗木オーナー制」によって一般ユーザーからの資金も集めた点,前の記事で書いた「寄付金集め」に通じるところがあります。

単に畑とワイナリを作るだけでなく,テイスティング・ルームやレストランなどを併設して,観光にも応えられるようにしたことなどはカリフォルニア,特にナパのワイナリを大分参考にしたとのことです。

将来はこの地域にワイナリを増やして協力していきたいというあたりもナパなどを念頭においてのもの。期待したいです。