Silicon Valley Bankが作成したワイン業界レポートによると,米国におけるワイン価格の上限は,今回の不況以降50ドルになっているとのことです。
"The era of the US$100-plus bottle may be over"

US wineries must adjust to new $50 ceiling: report - decanter.com - the route to all good wine

ワイン業界がこれまでずっとターゲットにしてきたのはいわゆる「ベビー・ブーマー」世代。第二次世界大戦後,1960年代半ばまで(僕も入ってますね,^^;)に生まれた世代です。

2008年からの不況はこの世代を直撃し(分かります,^^;;),50ドルのワインでさえ通常の購入では論外の域に達してしまったといいます。

この状況に対応するため,ワイナリは40ドル以下の領域にもっと力を注ぐべきだとしています。

これまでいろいろなことを言われつつも基本的には値上げ方向にしか動いていなかったカリフォルニアのワイン業界。今度こそは本当に方向展開するのでしょうか。