カリフォルニア・ワイントピアの著者であるW. Blake Gray氏がブログでマクマニス・ファミリーについて書いています

McManis Familyのワインは日本では1000円台の半ば,米国では10ドル前後で売られています。Galloなどのナショナル・ブランドが力を入れる激戦地です。常識的に考えて大量生産がコスト削減につながり,品質確保にもつながるため大企業が有利な領域ですが,マクマニス・ファミリーは家族経営のワイナリでありながら,他ブランドに見劣りしないワインを作っています。

McManis Family

写真を見てもいかにも農夫の一家という感じです。個人的にはお母さんの二の腕の太さにしびれました(笑)。

ファミリーの本拠地はセントラル・ヴァレーのRipon。こことそこから少し北に位置するLodiのブドウを主に使ってワインを作っています。65%が自社畑,35%が購入ブドウだとのこと。作っているワインが赤6種,白2種でカベルネの生産量が11万ケースということなので全体ではおそらく50万~100万ケースといったところでしょう。

ブレイク氏の記事によると白はいまいち,赤は全般によく,特に2008年はMerlotがよかったとのこと。Merlotの評価が90点で,Pinot Noirが88点なので,ピノも悪くなさそうです。「この3倍以上の価格でもっとずっとまずいピノを飲んだこともある」とブレイク氏は書いています。


メルロー飲んでみたいと思ったのですが,残念ながら売り切れのようです。カベルネとピノは試してみたいです。