昨年辺りから,カリフォルニア中部のPaso Robles周辺のワインの話をよく聞くようになってきました。先日も,その旨書いていますが,地元でもその実感はかなりあるようです。San Luis Obispo(この辺りの中心の市の名前であり郡の名前でもあります)のTribune紙に2006年のトップ6ニュースが取り上げてありました。
"— and the region has received a lot of national attention, and it looks like that trend will continue into 2007."

San Luis Obispo Tribune | 01/05/2007 | SLO County’s top wine stories of 2006

それによると,1位がそのものズバリで「パソの台頭」。California Wine Club(CWFCではありません)で"the next up-and-coming California wine region"に選ばれ,この6年間でワイナリ数が4倍の200になるなど急成長は明らかです。以下,2位がAVAが認知されてきたこと,3位は荒天,4位は収穫が減ってむしろ収入的にはプラスになりそうなこと,5位はローヌ系ワインの台頭,6位は次世代ワインメーカーの続出,となっています。3,4位を除くとどれもこの地域への注目が集まっていることを裏付けています。

なお,この地域の注目のワイナリとしては,ここでも何回か取り上げているSaxum,パーカーの本にも載っていたAlbanのほかRobert Hall, Denner and Eagle Castleなどが記事に取り上げられています。覚えておくといいかもしれません。