ソノマのセゲシオもワイナリを売却,ワイナリの世代交代は難しいのか?
Wine Spectator誌によると,ジンファンデルで有名なソノマのワイナリ「セゲシオ(Seghesio)」がCrimson Wine Groupに売却されたそうです(Exclusive: Seghesio Family Sells Their Historic Winery | News | News & Features | Wine Spectator)。
ワイナリ設備やブランド,畑,ワインの在庫とほぼすべてが売却されたもよう。ただし,セゲシオ家のメンバーは基本的にワイナリに残ってこれまでどおりの業務をするそうです。
セゲシオ家はソノマではFoppianoに次ぐ古さの家族経営ワイナリでした。Edoardo Segeshioがソノマに来たのは1886年,1895年に自社畑を持ち,2002年に最初のワインを作っています。ただし,1990年代末にいたるまで,基本的には安ワインだけを作っており,1995年に400万ドルの追徴課税を払わなければいけなくなって,初めて品質に目を向けたのだといいます。その後,古木のZinfandelで頭角を表し,今ではWine Spectator誌の年間トップ100常連であり,日本でも人気のあるジンファンデルとなっています。
家族の名前がついたワイナリを手放すというのは,よほどの決断だろうと思いますが,2004年のRobert Mondavi,2007年のDuckhorn,2008年のSebastianiと近年はよく見られるようになりました。
世界的な競争の激化や,相続税の高さなどが家族経営のワイナリを手放す背景にあるようです。
セゲシオのジンファンデルはお勧めです。
ワイナリ設備やブランド,畑,ワインの在庫とほぼすべてが売却されたもよう。ただし,セゲシオ家のメンバーは基本的にワイナリに残ってこれまでどおりの業務をするそうです。
セゲシオ家はソノマではFoppianoに次ぐ古さの家族経営ワイナリでした。Edoardo Segeshioがソノマに来たのは1886年,1895年に自社畑を持ち,2002年に最初のワインを作っています。ただし,1990年代末にいたるまで,基本的には安ワインだけを作っており,1995年に400万ドルの追徴課税を払わなければいけなくなって,初めて品質に目を向けたのだといいます。その後,古木のZinfandelで頭角を表し,今ではWine Spectator誌の年間トップ100常連であり,日本でも人気のあるジンファンデルとなっています。
家族の名前がついたワイナリを手放すというのは,よほどの決断だろうと思いますが,2004年のRobert Mondavi,2007年のDuckhorn,2008年のSebastianiと近年はよく見られるようになりました。
世界的な競争の激化や,相続税の高さなどが家族経営のワイナリを手放す背景にあるようです。
セゲシオのジンファンデルはお勧めです。