Andrew MurrayといえばSanta Barbaraでローヌ系品種のワインを作る草分け的存在。さらには19歳(!)のときからワインを造っているという神童ぶりでも知られているようです。そんなAndrew Murrayが35歳にして大きな岐路に立っているという記事です。
"For Andrew Murray, 35, of the eponymous vineyard in Santa Barbara County, the answer is to lose the farm, flirt around with new vineyards and train for a triathlon. Oh, and make even better wines."

Man, 35, seeks grapes for serious relationship / Central Coast winemaking whiz kid Andrew Murray splits from his parents and strikes out on his own
もともとAndrew Murrayの両親はLAでレストラン・チェーンを経営していたのを引き払ってブドウ作りを始めたそうです。それがブドウ作りからも引退したくなったというのが今回の岐路の発端。これまで自社畑を中心にワインを作っていたのですが,この機会に畑を売ってしまい,全部購入するブドウに切り替える決断をしました。

2006年ヴィンテージは「元」のエステートの畑のブドウを主に使いましたが,2007年からはそれもやめ,完全に外部の畑にするとのこと。Andrew本人には,ブドウ作りに煩わされることなく,ワインに専念したいという気持ちがあるようです。

Andrewの半生をつづったこの記事,読みやすくなかなか面白いです。一度目を通すことをお勧めします。