SFクロニクル紙が2012年の年間トップ100ワインを発表しました(Introduction - SFGate)。赤はカベルネ+メルロー、ピノ・ノワール、ローヌ系、ジンファンデルその他の4分野、白がシャルドネ、ソヴィニョン・ブランその他、ロゼ、スパークリングの計8分野からなります。このほか、おまけで「30ドル以下のワインのコーナー」があります。


記事では、ライターのJon Bonnéが「今がアメリカのワインを飲む一番いい時期だ」と書いています。確かに、これまでよりも多様なワインが選ばれているような感じを受けました。

例えばピノ・ノワールでは21本中6本がオレゴン、カリフォルニアのAnderson Valleyから4本と、冷涼な地域のワインが多く選ばれていたり、シラーではワシントン州やSierra Foothillsといった地域のワインが入っていたり、カベルネ/メルローでナパのワインは半分弱にとどまっていたり、などいろいろな地域のワインが選ばれています。

いくつか気になったワインをピックアップしておきます。
2009 Hess Collection Allomi Napa Valley Cabernet Sauvignon ($28, 14.4%)
ヘスの安価なワインです。
2009 Kapcsandy Family State Lane Vineyard Estate Cuvee Yountville Cabernet Sauvignon ($135, 13.1%)
キャプサンディの話は先日書きました
2009 Ridge Monte Bello Santa Cruz Mountains Red ($150, 13.5%)
いまさら説明不要なワインが、あえて選ばれているというのに凄みを感じます。「今まで飲んだカリフォルニアワインの中でベストの1つ」と
2010 Seghesio Home Ranch Alexander Valley Zinfandel ($38, 14.8%)
セゲシオのホーム・ランチ、いいですね
2010 Ghostwriter Santa Cruz County Pinot Noir ($30, 13.5%)
全然知らないワイナリです。安いですね。Santa Cruzは一番気になる地域です
2010 Stoller JV Estate Dundee Hills Pinot Noir ($25, 13.2%)
オレゴンのピノ、安いですね
2010 Sandler Connell Vineyard Bennett Valley Syrah ($20, 11.6%)
August Westのエド・カーツマンさんのワインです
2011 Spottswoode Sonoma-Napa Counties Sauvignon Blanc ($36, 14.1%)
これも有名過ぎるワインですが、それでもなお選ばれているというのは美味しすぎるということでしょう
2011 Turley Napa Valley White Zinfandel ($19, 11.2%)
Turleyがホワイト・ジンファンデル作っているとは知らなかったです
2010 Varner Spring Ridge Vineyard Home Block Santa Cruz Mountains Chardonnay ($44, 13.4%)
Varner(Neely/Foxglove)のワインはやはり注目です。安ワインコーナーでもFoxgloveが選ばれていました