前の記事で、ShaferのHillside SelectがWine Advocateの評価で3ヴィンテージ連続の100点になったと紹介しました。

ほかにカリフォルニアワインで3連続ヴィンテージ100点の「スリーピート」がないかどうか調べてみたところ、ありました。2ワイナリで3つのワインです。

1つはなんと、これも昨日紹介したLokoyaのMount Veeder Cabernet Sauvignon。2001から2003まで、10年回顧のテイスティングで100点を取っています。LokoyaはKendall-JacksonのJackson Family傘下のワイナリ。同傘下ではVeriteも計7回の100点を取っており、活躍が目立ちます。

ほかの2ワインはいずれもSchrader。Old SparkyとCCSが2006年から2008年まで3ヴィンテージ連続です。

で、スリーピートが最高かと思ったら違いました。4ヴィンテージ連続というのがあります。Sine Qua Nonのシラーです。
2003 The Inaugural、2004 Poker Face、2005 Atlantis Fe 203、2005 The 17th Nail In My Cranium、2006 A Shot in the Dark
ここのワインは毎年名前が変わるので分かりにくいのですが、これらは基本的にEleven Confessions Vineyardという畑のブドウを中心としたシラーです。ただ、ちょっと微妙なのは、2004はいくつかの畑のブレンドになっている点です。また、2002年のJust For The Love of Itも100点なのですが、これはAlban、Bien Nacido、Stolpmanの畑ということでEleven Confessionsが含まれないので外しました。

ちなみに、ワイナリ別に見ると、最多がSine Qua Nonの13回。上記シラーの6種のほかグルナッシュが4回(うち1回はグルナッシュとシラーのブレンド)、デザートワインが3回です。

それに続くのがHarlan/Bondの9回(うちHarlanは5回)。Schraderの8回。Veriteの7回、Abreu、Colginの6回、Marcassinの5回(いずれもシャルドネ)となっています。