ワインの劣化として代表的なのがブショネ。コルク臭と呼ぶこともあります。カビ臭いとか、湿った新聞紙のような、などと形容される臭いですが、これが本当の臭いではないという研究結果を大阪大の竹内裕子助教らが発表したそうです(ワインのカビ臭さ、嗅覚遮られる不快感だった? : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞))。

ブショネの原因となる物質は分かっていて、2,4,6-トリクロロアニソール、通称TCAといいます。ただ、ブショネの臭いはこの物質の臭いそのものではないそうなのです。

TCAは「においを神経に伝達する機能を抑え込み、においを感じ取れなくしている」とのことで、これによって不快な臭いがあるように感じられるそうです。

参考記事: 【保存版】ブショネのワインを救う方法