楽天モバイルで格安スマホ/格安SIM初体験記その3――格安スマホはiPhoneを置き換えられる?
楽天モバイルで格安スマホ/格安SIM初体験記その1――格安SIM/格安スマホって何?選択のポイントは?
楽天モバイルで格安スマホ/格安SIM初体験記その2――格安スマホの設定は案外簡単だった
楽天モバイルのSIMカードでZenFone5を使い始めて10日間ほど経ちました。これまでiPhoneしか使っていなかったのを、原則としてZenFone5を使うようにしてきました。これまでの状況を報告します。
視点は2つ。1つは、格安のAndroid機はiPhoneの代わりとしてどこまで使えるか、という視点。もう1つは楽天モバイルの月間2.1Gバイト(3日間で360Mバイト)という制限はどれだけ使い物になるか、という視点。
まず、前者についてですが、これまで使った範囲ではZenFone5、合格です。この10日間でやったことをざっと挙げると、
・FacebookやTwitterといったSNSの閲覧と書き込み
・GmailやExchangeのメール閲覧と送信
・グーグルマップを使ったカーナビ
・Dモーニングでコミックを読むこと
・ラジオ番組のポッドキャストを聴くこと
・KoboやKindleのアプリで電子書籍を読むこと
・食べログの検索
・クックパッドでレシピ検索
・写真を撮ってSNSにアップ
・YouTubeで動画を閲覧
・ランニングをGPSでトラッキング
・電車の時刻表を検索
・天気予報を閲覧
・日経電子版やSmartNewsなどニュースを閲覧
など。ゲーム系はあまりやりませんが、それ以外は割と普通なのではないかと思います。
ほとんどのもので、iPhoneで使っているアプリがAndroidでもあったので、20個ほどアプリをダウンロードしたら、概ねiPhoneで普段やっていることができるようになりました。
ちょっと手こずったのが通知関係で、iPhoneのように設定のところに集約されていないので、アプリごとに設定する必要がありました。最初はミュートにする方法がわからず、音が出る通知を全部削除してしまうなど、試行錯誤も数多くありました。今でもまだ最適な設定を探っているところです。
ただ、今のところすべてを乗り換えるところまでには至っていません。1つはこれまでのiPhoneのアプリ資産。7年も使っていると有料アプリも数多くあり、1000円を超えるアプリもいくつか入っています。辞書が代表的。これらをむざむざ捨ててしまうのはもったいないし、Androidで高価なアプリを買うのも、二重投資のようで気が進まないので、今のところZenFone5には辞書アプリは入れていません。
格安スマホに変えるときに限りませんが、これまでキャリア(通信事業者)のメールアドレスを使っている人は、使えなくなるので要注意です。キャリアのメールアドレスとは、ドコモだったらdocomo.ne.jp、auだったらezweb.ne.jpで終わるようなアドレスです。
格安SIMのサービスではメールアドレスはついてこないので、自分でgmailなどのアドレスを用意しておく必要があります。
もっとも、この問題はMNPでキャリアを変えるときにも発生するので、既にキャリアのメールアドレスは使っていないという人も結構いるでしょう。僕の場合もキャリアのアドレスは、普段使っていないので、そこは乗り換えの障壁にはなりません。こういう事態に備えて、ひごろから、キャリアのアドレスは使わず、gmailなどを使うようにすることをお薦めします。
ただ、サービスの中にはキャリアのアドレスがないと困るようなものもあるかもしれません。そういったサービスを使っている場合は格安スマホへの乗り換えはやめたほうがいいでしょう。
もう1つ面倒なのがLINEです。Facebookなど、多くのWebサービスはiPhoneでもAndroidでもIDとパスワードを入力すれば、並行して利用できますが、LINEは2台以上で同じアカウントを使えないのです。
完全に乗り換えてiPhoneでは元のアカウントを使わないというのであれば、いいのですが(その場合もメールアドレスを登録しておく必要はあります)、並行して使いたい場合は困ります。
僕の場合もiPhoneで今のアカウントが使えなくなるのも嫌なので、仕方なくAndroid用に新しいアカウントを取得しました。ただ、ここにも問題があります。
1つはSMSの受信です。LINEでアカウントを取るときはSMSで4桁の数字を受け取って入力する必要があります。今回はSMSがあるサービスなので問題なかったのですが、データオンリーのSIMでSMSが使えないと困ります。
もう1つは年齢認証です。LINEは年齢認証にドコモやauなどのキャリアを使うのです。これをクリアできないと、IDを検索して友達になることができません。すぐ近くにいる場合はQRコードなどで友達になれますが、遠隔地の人と友達になるのはちょっと面倒です。既存のアカウントを含めたグループを一回作ってから友達になる、などの手順が必要になります。
なお、LINEの年齢認証は、一回クリアすれば機種を変えても大丈夫なので、どこかで余っている携帯電話回線があれば、それを使って最初にアカウントを取得して、そこから格安スマホに変えるといった方法もあります。
このようにLINEはいろいろと面倒ではありますが、とりあえず使えないわけではないので、格安スマホを使えない理由とまではならないでしょう。
長くなりましたので、楽天モバイルがどれだけ使えるかは次の記事に回します。
なお、今回のZenFone5および楽天モバイルのSIMカードは楽天モバイルのモニターとして無料で利用しております。
楽天モバイルで格安スマホ/格安SIM初体験記その2――格安スマホの設定は案外簡単だった
楽天モバイルのSIMカードでZenFone5を使い始めて10日間ほど経ちました。これまでiPhoneしか使っていなかったのを、原則としてZenFone5を使うようにしてきました。これまでの状況を報告します。
視点は2つ。1つは、格安のAndroid機はiPhoneの代わりとしてどこまで使えるか、という視点。もう1つは楽天モバイルの月間2.1Gバイト(3日間で360Mバイト)という制限はどれだけ使い物になるか、という視点。
まず、前者についてですが、これまで使った範囲ではZenFone5、合格です。この10日間でやったことをざっと挙げると、
・FacebookやTwitterといったSNSの閲覧と書き込み
・GmailやExchangeのメール閲覧と送信
・グーグルマップを使ったカーナビ
・Dモーニングでコミックを読むこと
・ラジオ番組のポッドキャストを聴くこと
・KoboやKindleのアプリで電子書籍を読むこと
・食べログの検索
・クックパッドでレシピ検索
・写真を撮ってSNSにアップ
・YouTubeで動画を閲覧
・ランニングをGPSでトラッキング
・電車の時刻表を検索
・天気予報を閲覧
・日経電子版やSmartNewsなどニュースを閲覧
など。ゲーム系はあまりやりませんが、それ以外は割と普通なのではないかと思います。
ほとんどのもので、iPhoneで使っているアプリがAndroidでもあったので、20個ほどアプリをダウンロードしたら、概ねiPhoneで普段やっていることができるようになりました。
ちょっと手こずったのが通知関係で、iPhoneのように設定のところに集約されていないので、アプリごとに設定する必要がありました。最初はミュートにする方法がわからず、音が出る通知を全部削除してしまうなど、試行錯誤も数多くありました。今でもまだ最適な設定を探っているところです。
ただ、今のところすべてを乗り換えるところまでには至っていません。1つはこれまでのiPhoneのアプリ資産。7年も使っていると有料アプリも数多くあり、1000円を超えるアプリもいくつか入っています。辞書が代表的。これらをむざむざ捨ててしまうのはもったいないし、Androidで高価なアプリを買うのも、二重投資のようで気が進まないので、今のところZenFone5には辞書アプリは入れていません。
格安スマホに変えるときに限りませんが、これまでキャリア(通信事業者)のメールアドレスを使っている人は、使えなくなるので要注意です。キャリアのメールアドレスとは、ドコモだったらdocomo.ne.jp、auだったらezweb.ne.jpで終わるようなアドレスです。
格安SIMのサービスではメールアドレスはついてこないので、自分でgmailなどのアドレスを用意しておく必要があります。
もっとも、この問題はMNPでキャリアを変えるときにも発生するので、既にキャリアのメールアドレスは使っていないという人も結構いるでしょう。僕の場合もキャリアのアドレスは、普段使っていないので、そこは乗り換えの障壁にはなりません。こういう事態に備えて、ひごろから、キャリアのアドレスは使わず、gmailなどを使うようにすることをお薦めします。
ただ、サービスの中にはキャリアのアドレスがないと困るようなものもあるかもしれません。そういったサービスを使っている場合は格安スマホへの乗り換えはやめたほうがいいでしょう。
もう1つ面倒なのがLINEです。Facebookなど、多くのWebサービスはiPhoneでもAndroidでもIDとパスワードを入力すれば、並行して利用できますが、LINEは2台以上で同じアカウントを使えないのです。
完全に乗り換えてiPhoneでは元のアカウントを使わないというのであれば、いいのですが(その場合もメールアドレスを登録しておく必要はあります)、並行して使いたい場合は困ります。
僕の場合もiPhoneで今のアカウントが使えなくなるのも嫌なので、仕方なくAndroid用に新しいアカウントを取得しました。ただ、ここにも問題があります。
1つはSMSの受信です。LINEでアカウントを取るときはSMSで4桁の数字を受け取って入力する必要があります。今回はSMSがあるサービスなので問題なかったのですが、データオンリーのSIMでSMSが使えないと困ります。
もう1つは年齢認証です。LINEは年齢認証にドコモやauなどのキャリアを使うのです。これをクリアできないと、IDを検索して友達になることができません。すぐ近くにいる場合はQRコードなどで友達になれますが、遠隔地の人と友達になるのはちょっと面倒です。既存のアカウントを含めたグループを一回作ってから友達になる、などの手順が必要になります。
なお、LINEの年齢認証は、一回クリアすれば機種を変えても大丈夫なので、どこかで余っている携帯電話回線があれば、それを使って最初にアカウントを取得して、そこから格安スマホに変えるといった方法もあります。
このようにLINEはいろいろと面倒ではありますが、とりあえず使えないわけではないので、格安スマホを使えない理由とまではならないでしょう。
長くなりましたので、楽天モバイルがどれだけ使えるかは次の記事に回します。
なお、今回のZenFone5および楽天モバイルのSIMカードは楽天モバイルのモニターとして無料で利用しております。