ボニー・ドゥーンのランドール・グラームと言えば、カリフォルニアでいち早くローヌ系品種を始めるなど、さまざまな面でパイオニアとなってきました。また、その常識にとらわれない姿勢は唯一無二とも言えます。

randall grahm

そのランドール・グラームが新たに始めようとしているのが1万種の新しい品種を育てて、そこから次世代のグラン・クリュとなるようなブドウを見つけようというプロジェクト。

例えば、旱魃に強かったり病害に強かったり、あるいはとにかく味が良かったりといった品種を見つけるのが目的です。

畑の場所はカレラのあるホリスターからほど近いサン・ホアン・バティスタの近辺。ランドール・グラームはそこにポープルシュームという畑を作っています。
ポープルシューム

ただ、現在のところ、開発に必要な費用が賄えないというのが問題になっており、そこでインディゴーゴーというクラウド・ファンディングのサイトで出資者の募集を始めました(POPELOUCHUM VINEYARD: 10,000 GRAPES FOR A NEW WINE | Indiegogo)。

出資額は最低5ドルから。75ドル~100ドルの出資では、新しい品種に自分の名前が付けられて、その品種のカッティング(挿し木用の枝)がもらえるといった特典があります(75ドルのものは既に募集定員に達しています)。このほか250ドルでリリース・パーティに参加できる特典だったり、800ドルでポープルシュームでの4人のディナーが食べられる特典などがあります。

なお、プロジェクトには約10年を見込んでいます。

最後にランドール・グラームからのメッセージをご覧ください。