Crushpadが注目される今日このごろ,ワイナリを持つのか持たないのかというのに関係ある記事がたまたま二つありました。1つは,設備を持たないで「ワイナリ」ができることが,カリフォルニアワインのこの10年の発展を支えてきたというような話。米国では一般に「Custom Crash」(Crushpadもこの1つという見方もあります)と呼ばれている施設を使うことで,畑を持たない「Vineyards」,ワイナリを持たない「Winery」が成り立っています。

もう1つは,Napaに「(リアルの)ワイナリを持ちたい」という人のための「ガレージスト」ができるという話。最大12個のワイナリが入れるそうで,なんとなくロンポックの「ワインゲットー」を意識しているのかな,という気がしました。こちらは3500~6500スクエアフィート(約325~600平米)で,テイスティング・ルーム兼販売所としても使えるとのこと。場所はAmerican Canyonでナパ空港の少し南になるようです。

ちなみに月額年額レンタル料は1スクエア・フット当たり2.5ドルとのことで,3500スクエアフィートで約9000ドル,100万円を超えます。正直言って,こんな辺鄙なところでこれだけかかるということはやはりワイナリを持つというのは大変だなあと思いました。

《追記》コメント欄でshinさんに教えていただいたように,レンタル料は月額ではなく,年額でした。その後ろも書き直そうかどうか悩んだのですが,年額100万円でも場所を考えたらやっぱり結構高い気がしたので,そのままにしました。