ドミナス(Dominus)の国内現行ヴィンテージが2009年になっています。米国では2012年までリリースされているので、なぜ3年分隔たりがあるのか不思議ですが、インポーターの意向なのでしょう。少しでも熟成してから出荷したいということなのでしょうか。

前ヴィンテージの2008年はWine Advocate誌で99点という高い評価であったのに、国内の価格は最安で1万6000円台と、とても割安なワインでした。2009年も引き続き97点という高い評価ですが、価格は税込みで2万2000円~と上がっています。

ただ、次の2010年は同誌で初の100点を取っており、値段はさらに上がるか、あるいは国内ではスキップされるでしょう。

難しい年となった2011年は打って変わって89点(ただし、パーカーは、このヴィンテージの中では成功していると書いています)。2012年は99点、2013年は2度目の満点となっています。

ポイントが極端に上下しているので今後の予測は難しいですが、今の価格水準であれば、オーパス・ワンなどと比べて、コスト・パフォーマンスで優位に立っていると言えそうです。