ナパ3日め(1)――初めてのワイントレイン
毎日盛りだくさんのスケジュールで、Ovidの後を書こうか、次の日を書こうか迷ったのですが、順を追っていくといつまでたっても終わらずにリアルタイム感がなくなってしまうので、とりあえず毎日1トピックアップしていこうと思います。
というわけで3日めはDarioushの見学からワイントレイン、ブレンディングセミナー、Raymondの見学とタコストラックのディナーというこれも充実した内容でしたが、そこからワイントレインをお届けします。
ナパに何度も行ったことがある人も意外とワイントレインに乗ったことがない人は多いと思います。例えばランチのワイントレインに乗ると、戻ってくるのは3時過ぎ。ワイナリーは5時には大体しまってしまうから、ほかのワイナリーに行く時間はほとんどなくなってしまいます。
今回乗ってみて思ったのは、とても贅沢な時間であるということ。確かに寸暇を惜しんで一つでも多くのワイナリーに行きたいという人には向かないと思います。でもゆっくりと食事をしながら、ナパの雰囲気を味わうのにこれほどのものもありません。
また、夏場であればディナーを食べるサンセットトレインに乗るのもありでしょう。サンセットトレインは6時半に出発して9時半に戻ってきます。5月後半から8月前半なら日没は8時台。日が沈んでもすぐ暗くなるわけではないですから、8時半ころまでは十分外の景色が楽しめると思います。
さて、能書きはこれくらいにして、実際のワイントレインのツアーを見ていきましょう。駅はナパのダウンタウンのはずれ、ナパリバー沿いにあります。今回泊まっているNapa River Innからは歩いていける距離です。
かなり広い待合室があります。右奥がチェックインカウンター。
おみやげ屋が充実しています。こちらは主にアパレル系を置いています。
ワインショップやワインの小物などを置いてある店がもうひとつ。ワインショップはナパ以外のワインも結構あります。例えばピノだとBrewer-CliftonやCalera、Hirschなどマニアでも楽しくなるような品揃えです。もちろんナパのワインも充実しています。
こんなのも置いてあります。線路の廃材で作っているのでしょうか。すべて鉄ですからかなり重いです。値段も300ドル~と結構します。
待合室でもワインは飲めます。
チケットカウンターにあったワイントレインの模型です。よくできています。これはちょっと欲しくなった(売り物ではないです)。
待合室からトレインに行く通路はラブ・ロック・ブリッジといって、南京錠がたくさんかかっています。これは恋人たちが名前や日付を書いて、ここに付けて、鍵は捨ててしまうのだそうです。
ワイントレインです。10両以上連結されており、思った以上に長いです。
改札の人です。にこやかに迎えていただきました。
乗車します。
テーブルにはメニューがあり日本語も書かれています。ちなみにこれはVista Dome Carというちょっと高い車両です。
src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8">
こんな感じにちょっと景色が見やすくなっています。また、この車両だけは2階建てになっていて、下に厨房があります。ほかの車両の食事は、キッチンカーが別についており、そちらで調理しています(写真は後で)。
ロバート・モンダヴィです。トカロンと書かれているのを見ると気持ちが上がります。
ガーギッチ・ヒルズ。実は今回ガーギッチ・ヒルズの方が同じテーブルだったのですが、写真を撮り忘れました。
ひときわ目立つHall Wineryの入り口にある巨大なウサギのオブジェです。
Vista Dome Carのメニューは3皿のコースで前菜、スープまたはサラダ、メインディッシュ、それにデザートです。スパークリングワインが1杯ついてきます。
前菜はマグロのスパイスのたたきを選びました。ガーギッチ・ヒルズのフュメ・ブランによく合います。
これは隣の人の前菜(トリュフ入りリコッタチーズのラビオリ)。これもフュメ・ブランとよく合います。
ガーギッチ・ヒルズのフュメ・ブランはほどよい酸味と、嫌味じゃないクリーミーさがあり、食事に合わせやすいワイン。ガーギッチ・ヒルズでは特に食事に合わせることを意識してワインを作っているとのことです。
本日のスープです。ポルチーニが入っているのでしょうか。かなり濃厚です。これはしっかりとしたシャルドネによく合いました(今回はカモミとオショネシーのシャルドネ)。
メインディッシュです。シルバーオークのカベルネ、ロバート・ビアーレのジンファンデルに合わせました。
デザート。これは定番だそうです。今回はガーギッチ・ヒルズのデザートワインもいただきました。これがなかなか美味でびっくり。ソーヴィニヨン・ブランにリースリング、ゲヴェルツトラミネールが入っているそうです。
さて、ほかの車両も見に行きました。
Vista Dome Car以外は基本的に行きか帰りのどちらかが食事で、どちらかがアペタイザーやデザートになります。食事は食事用の車両で取り、終点のセントヘレナでラウンジの車両に乗り換える形です。
景色は、Vista Dome Carじゃなくても十分にいいかなと思いました。どちらを選ぶかは食事の内容で決めるのがいいかもしれません。
キッチンカーは狭いところで大勢の食事を作っており、戦場のような忙しさでした。ちょっと邪魔してしまったかもしれません。ごめんなさい。
車両の一番後ろにも出られます。開放感があって気持ちいいです。
こちらはVista Dome Carの厨房。サーブする人数は少ないですが、狭くて大変そうです。特に一番奥のグリルがあるところは、暑さとの戦いになりそうです。
シェフです。
同席した生産者の写真を全然撮っていませんでした。すみません~。後で誰かからもらうことにします。
というわけで、充実した3時間を過ごしたワイントレインでした。乗ったことない人も一度は乗る価値があるのではないかと思います。
というわけで3日めはDarioushの見学からワイントレイン、ブレンディングセミナー、Raymondの見学とタコストラックのディナーというこれも充実した内容でしたが、そこからワイントレインをお届けします。
ナパに何度も行ったことがある人も意外とワイントレインに乗ったことがない人は多いと思います。例えばランチのワイントレインに乗ると、戻ってくるのは3時過ぎ。ワイナリーは5時には大体しまってしまうから、ほかのワイナリーに行く時間はほとんどなくなってしまいます。
今回乗ってみて思ったのは、とても贅沢な時間であるということ。確かに寸暇を惜しんで一つでも多くのワイナリーに行きたいという人には向かないと思います。でもゆっくりと食事をしながら、ナパの雰囲気を味わうのにこれほどのものもありません。
また、夏場であればディナーを食べるサンセットトレインに乗るのもありでしょう。サンセットトレインは6時半に出発して9時半に戻ってきます。5月後半から8月前半なら日没は8時台。日が沈んでもすぐ暗くなるわけではないですから、8時半ころまでは十分外の景色が楽しめると思います。
さて、能書きはこれくらいにして、実際のワイントレインのツアーを見ていきましょう。駅はナパのダウンタウンのはずれ、ナパリバー沿いにあります。今回泊まっているNapa River Innからは歩いていける距離です。
かなり広い待合室があります。右奥がチェックインカウンター。
おみやげ屋が充実しています。こちらは主にアパレル系を置いています。
ワインショップやワインの小物などを置いてある店がもうひとつ。ワインショップはナパ以外のワインも結構あります。例えばピノだとBrewer-CliftonやCalera、Hirschなどマニアでも楽しくなるような品揃えです。もちろんナパのワインも充実しています。
こんなのも置いてあります。線路の廃材で作っているのでしょうか。すべて鉄ですからかなり重いです。値段も300ドル~と結構します。
待合室でもワインは飲めます。
チケットカウンターにあったワイントレインの模型です。よくできています。これはちょっと欲しくなった(売り物ではないです)。
待合室からトレインに行く通路はラブ・ロック・ブリッジといって、南京錠がたくさんかかっています。これは恋人たちが名前や日付を書いて、ここに付けて、鍵は捨ててしまうのだそうです。
ワイントレインです。10両以上連結されており、思った以上に長いです。
改札の人です。にこやかに迎えていただきました。
乗車します。
テーブルにはメニューがあり日本語も書かれています。ちなみにこれはVista Dome Carというちょっと高い車両です。
src="//embedr.flickr.com/assets/client-code.js" charset="utf-8">
こんな感じにちょっと景色が見やすくなっています。また、この車両だけは2階建てになっていて、下に厨房があります。ほかの車両の食事は、キッチンカーが別についており、そちらで調理しています(写真は後で)。
ロバート・モンダヴィです。トカロンと書かれているのを見ると気持ちが上がります。
ガーギッチ・ヒルズ。実は今回ガーギッチ・ヒルズの方が同じテーブルだったのですが、写真を撮り忘れました。
ひときわ目立つHall Wineryの入り口にある巨大なウサギのオブジェです。
Vista Dome Carのメニューは3皿のコースで前菜、スープまたはサラダ、メインディッシュ、それにデザートです。スパークリングワインが1杯ついてきます。
前菜はマグロのスパイスのたたきを選びました。ガーギッチ・ヒルズのフュメ・ブランによく合います。
これは隣の人の前菜(トリュフ入りリコッタチーズのラビオリ)。これもフュメ・ブランとよく合います。
ガーギッチ・ヒルズのフュメ・ブランはほどよい酸味と、嫌味じゃないクリーミーさがあり、食事に合わせやすいワイン。ガーギッチ・ヒルズでは特に食事に合わせることを意識してワインを作っているとのことです。
本日のスープです。ポルチーニが入っているのでしょうか。かなり濃厚です。これはしっかりとしたシャルドネによく合いました(今回はカモミとオショネシーのシャルドネ)。
メインディッシュです。シルバーオークのカベルネ、ロバート・ビアーレのジンファンデルに合わせました。
デザート。これは定番だそうです。今回はガーギッチ・ヒルズのデザートワインもいただきました。これがなかなか美味でびっくり。ソーヴィニヨン・ブランにリースリング、ゲヴェルツトラミネールが入っているそうです。
さて、ほかの車両も見に行きました。
Vista Dome Car以外は基本的に行きか帰りのどちらかが食事で、どちらかがアペタイザーやデザートになります。食事は食事用の車両で取り、終点のセントヘレナでラウンジの車両に乗り換える形です。
景色は、Vista Dome Carじゃなくても十分にいいかなと思いました。どちらを選ぶかは食事の内容で決めるのがいいかもしれません。
キッチンカーは狭いところで大勢の食事を作っており、戦場のような忙しさでした。ちょっと邪魔してしまったかもしれません。ごめんなさい。
車両の一番後ろにも出られます。開放感があって気持ちいいです。
こちらはVista Dome Carの厨房。サーブする人数は少ないですが、狭くて大変そうです。特に一番奥のグリルがあるところは、暑さとの戦いになりそうです。
シェフです。
同席した生産者の写真を全然撮っていませんでした。すみません~。後で誰かからもらうことにします。
というわけで、充実した3時間を過ごしたワイントレインでした。乗ったことない人も一度は乗る価値があるのではないかと思います。