ジョセフ・フェルプスが40ヴィンテージ目のインシグニアを出荷開始
ジョセフ・フェルプス(Joseph Phelps)が2013年のインシグニア(Insignia)の出荷を始めました。1974年のファースト・ヴィンテージから数えて40回めのヴィンテージとなります。ラベルの右下に40周年のロゴが入っています。
品種名をワインの名前につけない、いわゆるプロプライエタリなワインの先駆けとなったワインです。実際には今回のヴィンテージも88%はカベルネ・ソーヴィニヨンなので、そう名乗ることもできるわけですが、敢えて違う名前を付けたのが大いなるブランドになりました。そういえば、日本ではかつて「玄人のオーパス・ワン」などと呼ばれていたこともありました。
下の動画では、インシグニア誕生のいきさつなどが語られています。
当初は外部の2つの畑から購入したブドウで作ったそうですが、現在は自社畑6カ所からのブレンドとなっています。例えば2013年の比率は下のようになっています。
Stags Leap District (28% Las Rocas Vineyard and 11% Barboza Vineyard), Napa Valley (22% Suscol Vineyard), Rutherford (16% Banca Dorada Vineyard), Oak Knoll District (12% Yountville Vineyard) and St. Helena (11% Home Ranch Vineyard).
私はしばらくインシグニア飲んでいませんが、以前の印象ではオーパス・ワンと比べて力強いけど下品にならないとてもいいワインという感じでした。
品質的にはオーパス・ワンに全く引けをとらないワイン、価格は1万円以上安いですから、最上級のカベルネ・ソーヴィニヨン系ワインを飲みたいときは大いに候補になると思います。