ペットボトルのワインについての記事が出ていました「見た目は瓶、軽くて簡単 ペットボトルワインが人気|MONO TRENDY|NIKKEI STYLE」。ワインのパッケージングについては、このブログでもときどき取り上げており、個人的にも関心のあるところですが、ペットボトルのワインについても広がる可能性はあるのではないかと思っています。

記事に取り上げられているのは、いわゆる昔からの「国産ワイン」、すなわち濃縮果汁を輸入して、国内で醸造してワインに仕上げるタイプのものです。おそらく海外でペットボトルに瓶詰めして日本に輸入するというのは、少しハードルが上がるのではないかと思います。実は輸入ワインでもサントリーの「カルロ・ロッシ」ではペットボトルを使っていますが、カルロ・ロッシも米国ではペットボトルでは売っていません。昔ながらのいわゆるジャグ・ワインの瓶です。
칼로로시

フランスのボージョレ・ヌーボーでも数年前にペットボトルのものが出たという話がありました。個人的には「あり」だろうと思いましたが、まだ日本で売っているのは見たことがありません。

ちなみに、冒頭の記事に出ているサントリーの「酸化防止剤無添加のおいしいワイン。」を飲んでみたことがあります。赤は正直言ってあまり好みの味ではなかったですが、白はそこそこいけました。何よりも軽いのと、冷蔵庫に横に転がしておけるのが、取り扱いが楽でよかったです。実はその前に普通のスクリューキャップのワインを飲みかけで冷蔵庫に横にしておいたら、ワインが少し漏れてしまい、掃除が結構面倒だったのです。ペットボトルは簡単に閉まるけど、漏れる気配はまったくなかったです。

というわけで、取り回しの楽なペットボトルのワインはもっと増えていいのではないかと思っています。そもそもペットボトルをあまり見ないアメリカでは難しそうですが。