OutCoという南カリフォルニアにあるマリファナの会社がMonocle Researchという調査会社と実施した調査結果が興味深いです(Marijuana Poised to Steal Market Share From Alcohol Industry)。これは、カリフォルニアにおけるマリファナの解禁がアルコール業界にとって、どれだけの影響があるかを調べたもの。結論としては、影響はかなり大きそうです。

今やワイン消費でも中心になってきたミレニアル世代がマリファナ消費でも中心になります。そして、その世代の34%がビールの代わりにマリファナを18%がワインの代わりにマリファナを嗜むようになるとしています。蒸留酒からの置き換えは14%。

マリファナがこういった酒類に取って代わる理由としては「安全、コスト、健康」があるとのこと。マリファナの方が酒より安全で安く、健康にも悪くないと考えられていることがわかります。

マリファナとワインに関しては、ワイナリーが一部でマリファナを作り始めるといった話も出ています(Sonoma makes way for cannabis wine)。

いずれにしろ、今後数年はこのトピックは注目されそうです。

なお、州単位で娯楽目的のマリファナが解禁されていますが、米国全体としてはまだ所持も使用も認められていないことには注意が必要です。例えば日本からの旅行者が現地でマリファナを吸った場合、その後の入国や出国に際して問題になる可能性があります。旅行者は安易に飛びつかないようにしmしょう。