Wine Advocate誌の新レビュアーが発表されました(Announcing Our New Reviewer & Review Changes)。

新しく加わったのはジョー・チェルウィスキー(Joe Czerwinski)。Wine Enthusiast誌で18年レビュアーを勤めてきた人で、最後はマネージング・エディターでした。同誌ではニュージーランドやオーストラリア、ローヌを担当。Wine Advocateではニュージーランド、オーストラリア、ローヌのほかラングドックを担当します。このほかWine Advocateでもマネージング・エディターとして、Webサイトのコンテンツのディレクションをします。

ジョー・チェルウィスキー

これまで、個人サイトや個人のニューズレターを発行していた人がWine Advocate誌でレビュアーをする例はありましたが、Wine Enthusiastのようなメジャー誌からWine Advocateへの移籍は初めてではないでしょうか。これも新時代の到来、という気がします。

個人的な印象としてはWine Enthusiastってメジャー誌とはいっても、ワインショップに無料で置いてある雑誌で、Wine AdvocateやVinous、Wine Spectator、英国のDecanterと比べると、ちょっとランクが下とに感じられています(なので、年末のベスト以外はあまり紹介していません)。そこからの移籍ということは、Wine Enthusiastにとっては「認められた」という感じもあるのかな、と思いました。

このほか、先日ジェブ・ダナックが抜けてレビュアー不在となったカリフォルニアのセントラル・コーストは、予想通り編集長のリサ・ペロッティ・ブラウンが担当することになりました。10月と12月号にレビューが掲載される予定です。ワシントン州のレビュアーは2018年1月までに発表するとのこと。