昨日は2017年の火災で失われてしまった畑のシラーを紹介しましたが、今日は逆に火災をきっかけに生まれたワインです。

セキュリティ・ツールで知られるトレンドマイクロのエバ・チェンCEOがナパで邸宅「メドウブルック・ファーム」を購入。そこに付属するブドウ畑のブドウは有名ワイナリーに売却していました。しかし、昨年火事の後、ブドウの引き取り手が見つかるかどうかわからず、著名なワインメーカー/コンサルタントであるスティーブ・マサイアソンに依頼して作ってもらったのがこのロゼ。ワイナリー名が「カンパイ・ワインズ」、ワイン名が「ヒノトリ」というのは日本生活が長いエバ・チェンの意向でしょうか(エバ・チェンは台湾の人ですが、トレンドマイクロの本社は1990年代に東京に移っています)。

これがうまくいけば、サイバーセキュリティだけでなく、リアルのセキュリティも上々ということになりますね。なお、このワインの売上の8割はチャリティに回されるそうです。