ダックホーン(Duckhorn)メルロー スリー・パームス・ヴィンヤードの2015年が国内に入荷してきています。前ヴィンテージの2014年はワイン・スペクテーターで2017年の年間1位に選ばれ、国内入荷分は毎回ほぼ瞬殺状態。2015年は従来より半年ほど前倒しで日本に入荷してきているようです。

2014年は、そういう状況ですから試飲もしたことないですが、その前年の2013ヴィンテージは試飲しており、当時おすすめワインとして取り上げています。
参考:中川ワイン試飲会からのおすすめワイン

カリフォルニアのメルローとしては間違いなくトップクラスの一つです。ダックホーンは1976年にナパで40番目のワイナリーとして誕生し、今ではグループの5つのワイナリーのほかに、カレラやコスタ・ブラウンといった人気ワイナリーも手中に収め、人気ワイナリーとしての位置づけを確固たるものにしています。それを支えてきたのがこの畑。「スリー・パームスの畑のおかげで今まで続けられたと言っても過言ではない」と言っています。以前はほかに持ち主がいましたが、現在は完全に自社畑になっています。

これだけの高品質と評価の割には価格が上がっていないのも魅力です。新ヴィンテージも1万円そこそこの価格で、米国の実売価格と比べても全く遜色ない安さです。ナパのカベルネが最近では200ドルが当たり前という中で、メルローだとこの価格でトップレベルのワインが買えるというのも魅力の一つです。