ワイン・エンスージアスト誌が2018年のベストバイ100を公開しています。ワイン・エンスージアストのトップ100はベスト100とセラーセレクション(熟成向き)100、それからビールとスピリッツの計5種が選出されますが、その先陣となります。

100本のうち米国産が29本、うち約半分の14本がカリフォルニアで残りをオレゴンとワシントンが分け合う格好。テキサスのワインも1本だけ入っていました。

栄えある1位に輝いたのはボーグルのオールド・ヴァイン・ジンファンデル。ボーグルは米国ではかなり人気が高く、スーパーなどでも定番のワインとなっています。個人的には、このジンファンデルやプティ・シラーあたりが特に好みの味わいです。また、このジンファンデルだけラベルがちょっと違うんです。ジンファンデルの古木をあしらっていて、高級感があります。


3位にはオレゴンのダック・ポンドのピノ・グリ。ピノ・グリは米国ではほんと人気です。気の置けなさが魅力なのでベストバイで上位に入るのは納得です。

7位にはスリー・シーヴズのシャルドネ。ハンバーガー屋でも人気のジョエル・ゴットや、ワシントンのチャールズ・スミスとのコラボ「チャールズ&チャールズ」で一世を風靡したチャールズ・ビーラーなど3人のワイン業界の風雲児が造るお買い得ブランドです。コスパは極めて高いです。

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13位はトード・ホローのロゼ。ロゼがこれだけ上位に来るのも米国らしいところ。日本ではなぜか盛り上がらないロゼですが、世界的には売れまくっています。

14位はワシントンといえば必ず名前が上がるシャトー・サン・ミッシェルのリースリング。コスパ・リースリングの定番と言っていいでしょう。


16位はパソロブレスでコスパ高いワインを造るJロアー。ただ品種がヴァルディギエというのにちょっとびっくり。かつてはナパ・ガメイと呼ばれて低価格なワインで使われていましたが、近年再評価されています。ただ、これに手を出すのはまだマニアだけかと思っていたのでベストバイに選ばれるワインで選ばれたのはびっくりでした。

29位にはワシントンのレコール No.41のシュナン・ブラン。


このほか44位にはマリエッタのオールド・ヴァイン ロット66が入りました。ノン・ヴィンテージで造られるマリエッタのオールド・ヴァインは、ロバート・パーカーがコスパの高さを激賞したことで知られています。以前は日本でもたまに見かけましたが、ずいぶん見ていない気がします。ロットも66まで来たのかとちょっと感慨。昔飲んでいたころはロットも20台だったと思いますからずいぐん進んだものです。