ナパのワイナリーの中でもコスト・パフォーマンスに優れたワインを作っている一つが「テキストブック」です。特にレギュラーのカベルネ・ソーヴィニヨンは、まさにワイナリー名通りのお手本のようなワイン。2017年はカベルネ・ソーヴィニヨン94%にメルロー6%。アルコール度数13.3%というのは濃厚になりがちなナパのワインの中でもバランスを重視して作っているのがうかがえる数値です。カベルネ・ソーヴィニヨンってこういう味だよというのを知りたい人にもお薦めです。「ナパ・ハイランズ」以来、ブームになった価格帯でいいワインが目白押しですが、その中でも安心して選べるワインです。

そして、さらにその上級版がすごいよ、と輸入元のオルカ・インターナショナル波田さんから聞いて調べてみたら確かにそちらもかなりのもの。

textbook vineyards
2016年はカベルネ・ソーヴィニヨン89%でメルロー11%ですが、カベルネ・ソーヴィニヨンの畑はスクリーミング・イーグルの隣、メルローはハーランの二つ隣という立地。カベルネの方はオークヴィルの東斜面、メルローは西斜面でどちらも最上の立地の一つです。これで価格はこれらの20分の1といったところです。