昨日に続いてクームスヴィルの話です。「Duhig(デューヒグ) Winery」は今年初めてワインをリリースするワイナリー。デビュー作のカベルネ・ソーヴィニヨンがワイン・スペクテーターでいきなり94点を取り、ワイナリーの紹介記事も掲載されています(Duhig's Strong Debut Is a Napa Cabernet to Watch | Wine Spectator

オーナーはデューヒグ夫妻で、ワインメーカーは妻のハーヴェスト・デューヒグ。ハーヴェストというできすぎた名前ですが、本名です。ナパの生まれで名前は母親がつけたとのこと。夫のジョン・デューヒグの家族は19世紀からブドウを育ててきています。

ハーヴェストはUCデーヴィスの卒業生。2002年にケイマスのチャック・ワグナーと出会って、以来ケイマスの契約農家の栽培管理や醸造を担当してきました。2008年にクームスヴィルに畑を取得。2016年が最初のヴィンテージとなっています。最大斜度22%の斜面の畑で、小さな畑の中に土壌が3種類含まれているとのこと。生産量は123ケース。
Duhig

カリフォルニアワインも以前よりはエレガントさを重要視するようになったことも比較的冷涼なクームスヴィルが注目されている理由の一つでしょう。クームスヴィルからはこれからも注目すべきワイナリーが出てきそうな気がします。