ワイン雑誌「ワイナート」の2020年夏号でカリフォルニア・ピノ・ノワールの特集が掲載されています。同誌の巻頭特集でカリフォルニアワインが取り上げられるのはなんと創刊号以来とのこと。約25年ぶりということで、なんの関与もしていな私も感無量です。
ワイナート
それだけ取り上げられなかったのは最初の号、よほど売れなかったんでしょうねえ……。遠い昔、「カリフォルニアワインのファンクラブ」の初期のころに、当時の編集責任の方が「カリフォルニアワインなんて取り上げても売れないからやらない」というような旨のことを書かれていたのを思い出しました。

というわけで、今回売れないと、また今後25年、巻頭特集にならないかもしれないので、みなさまぜひ立ち読みで済まさないで買ってください。

内容はむちゃくちゃ濃いです。執筆は私も大変お世話になっている立花峰夫さん。この記事を書いた後、体調を崩して入院してしまったというほど力を入れています。北はソノマ・コーストのリトライやハーシュ、南はサンタ・バーバラのオー・ボン・クリマやドメーヌ・ド・ラ・コートまで、10個のワイナリーがテイスティング・コメントも含め、詳しく取り上げられています。

立花さんの文章もいいですが、さすがワイナート、写真もきれいです。

さらに第2特集では「ピノ生産者が手掛けるカリフォルニアワイン」。こちらも結構知らないことが載っていてびっくり。ロバート・シンスキーが日本に輸入されえちるのもしらなかったし、それになんといっても驚いたのがあのリッジがピノ・ノワールを作っているという話。

ページ数は全部で56ページ。絶対損にならないというか永久保存版ですので、繰り返しますが、カリフォルニアワインファンの方はぜひ買ってくださいませ。


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