一世を風靡したナパ・ハイランズの上位版である「リザーブ」が国内入荷しています。最初の2015年はなんと500本というわずかな生産量。日本の入荷数ではなく生産量です。次の2016年も1000本と極めて少なく国内市場でも瞬殺状態でした。今回は3000本と大分生産量は増えましたが250ケースですから極めて少ないというのは間違いありません。

ナパ・ハイランズはテレビ番組で明石家さんまさんが激賞して市場から一瞬で消えてしまったというワイン。4000円台のナパ・カベルネという新たなジャンルを築いたワインであり、多くのインポーターがその価格帯に秀逸なワインを投入しました。今でもこの価格帯を代表するワインでリファレンスといえると思います。

リザーブ版はオークヴィルの西側斜面という超一等地の畑のブドウから作られています。ドミナスのユリシーズ(Ulyssys)や、ボンドのVicinaにも使われているヴァインヒルランチ(Vine Hill Ranch)などのある辺りの畑です。
Oakville

周りのワインを考えると税別で1万円切るワインはほとんど思いつきません。大体2万~3万円程度はするワインがほとんどです。定価約1万円はもちろん安ワインではありませんが、コスパはすごいです。

高級カベルネの入門編的に飲むのがいいのでは、と思います。

ノムリエ・ザ・ネット


葡萄畑 ココス


ワッシーズ