1981年から続いていたオークション・ナパ・ヴァレーをコロナ禍で発展的に解消するとしていたナパ・ヴァレー・ヴィントナーズが新しいプログラムを発表しました。これまでオークション・ナパ・ヴァレーの収益はすべて地元に寄付されてきましたが、それに代わる新たな慈善活動となります。
コレクティブ・ナパ・ヴァレー
名称は「コレクティブ・ナパ・ヴァレー」。以下のような活動をするとしています。

・ワイン先物オークション、収穫祭、ワイナリー・ディナー、醸造家主導のワイナリー体験などにおける、対面の募金活動
・特別なワインで行うワイン教育等のバーチャルな活動
・国内および国際市場において、ナパ・ヴァレーのつながりを広げるコレクティブ・ナパヴァレーとその慈善精神を拡充する活動

具体的な最初の活動は2022年6月1~5日に開催する「ザ・ナパ・ヴァレー・フューチャーズ・オークション」と決まっています。これがオークション・ナパ・ヴァレーの直接的な後継になると思いますが、タイトルなどから想像する範囲では、これまでのようなディナーや旅行をセットにしたものでなく、あくまでもワインの先物としてのオークションになるのではないかと思います。

ナパ・ヴァレー・ヴィントナーズのリンダ・リーフ・プレジデント兼CEOは「私たちは、ワイン、土地、そして人、これら全てに情熱を持ったコミュニティです。それと同時に、ナパ・ヴァレーへの愛情を私たちと分かち合うワイン愛好家の皆さんのような、より大きなコミュニティの重要性も深く理解しています。コレクティブ・ナパヴァレーはまさに、そのどちらのコミュニティをもたたえるもので、善き行いに対し真摯に向き合う志を持った醸造家と愛好家をつなぐ存在となるはずです」と語っています。

これからのプログラム発展に期待したいですね。