韓国のビジネスコレアの報道によると、韓国の新世界グループが、ナパのワイナリー「シェーファー(Shafer)」を買収する意向だとのこと(Shinsegae Group Seeking to Acquire U.S. Winery - Businesskorea)。

新世界グループは新世界百貨店を中心とするグループで、新世界L&Bというワインのインポーターも持っています。今回の買収は新世界プロパティという不動産会社を通じて行うとのこと。

シェーファーは1972年にシカゴから移住してきたジョン・シェーファーが設立したワイナリー。現在は息子のダグ・シェーファーがオーナー。移住当時は高校生で、父と共にワイナリーを作ってきたため、移住「1.5世代」と称しています。これはカベルネ・ソーヴィニヨンの「ワン・ポイント・ファイブ」という名前に現れています。またワインメーカーのイライアス・フェルナンデスは1980年代からワインメーカーを務めており、ヒルサイドセレクトなどのカリフォルニアを代表するレベルのワインを作ってきました。

ダグには2人子供がいますが、いずれもワイナリーを継ぐ意志はないと聞いています。

いずれは事業継承の問題は出てくると思いますが、今回の買収案に応じるのかどうかは不明です。