Press Democrat紙のブログによると,ワイナリ設備をコッポラに売却したChateau Sourverain(スーヴェラン)がHealdsburgに新しいテイスティング・ルームを開いたそうです。
ここのワインはコスト・パフォーマンスが高く,特にカベルネはお勧めです。
とのこと。
ここのワインはコスト・パフォーマンスが高く,特にカベルネはお勧めです。
Souverain Tasting Room
* 208B Center Street, Healdsburg
* 707-433-2822
* Open daily 11 a.m. to 6 p.m.
Tasting options include:
* $5 sampling of five current releases
* $10 sampling of red wines only, both current and library
* $10 cheese pairings
とのこと。
最近,1500円台とお安くなっているカレラのシャルドネ・セントラル・コーストを飲んでみました。
Mt. HarlanのAVA名が入ったワインと異なり,Central Coastのワインはほとんどが購入したブドウで作られています。裏ラベルに畑の名前も書いてありましたが,Santa Clara Countyの畑が半分近くというのがちょっと意外でした。Caleraの自社畑ブドウは1%だけ入っています。
まずびっくりしたのはキャップを取るときです。金属のキャップシールを切り取ると,その下から出てきたのはガラス栓。確かにガラス栓に変えたというのは聞いていましたが,実際に見ると結構驚きます。そして,ちょっと開けにくいです。栓がボトルと同じ太さなのですべりやすくて…ちょっとでも太く作ってくれると随分開けやすくなると思うのですが。
肝心のワインですが,色はやや濃い目。香りは割とストレートなトロピカル系。口に含むとハチミツを強く感じます。しかし決して甘いワインではなくきちんと引き締まった印象。おいしいです。締まるべきところは締まり,出るべきところは出たワイン。やや単調なのは否めませんが,この価格帯でそこまで期待するのは無理でしょう。
二日目はやや味がぼやけた感じ。三日目はそのまま落ちていくのかと思ったら,また意外にも香りがカムバックしてきていました。実は二日目だけは普段赤ワインに使っている大ぶりのグラス(リーデルVinumのCabernet用,昨年Pinot用を割ってしまったので今はこれしかないんです(T_T))を使ったのですが,そのせいもあるかもしれません。また,室内の涼しいところ(気温10度くらい?)においていたのですが,もうちょっと冷やした方が楽しめたかもしれません。
いずれにしても,値段を考えたら十二分に楽しめるワインでした。お勧めです。
Mt. HarlanのAVA名が入ったワインと異なり,Central Coastのワインはほとんどが購入したブドウで作られています。裏ラベルに畑の名前も書いてありましたが,Santa Clara Countyの畑が半分近くというのがちょっと意外でした。Caleraの自社畑ブドウは1%だけ入っています。
まずびっくりしたのはキャップを取るときです。金属のキャップシールを切り取ると,その下から出てきたのはガラス栓。確かにガラス栓に変えたというのは聞いていましたが,実際に見ると結構驚きます。そして,ちょっと開けにくいです。栓がボトルと同じ太さなのですべりやすくて…ちょっとでも太く作ってくれると随分開けやすくなると思うのですが。
肝心のワインですが,色はやや濃い目。香りは割とストレートなトロピカル系。口に含むとハチミツを強く感じます。しかし決して甘いワインではなくきちんと引き締まった印象。おいしいです。締まるべきところは締まり,出るべきところは出たワイン。やや単調なのは否めませんが,この価格帯でそこまで期待するのは無理でしょう。
二日目はやや味がぼやけた感じ。三日目はそのまま落ちていくのかと思ったら,また意外にも香りがカムバックしてきていました。実は二日目だけは普段赤ワインに使っている大ぶりのグラス(リーデルVinumのCabernet用,昨年Pinot用を割ってしまったので今はこれしかないんです(T_T))を使ったのですが,そのせいもあるかもしれません。また,室内の涼しいところ(気温10度くらい?)においていたのですが,もうちょっと冷やした方が楽しめたかもしれません。
いずれにしても,値段を考えたら十二分に楽しめるワインでした。お勧めです。
最近では星新一の伝記で話題を呼んだ最相葉月さんの本です。平成14年の東京大学応援部を舞台にしたノンフィクションです。
ノンフィクションなのにタイトルには「物語」。筆者はその理由を明記していませんが,私はこれが応援部という一種の“おとぎの国”の話だからなのだろうと思います。体育会でありながら,他者の応援という間接的な形でしかスポーツにかかわれない応援部はそもそもの成り立ちが微妙な上に,東京大学においては勝利という形で報われることがほとんどないため,「応援」そのものの美学を追求せざるを得ない立場にあります。
そして,事実は小説より奇なりといいますが,この年の応援部も,筆者のために作ったかのようにドラマチックです(もちろんそんなことあるはずもありませんが)。
ネタばれになるので,これ以上は書きませんが,僕はこの本を読んで不覚にも涙が止まらなくなりました(しかも電車の中で!)。
スポーツ物が好きな人ならはまれると思います。
なお,単行本と2007年に出た文庫本がありますが,文庫本にはおとぎの国のその後についても報告があるそうです。どうやら本当に,おとぎの国になってしまったらしい。登場人物の写真を使った単行本と,かわいい絵になってしまった文庫本との落差もそのあたりにあるのでしょう。
ノンフィクションなのにタイトルには「物語」。筆者はその理由を明記していませんが,私はこれが応援部という一種の“おとぎの国”の話だからなのだろうと思います。体育会でありながら,他者の応援という間接的な形でしかスポーツにかかわれない応援部はそもそもの成り立ちが微妙な上に,東京大学においては勝利という形で報われることがほとんどないため,「応援」そのものの美学を追求せざるを得ない立場にあります。
そして,事実は小説より奇なりといいますが,この年の応援部も,筆者のために作ったかのようにドラマチックです(もちろんそんなことあるはずもありませんが)。
ネタばれになるので,これ以上は書きませんが,僕はこの本を読んで不覚にも涙が止まらなくなりました(しかも電車の中で!)。
スポーツ物が好きな人ならはまれると思います。
なお,単行本と2007年に出た文庫本がありますが,文庫本にはおとぎの国のその後についても報告があるそうです。どうやら本当に,おとぎの国になってしまったらしい。登場人物の写真を使った単行本と,かわいい絵になってしまった文庫本との落差もそのあたりにあるのでしょう。
Wassy'sの兄弟ショップパシフィック・ワイン・セラーズで,訳あり品のセールをしています。ラベルに傷があるなどのものですが,ワインの中身には影響ありません。自家用であれば全く問題ないはずです。価格はどれも現地価格並みと言っていいです。
WineMapというプロジェクトがソノマで始まりました。ソノマのブドウ畑やワイナリ,テイスティング・ルームなどを地図情報にし,Google Earthなどで見られるようにしようというものです。
現在は情報を収集している段階。サービス開始は3月の予定だそうです。ただ,今でもGoogle Earth用のKMLファイルが公開されており,なかなか楽しめます。
KistlerとRitchieの畑
サイトには,このほかに画面サンプルとして標高や傾斜などが分かる地図も載っています。実際にサービスが始まったらかなり役に立ちそうです。
現在は情報を収集している段階。サービス開始は3月の予定だそうです。ただ,今でもGoogle Earth用のKMLファイルが公開されており,なかなか楽しめます。
KistlerとRitchieの畑
サイトには,このほかに画面サンプルとして標高や傾斜などが分かる地図も載っています。実際にサービスが始まったらかなり役に立ちそうです。
昨年も書きましたが,ヴァレンタインだからカロン・セギュールというのはいかにも芸がない感じ。やっぱりカリフォルニアから選びましょう,ということでヴァレンタイン向けワインを三つ。
気の置けない人へのプレゼントにも使えそうなのが,安い店では1000円台というカジュアルな価格帯のイル・クオーレ。ラベルはダン・リジーというアーティストによるもので,なかなかポップです。
ヴァレンタインさんという人がオーナーなのがValentine Vineyards。Wassy'sでは2000年が2700円。ワイナリ価格は2000年は16ドルですが,2001年からは28ドル以上するので,なかなか安いです。
オーナーのお父さんがヴァレンタインという名前だったことから名づけられたのはTerra Valentine。サンジョヴェーゼ・ブレンドのAmoreはラベルもおしゃれです。
気の置けない人へのプレゼントにも使えそうなのが,安い店では1000円台というカジュアルな価格帯のイル・クオーレ。ラベルはダン・リジーというアーティストによるもので,なかなかポップです。
ヴァレンタインさんという人がオーナーなのがValentine Vineyards。Wassy'sでは2000年が2700円。ワイナリ価格は2000年は16ドルですが,2001年からは28ドル以上するので,なかなか安いです。
オーナーのお父さんがヴァレンタインという名前だったことから名づけられたのはTerra Valentine。サンジョヴェーゼ・ブレンドのAmoreはラベルもおしゃれです。
ウメムラの「社長のセラーから」というページにViaderの1997年が出ていました。Wine Spectatorで2000年に年間2位(1位はSolaia 1997)を取ったワインです。WSのレイティングは97,Wine Advocateでは92点です。Robert Parkerは「It is a wine of exceptional finesse and elegance, yet undeniable richness and intensity.」と書いています。濃いCabが苦手な人にとってもこれはおいしいと思います。飲み頃は2001~2018年ということなので,まだまだいけるでしょう。
米国ではハーフボトルで100ドル,フルボトルで150ドル以上が現在の市場価格ですから,それよりもちょっと割安です。
米国ではハーフボトルで100ドル,フルボトルで150ドル以上が現在の市場価格ですから,それよりもちょっと割安です。
KistlerのChardonnayDurell 2003が税抜き16000円で出ています。米国の小売価格は90~150ドルなので一番高いレンジと同じくらいですが,国内ではかなり安いほうではないでしょうか。Wine Advocate誌のレイティングは(90-93)。
六本木ヒルズに出かけるついでにSAVOY(サヴォイ)麻布十番店に行きました。ここは中目黒にあったナポリ・ピッツァの名店SAVOY(現聖林館)の支店。SAVOYと同様,マルゲリータとマリナーラのピッツァだけを出します。ランチはサラダとエスプレッソが付いて1000円。ディナーだとピッツァだけで1500円ですからなかなかお得です。
場所は麻布十番といってもほとんど六本木ヒルズの近く。麻布十番の商店街をずっとヒルズ方面に歩いていって左側。有名な「饂飩くろさわ」の少し手前です。
店内は丸くなったカウンターが8席と,脇に小さなテーブルが一つ。入って10人という小さい店です。カウンターの内側にピッツァを作る台があり,釜が右奥にでんと構えます。
サラダはレタスにプチトマトのシンプルなもの。オリーブオイルにヴィネガー,塩しか入っていないと思われるシンプルなドレッシングが秀逸。ヴィネガーの強めの酸が食欲を掻き立てます。
サラダを食べている間に,おもむろにピッツァ作りが始まります。目の前でこれが見られるのも楽しいところ。粉の山に埋もれていた生地を取り出し,中央に窪みを付けて,外に広げていきます。最後に周囲に垣根(生地の盛り上がったところ)を作って生地ができます。ここにトマトソースを塗って,バジルを3枚ほど乗せ,一握りほどのモッツァレラ・チーズをばらまきます。最後にたっぷりとオリーブオイルをかけたらいよいよ釜に投入。
ピッツァが釜に入ると職人さんの目の色が変わるのが分かります。焼き加減を見張ること1~2分。ほどよい焼き色が付いたピッツァが出てくるとすぐに席に運ばれます。これだけ真剣に作ってもらったら,食べるのも真剣にならなければ。
熱々のピッツァをナイフで切りながら口に運びます。まずは中央。まだ生地がパリッとしており,モッツァレラ・チーズのジューシーさとのコントラストがすばらしい。外側はトマトソースが中心。軽い酸味ともちもちっとした「垣根」の部分の食感が,また別のコントラストをなします。
中央がパリッとしているのは最初の1枚だけ。後はしなっとしたところを丸めて口の中に投入。モッツァレラ・チーズとオリーブオイルと絡まって美味です。バジルの存在感はあまりありませんでしたが,中のジュワッ,外のモチモチッを順番に楽しんでいるうちにすぐになくなってしまいました。
ウェイトレスさんに「お代わりいかがですか」と聞かれましたが,腹八分目に抑えるため自粛(ちょっと心が揺らぎました)。ほかのお客さんはお代わり聞かれていなかったのは真剣にピッツァと向き合ったのが評価されたのか(笑)。
エスプレッソはイタリア式に砂糖がたっぷり入ったもの。あまり混ぜすぎずに,下の方の甘みを楽しみました。
お代わりに若干後ろ髪を引かれるところはあったものの,満足でした。
場所は麻布十番といってもほとんど六本木ヒルズの近く。麻布十番の商店街をずっとヒルズ方面に歩いていって左側。有名な「饂飩くろさわ」の少し手前です。
店内は丸くなったカウンターが8席と,脇に小さなテーブルが一つ。入って10人という小さい店です。カウンターの内側にピッツァを作る台があり,釜が右奥にでんと構えます。
サラダはレタスにプチトマトのシンプルなもの。オリーブオイルにヴィネガー,塩しか入っていないと思われるシンプルなドレッシングが秀逸。ヴィネガーの強めの酸が食欲を掻き立てます。
サラダを食べている間に,おもむろにピッツァ作りが始まります。目の前でこれが見られるのも楽しいところ。粉の山に埋もれていた生地を取り出し,中央に窪みを付けて,外に広げていきます。最後に周囲に垣根(生地の盛り上がったところ)を作って生地ができます。ここにトマトソースを塗って,バジルを3枚ほど乗せ,一握りほどのモッツァレラ・チーズをばらまきます。最後にたっぷりとオリーブオイルをかけたらいよいよ釜に投入。
ピッツァが釜に入ると職人さんの目の色が変わるのが分かります。焼き加減を見張ること1~2分。ほどよい焼き色が付いたピッツァが出てくるとすぐに席に運ばれます。これだけ真剣に作ってもらったら,食べるのも真剣にならなければ。
熱々のピッツァをナイフで切りながら口に運びます。まずは中央。まだ生地がパリッとしており,モッツァレラ・チーズのジューシーさとのコントラストがすばらしい。外側はトマトソースが中心。軽い酸味ともちもちっとした「垣根」の部分の食感が,また別のコントラストをなします。
中央がパリッとしているのは最初の1枚だけ。後はしなっとしたところを丸めて口の中に投入。モッツァレラ・チーズとオリーブオイルと絡まって美味です。バジルの存在感はあまりありませんでしたが,中のジュワッ,外のモチモチッを順番に楽しんでいるうちにすぐになくなってしまいました。
ウェイトレスさんに「お代わりいかがですか」と聞かれましたが,腹八分目に抑えるため自粛(ちょっと心が揺らぎました)。ほかのお客さんはお代わり聞かれていなかったのは真剣にピッツァと向き合ったのが評価されたのか(笑)。
エスプレッソはイタリア式に砂糖がたっぷり入ったもの。あまり混ぜすぎずに,下の方の甘みを楽しみました。
お代わりに若干後ろ髪を引かれるところはあったものの,満足でした。
404 Blog Not Found:良いブロガーの見分け方x10に便乗して。ひまじゃないけどひまねたです(笑)。
1. blogに対して情熱がある――○
情熱あると思います,多分。何が情熱かっていうとあれだけど,カリフォルニアワインの情報をコンスタントに発信する手段として,これがベストだと思っているので続けています。まあ初代ブログから考えたらもうじき丸5年だから,よくやっていますよね。
2. 仕事場でも趣味で書くぐらいが必要――△
昼休みにサクサクと。
3. 技術的な話題に限らず、話し出したら止まらないような人が良い――○
人見知りしますし,無口なほうだと思いますが,実は話をするのは好きでもあるし,微妙ですね。人の話を引き出す方が向いているのでちょっと違うかな? 「促されても返せない人は駄目」とありますが,それはないですね。
4. 自分で勝手に学び続ける――◎
はい,勝手にやってます。機能拡張もときどき。Google Mapsとか楽天APIとか助かってます。早くGoogle Chartで日本語が通るようになってほしい。というか聞かれているのはそういうことではないか?
5. 目的を達成するために最適な技術を選べる――◎
選んでいるつもり。ブログ・サービスもいくつか手を出してみたことがあるけど,続きません。
6. 自分が正しいと思わない意見に付和雷同することを不快に思う人が良い。――◎
そもそも付和雷同が嫌いですから。
7. 多くの話題で会話が可能で、賢いように思える人が良い――○
賢そうと思われているような気がします(自分で言うなって)。
8. 大学/会社に入る前からblogをやっている人が良い――×
そんなに前からありませんから。Webもなかったし。あえて言うならパソ通? これは会社入ってからでした。
9. 履歴書に書かれていない経験が多い人が良い――◎
趣味は多いと思います(アメフト,ダイビング,水中写真,三線,碁?,プログラミング,そもそもワインも趣味ですし)。
10. 職務とは関係がない関連技術に関する知識が豊富にある――◎
職務と関係がないことの方が詳しいかもしれません(笑)。
結果:
◎…5,○…3,△…1,×…1
ということで結構いい線行っているのでは?
1. blogに対して情熱がある――○
情熱あると思います,多分。何が情熱かっていうとあれだけど,カリフォルニアワインの情報をコンスタントに発信する手段として,これがベストだと思っているので続けています。まあ初代ブログから考えたらもうじき丸5年だから,よくやっていますよね。
2. 仕事場でも趣味で書くぐらいが必要――△
昼休みにサクサクと。
3. 技術的な話題に限らず、話し出したら止まらないような人が良い――○
人見知りしますし,無口なほうだと思いますが,実は話をするのは好きでもあるし,微妙ですね。人の話を引き出す方が向いているのでちょっと違うかな? 「促されても返せない人は駄目」とありますが,それはないですね。
4. 自分で勝手に学び続ける――◎
はい,勝手にやってます。機能拡張もときどき。Google Mapsとか楽天APIとか助かってます。早くGoogle Chartで日本語が通るようになってほしい。というか聞かれているのはそういうことではないか?
5. 目的を達成するために最適な技術を選べる――◎
選んでいるつもり。ブログ・サービスもいくつか手を出してみたことがあるけど,続きません。
6. 自分が正しいと思わない意見に付和雷同することを不快に思う人が良い。――◎
そもそも付和雷同が嫌いですから。
7. 多くの話題で会話が可能で、賢いように思える人が良い――○
賢そうと思われているような気がします(自分で言うなって)。
8. 大学/会社に入る前からblogをやっている人が良い――×
そんなに前からありませんから。Webもなかったし。あえて言うならパソ通? これは会社入ってからでした。
9. 履歴書に書かれていない経験が多い人が良い――◎
趣味は多いと思います(アメフト,ダイビング,水中写真,三線,碁?,プログラミング,そもそもワインも趣味ですし)。
10. 職務とは関係がない関連技術に関する知識が豊富にある――◎
職務と関係がないことの方が詳しいかもしれません(笑)。
結果:
◎…5,○…3,△…1,×…1
ということで結構いい線行っているのでは?
このところ,安旨ワインというと必ず名前が出てくるワインの一つがCycles Gladiator。Rex-Goliath(レックス・ゴライアス)で一世を風靡した(同ブランドはConstellation Brandsに売却)Hahn Estateが始めたブランドです。SFクロニクルでも取り上げられたことは以前記事に書きました。
最近,カベルネはあまり飲まないのですが,たまにはと思って買ってみました。
色は深いガーネット。ただ,向こう側が見えないような濃い色ではなくクリアです。香りはスミレなど意外に華やか。カベルネによくある濃いインクのニュアンスはかなり控えめです。味わいもバランスのよさが目立ちます。ミディアム・ボディで飲みやすいワインです。これだったらリピートしてもいいです。
二日目は香りが落ちて,味わいは甘みが前面に出てきていました。まずくはないですが,1日目よりはちょっと苦手な感じ。三日目はボディのふくらみが落ちて,味わいが全般に平板になってしまいました。ただ,このワイン,飲んでいるうちに結構ニュアンスが変わってきます。三日目も最後の方はよくなっていました。ただ,全体的に見たらできたら1日,長くても二日で飲んでしまった方がいいワインだと思います。
なお,SFクロニクルの記事では次のようなエピソードも披露されています(太字引用者)。
合わせて125ドル以上するピノがその後どうなったのか気になりますが,とても飲みやすく,いいワインだと思います。
最近,カベルネはあまり飲まないのですが,たまにはと思って買ってみました。
色は深いガーネット。ただ,向こう側が見えないような濃い色ではなくクリアです。香りはスミレなど意外に華やか。カベルネによくある濃いインクのニュアンスはかなり控えめです。味わいもバランスのよさが目立ちます。ミディアム・ボディで飲みやすいワインです。これだったらリピートしてもいいです。
二日目は香りが落ちて,味わいは甘みが前面に出てきていました。まずくはないですが,1日目よりはちょっと苦手な感じ。三日目はボディのふくらみが落ちて,味わいが全般に平板になってしまいました。ただ,このワイン,飲んでいるうちに結構ニュアンスが変わってきます。三日目も最後の方はよくなっていました。ただ,全体的に見たらできたら1日,長くても二日で飲んでしまった方がいいワインだと思います。
なお,SFクロニクルの記事では次のようなエピソードも披露されています(太字引用者)。
These are not charity picks. I like these wines. Recently, after tasting a couple dozen bargain reds in the morning, I had roast lamb for dinner. I opened two Pinot Noirs that cost more than $125 combined. After a few sips of each, I went into the kitchen for the best two bargain wines from that day (Hangtown Red and Cycles Gladiator Cabernet Sauvignon, see accompanying list) and drank those the rest of the night - they were just better.
合わせて125ドル以上するピノがその後どうなったのか気になりますが,とても飲みやすく,いいワインだと思います。
JancisRobinson.comによるとSea SmokeのワインメーカーであるKris CurranがWilliam Foleyに引き抜かれたそうです(関連記事1,関連記事2,関連記事3,関連記事4)。この最後の記事で「Bill Foleyからはしばらく目が離せないかもしれません」と書いていますが,本当に矢継ぎ早の動きです。
また,Sea SmokeはアシスタントのDon Schroederがワインメーカーに昇格,Foley/LincourtのワインメーカーだったAlan Philipsは自身のブランドをはじめるとともにBuelltonのカスタム・クラッシュ「Terravant」でワイン作りを指揮するそうです。
根拠があるわけではないのですがSea SmokeとKris Curranは一体のように思っていたので,今回の移籍には正直驚かされました。
引用したように,CurranはFoley,LincourtのほかAshley'sの畑の新ブランドTwo Sistersを担当するほか,FirestoneやナパのMerusのコンサルティングも行うそうです。まさにグループ全体のワイン作りにかかわるわけですね。Curranは彼女自身のワイナリも別に持っていますが,そちらに割く時間があるのかどうかちょっと心配です。"Curran is the new winemaker at Foley Estates Vineyard & Winery, in the same Sta. Rita Hills appellation of Santa Barbara County in which Sea Smoke is located. She will oversee Bill Foley’s Foley and Lincourt brands and a new label, Two Sisters, and consult for other brands in the Foley Wine Group, including Firestone, also in Santa Barbara, and Merus, in Napa Valley."
Sea Smoke winemaker lured by Foley - JancisRobinson.com
また,Sea SmokeはアシスタントのDon Schroederがワインメーカーに昇格,Foley/LincourtのワインメーカーだったAlan Philipsは自身のブランドをはじめるとともにBuelltonのカスタム・クラッシュ「Terravant」でワイン作りを指揮するそうです。
根拠があるわけではないのですがSea SmokeとKris Curranは一体のように思っていたので,今回の移籍には正直驚かされました。
1976年の「パリ試飲会」(パリスの審判)をテーマに二つの映画が製作されるという話を前に書きました。このうち,アラン・リックマンが出演する「Bottle Shock」がSundance Film Festivalで公開されました。
トレイラーは公式サイトで見られます。YouTubeの予告編を貼っておきます。
こちらにはレビューもありますがかなり厳しい評価です。焦点が定まっていないというのは確かにありえそうなこと。この映画はChateau MontelenaのBo Barrettが監修しており,Boと当時のワインメーカーであったMike Grgichの間に未だに確執があることは知られています。試飲会の主役であるスパリエも,この映画よりではありません。こういった背景が,映画にも現れてしまったのだとしたら残念なことです。
こちらにはレビューもありますがかなり厳しい評価です。焦点が定まっていないというのは確かにありえそうなこと。この映画はChateau MontelenaのBo Barrettが監修しており,Boと当時のワインメーカーであったMike Grgichの間に未だに確執があることは知られています。試飲会の主役であるスパリエも,この映画よりではありません。こういった背景が,映画にも現れてしまったのだとしたら残念なことです。
以前の記事に書いた「ジュリエンヌ・カッター」,ようやく使う機会がありました。
我が家の定番メニューである「ビビンバ」用のナムルもどきを作るのに,ニンジンを千切りにするのですが,今まではこれが一番の鬼門。時間はかかるはイライラするは,千切りだけ妻にお願いすることもしばしば。昨日はニンジン2本をこれを使って数分で千切りにできました。さすがに最後の方はやりにくく,無駄になってしまう部分がちょっと多かったのは否めませんが,太さも均一。これは予想以上に満足できました。刺身の「ツマ」作るのにもよさそうです。
我が家の定番メニューである「ビビンバ」用のナムルもどきを作るのに,ニンジンを千切りにするのですが,今まではこれが一番の鬼門。時間はかかるはイライラするは,千切りだけ妻にお願いすることもしばしば。昨日はニンジン2本をこれを使って数分で千切りにできました。さすがに最後の方はやりにくく,無駄になってしまう部分がちょっと多かったのは否めませんが,太さも均一。これは予想以上に満足できました。刺身の「ツマ」作るのにもよさそうです。
シマウマ柄のラベルで日本でも人気があったHarrison。オーナーのリンジー・ハリソンさんは2002年を最後にカリフォルニアでのワイン作りをやめ,故郷のニュージーランドに帰っていました(以前の記事)。そちらで新しく作ったピノ・ノワールがリリースされています。ラベルはやっぱりシマウマ(笑)。好きなんですねえ。
下二つはカリフォルニア時代のワインです。
下二つはカリフォルニア時代のワインです。
ナパにロング・メドゥ・ランチというワイナリがあります。日本ではあまり知られていませんが,ナパのワインが高騰してしまった今,50ドル程度のカベルネの中では良質なものを作っているとパーカーの掲示板あたりでも評価されています。Wassy'sのメルマガにそこのことが載っており,僕もあまりよく知らなかったので,大幅に引用させていただきます(太字は引用者)。
ワインに付いて言えば,前述のようにカベルネは50ドル程度の価格帯の中では高く評価されており,ランチハウス・レッドというカベルネブレンドも19ドルという価格で「上級デイリーワイン」として評価されています(CellarTrackerの検索結果)。そして,Wassy'sの値段もほぼ現地価格の2280円。ソーヴィニヨンブランもワイナリ価格が18ドルのものが2100円。
話題の「ビオディナミ」ではありませんが,良心的な生産者に,良心的な価格の「自然派ワイン」。いいのではないかと思います。僕もポチッとしました。
まず、耳慣れない言葉ですよね、[メドゥ]Meadow:牧草地という意味です。そして、[ランチ]これはLunch:昼食ではありません。Ranch:大牧場、大農場を意味するんです。
そう、ここはワインだけを作っているのではなく、その広大な農地の中でブドウを栽培し、ワインも作っているんです。
そして、完全オーガニック。アメリカのオーガニック団体の認定も受けています。この牧草地の安全な草のみを食べて育った牛やにわとり(そしてその卵)は大人気で、アメリカ中の一流シェフがわざわざ指定してここの食材を使用する程です。超こだわり食材ってヤツですね。
何より私がびっくりしたのは、2005年に導入した、ソーラー・パワーシステム(太陽パワー)!!!なんと、650エーカーの農場に加え、ワイナリーの総ての電力をこの自家ソーラーシステムで賄ってるそうです。
農場や、ワイナリーって皆さんが思っている以上に電力を使用するんです!!(私も昔、働いていたヴィンヤードの電気代をどないかして安くあげられナイか悩んだもんです。)
そして、それだけじゃない、農場&ヴィンヤードで使う農機具の燃料は今話題のバイオ・オイル!!!(えーーー、知らへんのー?さぁ、すぐに検索してっっ!コレは知っとかなアカンよ。) ヴィンヤードの霜防止ヒーターも灯油は使わずプロパンを使う念の入れ様!
また、野生の動物保護にも力をいれ、広大な敷地内では鷲やコヨーテきつねやアライグマなどが見られるそうです。スゴイなそれ!
日本ではイマイチ知名度の低いこのワイン(あ。言うたらあかんかった?)ですが、アメリカの有名シェフ達にはとにかく大人気なのです。
美味しい農園でそだったブドウから作るワインは美味しいです。この逆はありえませんから。
では、ここで元オーガニック農婦からのお願い。自分で環境保護の運動を始めるのは面倒かもしれません。でもこういった活動をしてる人達のワインを楽しむ事で環境保護に参加してる事になるんです。そして働いてる人達がそれを励みにがんばるものなのです。オーガニック農業とかしんどいからねぇ(T_T)
ワインに付いて言えば,前述のようにカベルネは50ドル程度の価格帯の中では高く評価されており,ランチハウス・レッドというカベルネブレンドも19ドルという価格で「上級デイリーワイン」として評価されています(CellarTrackerの検索結果)。そして,Wassy'sの値段もほぼ現地価格の2280円。ソーヴィニヨンブランもワイナリ価格が18ドルのものが2100円。
話題の「ビオディナミ」ではありませんが,良心的な生産者に,良心的な価格の「自然派ワイン」。いいのではないかと思います。僕もポチッとしました。
第2回となるカリフォルニアワインの名誉の殿堂をThe Culinary Institute of Americaが発表しました。昨年は存命者がRobert Mondavi一人だったのに対し,今年は3名が選出。また,選出方法もワイン・ライター40人が選ぶ形に変わりました。
選ばれたのは以下の8人(7組)。
a. Ernest and Julio Gallo
b. Paul Draper
c. Miljenko "Mike" Grgich
d. Darrell Corti
e. John Daniel Jr.
f. Louis P. Martini
g. Carl Wente
昨年同様クイズにしてみますが,ワイナリの名前が入っている人が多いので,ちょいとひねってます。難しいかな?
1. パリ・テイスティングの勝者
2. 「テロワール」のパイオニア
3. 家族経営として続いている最古のワイナリ
4. サクラメントのワインショップ・オーナー
5. ワイナリ創設者の息子として後を継いだ
6. ワイナリ創設者の親族として後を継いだ
7. 世界最大のワイン会社を作った
検索はしないで考えてくださいませ。
選ばれたのは以下の8人(7組)。
a. Ernest and Julio Gallo
b. Paul Draper
c. Miljenko "Mike" Grgich
d. Darrell Corti
e. John Daniel Jr.
f. Louis P. Martini
g. Carl Wente
昨年同様クイズにしてみますが,ワイナリの名前が入っている人が多いので,ちょいとひねってます。難しいかな?
1. パリ・テイスティングの勝者
2. 「テロワール」のパイオニア
3. 家族経営として続いている最古のワイナリ
4. サクラメントのワインショップ・オーナー
5. ワイナリ創設者の息子として後を継いだ
6. ワイナリ創設者の親族として後を継いだ
7. 世界最大のワイン会社を作った
検索はしないで考えてくださいませ。
RavenswoodのZinfandelは日本でも有名どころの中では入手しやすい方です。ただ,単一畑ものになるとかなり入手困難だし,値段も高くなります。Vin du 268でRavenswoodの単一畑Zinfandel4種がいずれも3580円。米国の実売は20ドル強くらいからなのでそれよりはやや高いですが,中心的な価格帯は29ドルくらいなので,それと比べれば結構安くなっています。参考のためWine Advocate誌で一番評価が高いのはTeldeschiの89-91点です。
また,Wassys'ではRavenswoodのフラグシップであるOld HillのZinfandelがこれも現地価格に近い5000円と格安。ただしRobert Parkerのレイティングは85-88。「The motto at Ravenswood used to be “no wimpy wines,” but with this cuvee, one has to ask “where’s the beef?”」などとかなり厳しく書かれています。
また,Wassys'ではRavenswoodのフラグシップであるOld HillのZinfandelがこれも現地価格に近い5000円と格安。ただしRobert Parkerのレイティングは85-88。「The motto at Ravenswood used to be “no wimpy wines,” but with this cuvee, one has to ask “where’s the beef?”」などとかなり厳しく書かれています。
Press Democratの記事によるとBeringerのワインメーカーを30年以上にわたって務めたEd Sbragiaが,ついにBeringerを完全にやめたそうです。数年前に故郷であるソノマのDry CreekにSbragia Familyというワイナリを開いたものの,Beringerのワインメーカーも続けるという言わば二足のわらじを続けていました。
昨年,旧Lake Sonomaのワイナリを買い取り,テイスティング・ルームが開けるようになったのを機会に,自身のワイナリに専念する形を取ったようです。後任は長らくアシスタントを務めたLaurie Hook。
SbragiaはBeringerでCabernetが高く評価されていたように,Sbragia FamilyでもCabernetを数多く作っています。そのほかはMerlot,Zinfandel,Chardonnay,Sauvignon Blanc。Pinot NoirやSyrahといった最近人気の品種がないのが「らしい」感じがします。
Sbragia FamilyではEdは長男のAdamとワインを作っており,2005年にはSFクロニクル紙でWinemaker To Watchに選ばれています。
昨年,旧Lake Sonomaのワイナリを買い取り,テイスティング・ルームが開けるようになったのを機会に,自身のワイナリに専念する形を取ったようです。後任は長らくアシスタントを務めたLaurie Hook。
SbragiaはBeringerでCabernetが高く評価されていたように,Sbragia FamilyでもCabernetを数多く作っています。そのほかはMerlot,Zinfandel,Chardonnay,Sauvignon Blanc。Pinot NoirやSyrahといった最近人気の品種がないのが「らしい」感じがします。
Sbragia FamilyではEdは長男のAdamとワインを作っており,2005年にはSFクロニクル紙でWinemaker To Watchに選ばれています。
1000円台のカリフォルニア・ピノ・ノワールとしてはレックス・ゴライアスが「最強」の名を欲しいままにしていたわけですが,製造元だったHahn Estateがブランドを売却。その後は本命不在が続いています(自分的に)。そこへHahnが新ブランドCycles Gladiatorで殴りこみ?をかけてきました。
サイクルズ・グラディエーターは既に1年以上前から国内で販売されていますが,カベルネがメイン。ピノもわずかに入っていましたが,今のところ飲むチャンスはありませんでした。
今回は湘南ワインセラーに6本入荷。安定的に入手できそうなら飲んでみるのですが,まだちょっと迷い中(というかカベルネを買ったまま飲んでいないので,まずはそちらを飲んでからかな)。
ちなみに,米国での評価を見ると,値段の割にはかなり高い評価と言っていいと思います(CellarTracker,Parkerの掲示板)。
追記:ほかにも売っている店があったので追加しました。
サイクルズ・グラディエーターは既に1年以上前から国内で販売されていますが,カベルネがメイン。ピノもわずかに入っていましたが,今のところ飲むチャンスはありませんでした。
今回は湘南ワインセラーに6本入荷。安定的に入手できそうなら飲んでみるのですが,まだちょっと迷い中(というかカベルネを買ったまま飲んでいないので,まずはそちらを飲んでからかな)。
ちなみに,米国での評価を見ると,値段の割にはかなり高い評価と言っていいと思います(CellarTracker,Parkerの掲示板)。
追記:ほかにも売っている店があったので追加しました。
米国では,州間のワインの送付がかなり不自由であるというのは,多くの人がご存知かと思います。禁酒法の流れで,州内における酒類の流通を,特定の業者に限定している州が多いからです。そういった州では他州の業者が郵便や宅配便でワインを送ることが「若年層の酒類購入につながる」などの理由を付けて禁止されています。数年前に裁判所で特定業者への制限が憲法違反だという判断が下されましたが,その後も状況は大きく進展していません。ただ,実際には「サンプル」などの名目や,「アルコール飲料」といった表示を“付け忘れ”たりすることで,アンダーグラウンドの流通があったのも事実です。
オンライン・ワイン販売の大手Wine.comがこの状況に噛み付きました。Wine.comはワシントン州で実際に州外のある業者からワインを購入し,それを違法な販売が行われている証拠としてワシントン州に提出。違法な業者を取り締まってほしいと強く訴えました。
Wine & Spirits Wholesalers Americaがこれに賛同する一方でワインブログとして著名なVinographyが,Wine.comのこの行動に強く反発。同ブログのコメント欄でもさまざまな意見が交わされる状況になっています。
Wine.comが取った行動は大人気ないと思いますが,法律を遵守して事業を進める中で,法律を守らない事業者が横行するのがいらいらする事態であったことは想像できます。一番いいのは州間移送の制限自体がなくなることですが。
オンライン・ワイン販売の大手Wine.comがこの状況に噛み付きました。Wine.comはワシントン州で実際に州外のある業者からワインを購入し,それを違法な販売が行われている証拠としてワシントン州に提出。違法な業者を取り締まってほしいと強く訴えました。
Wine & Spirits Wholesalers Americaがこれに賛同する一方でワインブログとして著名なVinographyが,Wine.comのこの行動に強く反発。同ブログのコメント欄でもさまざまな意見が交わされる状況になっています。
Wine.comが取った行動は大人気ないと思いますが,法律を遵守して事業を進める中で,法律を守らない事業者が横行するのがいらいらする事態であったことは想像できます。一番いいのは州間移送の制限自体がなくなることですが。
今年最初に飲んだワインは誕生日に開けたRoarでした。Roarについて一応説明しておきましょう。MontereyのSanta Lucia Highlands地域を90年代末に一躍有名したのがPisoniの畑。この畑のオーナーGary Pisoniの親友であり「もう一人のGary」とも呼ばれるGary Franscioniが持つのがGary Pisoniと共同所有するのが二人の名を付けたGarys',またGary Franscioni夫妻の畑が奥さんの名を付けたRosella's。Garys'の方はPisoniと同じく「La Tacheか」と言われる“スーツケース・クローン”(海外から荷物にまぎれて不法に持ち込む枝のこと)を植えており,Rosella'sの方はDijonクローンを中心にいくつかの種類を植えていると言われています。このFranscioni夫妻のワイナリがRoarです。
表ラベル 裏ラベル
Roarの名のいわれは上の裏ラベルを参照してください。吹き付ける風と,畑を二分する川の流れの音を「咆哮」に見立てたようです(ラベルにライオンの紋章が付いているのが分かるでしょう)。
さて,2001年から始めたこのワイナリ。今回飲んだ2002は2回目のヴィンテージということになります。Wine Spectatorで91点,PinotReportで93点などの評価を得ています。
色はピノにしてはやや濃い目ですが,最近のピノに比べればまだ少し明るい感じがします。香りはスミレ,イチゴなどを感じます。口に含むと意外にしっかりしたタンニンやスパイスを感じます。甘みは弱く,ひきしまった印象。Rosella'sにしては果実味は弱い方かもしれません。いいワインですが,これはもっとリリースに近い時期に飲んだ方がよかったかも。
ちなみに二日目,三日目とだんだんおいしくなっていきました。特に最後のちょっと澱が混じったような部分は果実味もしっかりしており,おいしかったです。
売り切れていますが参考までにリンクを置いておきます。購入時にはこんなに出していません。
表ラベル 裏ラベル
Roarの名のいわれは上の裏ラベルを参照してください。吹き付ける風と,畑を二分する川の流れの音を「咆哮」に見立てたようです(ラベルにライオンの紋章が付いているのが分かるでしょう)。
さて,2001年から始めたこのワイナリ。今回飲んだ2002は2回目のヴィンテージということになります。Wine Spectatorで91点,PinotReportで93点などの評価を得ています。
色はピノにしてはやや濃い目ですが,最近のピノに比べればまだ少し明るい感じがします。香りはスミレ,イチゴなどを感じます。口に含むと意外にしっかりしたタンニンやスパイスを感じます。甘みは弱く,ひきしまった印象。Rosella'sにしては果実味は弱い方かもしれません。いいワインですが,これはもっとリリースに近い時期に飲んだ方がよかったかも。
ちなみに二日目,三日目とだんだんおいしくなっていきました。特に最後のちょっと澱が混じったような部分は果実味もしっかりしており,おいしかったです。
売り切れていますが参考までにリンクを置いておきます。購入時にはこんなに出していません。
カレラのセントラル・コースト・シャルドネがWassy'sと柳屋で税抜き1500円台になっています。これは米国の13ドル台の価格とほぼ同等です。いわゆるカレラの伝説とは関係ない,購入したブドウで作られるワインですが,質は悪くありません。この値段なら納得でしょう。ちなみに柳屋の方が少し高いですが,これを12本以上買ったら同梱含めてすべて送料無料になります。
August Westで2008年の申し込みが始まりました。共同購入を希望される方は来週末までにメールやmixiのメッセージ,あるいはここのコメントで申し込んでください。
2006 August West Graham Family Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大12本)
2006 August West Rosella's Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大8本)
2006 August West Rosella's Vineyard Syrah 42ドル(最大2本)
2006 August West Rosella's Vineyard Chardonnay 42ドル(最大2本)
このほか米国内の税金,日本での関税,日本への送料などが別途必要になります。
August WestはFreemanやRoarなどのワインメーカーであるEd Kurtzman氏とMontereyのSanta Lucia HighlandsにGary's,Rosella'sの人気畑を持つGary Franscioni氏,SonomaのRussian River ValleyにGraham Vineyardを持つHoward Graham氏の共同プロジェクトです。Parkerの掲示板の「好きなピノ」スレッドには必ずといっていいほど名前が出てくる人気ワイナリであり,僕もここのピノは大好きです。
2005のシャルドネについては以前に感想を書いています。GrahamとRosella'sの二つのピノですが,Grahamがどちらかというとビッグなタイプ,Rosella'sが繊細なタイプです。2005のGrahamについてはBrian Loringが絶賛していますが,2006はどちらかというと2004に似ているそうです(2004のTNはこちら)。また,2005のRosella's Pinot Noirについてはこちらのホリゾンタル・テイスティングが参考になるでしょう。2005のシラーについてはCellarTrackerをご参考に。
2006 August West Graham Family Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大12本)
2006 August West Rosella's Vineyard Pinot Noir 48ドル(最大8本)
2006 August West Rosella's Vineyard Syrah 42ドル(最大2本)
2006 August West Rosella's Vineyard Chardonnay 42ドル(最大2本)
このほか米国内の税金,日本での関税,日本への送料などが別途必要になります。
August WestはFreemanやRoarなどのワインメーカーであるEd Kurtzman氏とMontereyのSanta Lucia HighlandsにGary's,Rosella'sの人気畑を持つGary Franscioni氏,SonomaのRussian River ValleyにGraham Vineyardを持つHoward Graham氏の共同プロジェクトです。Parkerの掲示板の「好きなピノ」スレッドには必ずといっていいほど名前が出てくる人気ワイナリであり,僕もここのピノは大好きです。
2005のシャルドネについては以前に感想を書いています。GrahamとRosella'sの二つのピノですが,Grahamがどちらかというとビッグなタイプ,Rosella'sが繊細なタイプです。2005のGrahamについてはBrian Loringが絶賛していますが,2006はどちらかというと2004に似ているそうです(2004のTNはこちら)。また,2005のRosella's Pinot Noirについてはこちらのホリゾンタル・テイスティングが参考になるでしょう。2005のシラーについてはCellarTrackerをご参考に。
以前紹介したRavenswoodのLodi(ロダイと書いてありますが,本当の発音はロウダイ)のジンファンデルが,柳屋で再入荷しています。内容は前と同じなので,前の記事をコピペしておきます。
"人気がないらしいジンファンデルですが,比較的安価でまあまあの品質のものが手に入りやすいという意味では,割と重宝する品種だと思います。これもその1本。Ravenswood(カタカナ表記はレイヴェンズウッド,レーヴェンズウッドなど)のLodiは同ワイナリがCountyシリーズと呼ぶ中級レベルのもの。別ヴィンテージものは飲んだことがありますが,スパイスと甘み,酸味のバランスがよく,飲みやすくておいしいワインでした。ワイナリ価格15ドルで,リテールでは11ドルくらいでもありますが,税抜き1000円台は健闘している価格でしょう。"
ワイナリ価格15ドルのRavenswoodが1000円台
Los Angeles TimesにOjaiのワインメーカーAdam Tolmachについての記事が掲載されています。OjaiといえばSyrahやPinot Noir,Chardonnayで人気の高いワイナリ。2004年のSyrahでは4種がWine Advocate誌で94点を取るなど,評論家からも高く評価されています。そのTolmach氏が「もうパーカーに高い点をつけてもらうためのワイン作りはしない」と宣言しました。
完熟したブドウを使った濃い味わいで高いアルコール度のワインはもういいというのです。自身が飲みたいワインでなくなってきたと。上のコメントにあるように,実際に2007年の収穫は例年より早く,これからも毎年段々収穫時期を早くしていく予定です。以前はアルコール度が低い=薄くて味のしないワインだったわけですが,現在の技術ではアルコール度が低くてもおいしいバランスの取れたワインは作れるとのこと。ただし,水を加えたり,技術的にアルコールを取り去るのではなく,あくまでも収穫時期の調整で行っていくとのことです。
Ojaiのワイン,今でも十分においしいとは思いますが,これからの変化も楽しみです。
ちなみに紹介したワインはWine Advocateで93点を取ったSauvignon Blanc。「One of the greatest California Sauvignon Blancs I have tasted over the last decade」と書いています。リリース価格26ドルで2980円はお買い得です。
"Next year's harvest, he says, could be even earlier, and the following year may be earlier still. Tolmach is pushing up his harvest dates to pick less-ripe grapes and rejecting bunches that might have made the grade in previous vintages to bring his wines back in balance -- a balance he says he lost in the years spent trying to serve two masters: himself and wine critic Robert Parker."
Are California wines over the top? - Los Angeles Times
完熟したブドウを使った濃い味わいで高いアルコール度のワインはもういいというのです。自身が飲みたいワインでなくなってきたと。上のコメントにあるように,実際に2007年の収穫は例年より早く,これからも毎年段々収穫時期を早くしていく予定です。以前はアルコール度が低い=薄くて味のしないワインだったわけですが,現在の技術ではアルコール度が低くてもおいしいバランスの取れたワインは作れるとのこと。ただし,水を加えたり,技術的にアルコールを取り去るのではなく,あくまでも収穫時期の調整で行っていくとのことです。
Ojaiのワイン,今でも十分においしいとは思いますが,これからの変化も楽しみです。
ちなみに紹介したワインはWine Advocateで93点を取ったSauvignon Blanc。「One of the greatest California Sauvignon Blancs I have tasted over the last decade」と書いています。リリース価格26ドルで2980円はお買い得です。
Robert Mondavi夫人のMargrit Biever Mondaviがロイターのインタビューに答えています。ワイナリのオーナーはConstellation Brandsに移りましたがMargritはvice president of cultural affairsとして在籍しています。インタビューの内容は彼女の役割である芸術や食事とワインとの関係といった当たり障りのないもので「空気読んで」いるのかもしれませんが,いまいち。「ワイナリを手放す原因になったのではないか」というあたりなどもっと突っ込んでほしかったものです(参考)。
それよりも,長年のモンダヴィ・ファンとして衝撃的なのはRobertの現在の体調について明らかになったことでしょうか。
それよりも,長年のモンダヴィ・ファンとして衝撃的なのはRobertの現在の体調について明らかになったことでしょうか。
先日の表彰式で,衰えは目に見えていましたが,全くしゃべれなくなっているというのはやはりショックでした。"Mondavi, 81, spoke to Reuters about her career and life with her 94-year old husband who is now confined to a wheelchair and unable to speak although doctors have not been able to pinpoint the cause."
Just a Minute With: Margrit Mondavi on wine | Lifestyle | Living | Reuters
たけくまといっても竹熊健太郎ではありません。まっとうな中華の店です。溜池方面に所用があったため,行ってみました。頼んだのは坦々麺。800円で半ライスと杏仁豆腐が付いてきます。坦々麺は結構いろいろ食べたのですが,ラーメン類の中でもユニークな位置付けにある麺だと思います。
まず,ラーメン店よりも中華料理屋で出すところの方が多く,その方がおいしいところも多いこと。次に,ラーメンが全体に多様性を重んじているのに対し,坦々麺は固定的なスタイルが期待されること。例えば具は挽肉と青梗菜で,それ以上何かを足したからといって満足度が上がることはあまりありません。それから,1000円以下で満足できる店が少ないこと。果たしてここはどうでしょうか。
見た目は唐辛子の赤みが濃く,なかなか上々。麺は若干柔らかめだが,細麺で汁が絡みやすいです。スープの辛さもゴマの香りも十分。相当おいしい坦々麺です。少し酸味があったらいいのにとか,完璧に満足というわけではないですが,100点満点で90点くらいは上げられそう。量もたっぷりあります。
実はデザートの杏仁豆腐もかなり美味です。これで800円は相当お値打ちです。このあたりの人はいい店がたくさんあっていいなあ。
まず,ラーメン店よりも中華料理屋で出すところの方が多く,その方がおいしいところも多いこと。次に,ラーメンが全体に多様性を重んじているのに対し,坦々麺は固定的なスタイルが期待されること。例えば具は挽肉と青梗菜で,それ以上何かを足したからといって満足度が上がることはあまりありません。それから,1000円以下で満足できる店が少ないこと。果たしてここはどうでしょうか。
見た目は唐辛子の赤みが濃く,なかなか上々。麺は若干柔らかめだが,細麺で汁が絡みやすいです。スープの辛さもゴマの香りも十分。相当おいしい坦々麺です。少し酸味があったらいいのにとか,完璧に満足というわけではないですが,100点満点で90点くらいは上げられそう。量もたっぷりあります。
実はデザートの杏仁豆腐もかなり美味です。これで800円は相当お値打ちです。このあたりの人はいい店がたくさんあっていいなあ。
柳屋のメルマガによると,メルヴィルのエステート ピノやシャルドネが2006ヴィンテージで600円ほど値上がりするそうです。2005は実売4000円程度ですが定価5000円超になるので,実売はおそらく4000円台後半でしょう。というわけで今の値段で買いたい方はお早めに(柳屋は売り切れていました。輸入元も完売だそうです)。
久々に秋葉原近辺に用事があったので,ランチを淡路町の「やまいち」で取ることに。ここは近所の有名店「勝漫」の人が独立して開いた店。実は以前(といっても20年近く前ですが)オフィスがこのあたりだったので勝漫にはよく行ったのです。あそこの大かつ丼は僕の原点の一つ。
ネットで予習したところ,特ロースかつ定食がおいしそうだったので2000円とランチにしてはお高いながら,それを注文。周囲も半数以上が特ロースでした(2番目に多かったのはヒレかつ丼だったよう)。
待つことしばし。出てきたカツはかなり大きめで厚みもたっぷり。肉厚1.5cmくらいありそうです。横に5等分さらに縦にも半分に切られており,それぞれ一口サイズになっているのはうれしいところ。
ソース類がテーブル上にいろいろありますが,アンチソース派の僕としては,岩塩とゆず胡椒を選択しました。
まずは端っこの一切れ。見た目はほとんど脂です。ゆず胡椒と岩塩を少し付けていただいたところ…
劇うま
脂が甘くとろけるようにおいしいです。これはやっぱり塩が合います。ゆず胡椒には味噌汁に入ってもらって(これはこれでとてもおいしかった),残りも塩でいただきます。はっきり言いますが,これにソースをべちゃべちゃにかけて食べる人は肉の味,脂の味を分かっていないと思います。
やや強めに揚げられたこのとんかつ,肉もおいしいですが脂の旨みを味わうものと思った方がいいかもしれません。肉だけの切り身はやや満足度が低いです。一切れだけはソースをかけていただきました(やっぱり塩の方がよかったですが)。
たまにおいしいものを食べると満足感が違いますね。
余談ですが,帰りにヨドバシカメラに立ち寄ったところ,Caplio R7が一番人気と書いてありました。
ネットで予習したところ,特ロースかつ定食がおいしそうだったので2000円とランチにしてはお高いながら,それを注文。周囲も半数以上が特ロースでした(2番目に多かったのはヒレかつ丼だったよう)。
待つことしばし。出てきたカツはかなり大きめで厚みもたっぷり。肉厚1.5cmくらいありそうです。横に5等分さらに縦にも半分に切られており,それぞれ一口サイズになっているのはうれしいところ。
ソース類がテーブル上にいろいろありますが,アンチソース派の僕としては,岩塩とゆず胡椒を選択しました。
まずは端っこの一切れ。見た目はほとんど脂です。ゆず胡椒と岩塩を少し付けていただいたところ…
劇うま
脂が甘くとろけるようにおいしいです。これはやっぱり塩が合います。ゆず胡椒には味噌汁に入ってもらって(これはこれでとてもおいしかった),残りも塩でいただきます。はっきり言いますが,これにソースをべちゃべちゃにかけて食べる人は肉の味,脂の味を分かっていないと思います。
やや強めに揚げられたこのとんかつ,肉もおいしいですが脂の旨みを味わうものと思った方がいいかもしれません。肉だけの切り身はやや満足度が低いです。一切れだけはソースをかけていただきました(やっぱり塩の方がよかったですが)。
たまにおいしいものを食べると満足感が違いますね。
余談ですが,帰りにヨドバシカメラに立ち寄ったところ,Caplio R7が一番人気と書いてありました。
Caplio R7の試し撮りということで,まずは手ごろなところで,前のカメラ(Optio S)を撮ってみました。Caplio R7は1cmまでのマクロ撮影が可能とのことなので,撮影シーンをマクロにしています。
Caplio R7試し撮り
いやあ,驚きました。こんなに簡単にこれほどの写真が撮れてしまうとは。ピントもぼけ具合も文句ありません。
で,今日のお買い物はもちろんカメラ用のSDカード。最近はカメラも携帯もカードは楽天の「上海問屋」で買っています。量販店もメモリ・カードは高いので。今回は高速版の2GBのSDカードを買いましたが,yodobashi.comなら安いのでも7000円以上するところが,送料入れても2000円です。
買い物ついでというわけでもありませんが,なぜか1つ買い物をすると別のものも買いたくなってしまうことがよくあります。今回は全く脈絡はありませんが,
というのを買ってしまいました。これは2008年1月4日の朝日新聞「be」で紹介されたそうですが,ハンドルがなくてコンパクトなのが特徴。実は包丁使うの苦手なので,人参の千切りとかは「鬼門」なのです。これがあったら楽になるかもと思わずポチッとしてしまいました(笑)。
Caplio R7試し撮り
いやあ,驚きました。こんなに簡単にこれほどの写真が撮れてしまうとは。ピントもぼけ具合も文句ありません。
で,今日のお買い物はもちろんカメラ用のSDカード。最近はカメラも携帯もカードは楽天の「上海問屋」で買っています。量販店もメモリ・カードは高いので。今回は高速版の2GBのSDカードを買いましたが,yodobashi.comなら安いのでも7000円以上するところが,送料入れても2000円です。
買い物ついでというわけでもありませんが,なぜか1つ買い物をすると別のものも買いたくなってしまうことがよくあります。今回は全く脈絡はありませんが,
というのを買ってしまいました。これは2008年1月4日の朝日新聞「be」で紹介されたそうですが,ハンドルがなくてコンパクトなのが特徴。実は包丁使うの苦手なので,人参の千切りとかは「鬼門」なのです。これがあったら楽になるかもと思わずポチッとしてしまいました(笑)。
一眼デジカメには十分満足しているのですが,旅行のときなどはどうしてもコンパクト型でないと荷物が大変。これまではペンタックスのOptio Sという小型機を使っていたのですが,最近モード・ボタンが効いたり効かなかったりしたり,電池ケースのふたが取れてしまうなど,さすがにそろそろ替え時かなあと。
近所のヤマダ電機に見に行ったのですが,どれも似たような機能で,なかなか決め手がありません。事前には価格と機能,サイズのバランスでキヤノンのIXY DIGITAL 10がいいかと思っていたのですが,それじゃなきゃっていうのが若干弱く…。
店員に相談したところ,結局全く想定していなかったリコーのCaplio R7になりました。最後まで候補に残ったのはほかにIXY DIGITAL 910IS/810IS,ニコンのCOOLPIX S510。ニコンはサイズが小さいのがよかったのですが,いじってみるとズームの動きがカクカクしていまいち。IXY DIGITALは手振れ補正付きのモデルはサイズが一回り大きいのがもう1つ。「指名買いが多い」というCaplio R7にしました。色はシルバーだとあまりにも普通だし,黒は男っぽかったので(普段使うのは妻なので)オレンジに。
値段はカードで払ったのでポイント分を差し引いたとして,楽天の安いところと同じくらい。現金だとポイントがもうちょっと付くので3万を切るところでした。タイムサービス価格とのことで,普段はもう少し高かったようです。
まだ,試し撮りしかしていませんが,Optio Sよりきょう体は少し大きいものの液晶サイズも面積比4倍くらい。さすがに見やすいです。このブログには写真ほとんど使っていないのであまり影響ありませんが,ちょっとうれしい買い物でした。
近所のヤマダ電機に見に行ったのですが,どれも似たような機能で,なかなか決め手がありません。事前には価格と機能,サイズのバランスでキヤノンのIXY DIGITAL 10がいいかと思っていたのですが,それじゃなきゃっていうのが若干弱く…。
店員に相談したところ,結局全く想定していなかったリコーのCaplio R7になりました。最後まで候補に残ったのはほかにIXY DIGITAL 910IS/810IS,ニコンのCOOLPIX S510。ニコンはサイズが小さいのがよかったのですが,いじってみるとズームの動きがカクカクしていまいち。IXY DIGITALは手振れ補正付きのモデルはサイズが一回り大きいのがもう1つ。「指名買いが多い」というCaplio R7にしました。色はシルバーだとあまりにも普通だし,黒は男っぽかったので(普段使うのは妻なので)オレンジに。
値段はカードで払ったのでポイント分を差し引いたとして,楽天の安いところと同じくらい。現金だとポイントがもうちょっと付くので3万を切るところでした。タイムサービス価格とのことで,普段はもう少し高かったようです。
まだ,試し撮りしかしていませんが,Optio Sよりきょう体は少し大きいものの液晶サイズも面積比4倍くらい。さすがに見やすいです。このブログには写真ほとんど使っていないのであまり影響ありませんが,ちょっとうれしい買い物でした。
前記事の続きです。
5位:Crushpadの注目高まる
いわゆる「Wine 2.0」的な動きの中でも,圧倒的に注目度と存在感が高いのがCrushpad。自分のワインを作るというワイン好きにとっての一番の夢を,これまでより圧倒的に低いしきいで実現できるのですから気にならないはずがありません。しかも自分のワインであれば質は問わないというのではなく,ワイン評論家に高く評価されるワインも次々に出てくるのですから,夢はさらに広がります。Crushpadで作られたワインが2006年ころから出てくるようになって,ただの宣伝文句ではなく本当に夢がかなうことが明らかになってきました。記事ではいろいろ取り上げているので,検索結果をどうぞ。
4位:ブショネ
【保存版】ブショネのワインを救う方法の記事は単独の記事としてはかなり多くのアクセスを集めました。検索語でも上位に入っています。ブショネのワインをサランラップで救済するという方法を紹介したもので,いろいろな人の実験によると,実際にかなりの効果があるようです。記事一覧はこちら。
3位:カレラ再注目
5月にテレビ番組で取り上げられたのをきっかけに「1万円で飲めるロマネ・コンティ」としてカレラ・ジェンセンが再び注目を集めました。1990年代末はワインショップに朝から行列して買ったりしたものですが,今度はオンラインショップで争奪戦が繰り広げられました。本ブログでもカレラのオファーありますや,カレラ ジェンセンありますなどの記事が大分アクセスされました。カレラの再評価は日本だけのことではなく,米国でもWine Advocate誌で2004のSelleckが96点を取ったり(Jensenは94点),他のオンラインメディアでもCaleraの記事が出たりしました。SFクロニクル紙はWinemaker of the YearにJosh Jensen氏を選んでおり,トップ100にMt. Harlan CuveeとRyanを選出しています。
2位:Gary Vaynerchuk
Wine Library TVのGary Vaynerchukが旋風を巻き起こしました。彼もWine 2.0の担い手の一人と目されていますが,それ以上にワインを多くの人になじみやすいものにしたことに意味があると思います。彼は視聴者に向かって「自分の味覚を信じよう」とか「You, with a little bit of me, are changing the wine world」と呼びかけます。「私の舌を信じろ」といったタイプのRobert Parkerとは大きく違います。NBCの「Late Night with Conan O'Brien」に出演して土をかじらせるなど,エンタテインメント性もすばらしいです。これも記事が多いので検索結果をどうぞ。ちなみにこの検索結果には入っていませんが,初出はこちらです。
1位:Ch. Igai Takaha
やっぱり2007年の1位はこれしかないでしょう。Wine Advocate誌で95点を取ったというのは歴史に残ることといっても過言ではないと思います。Crushpadで作ったピノやシャルドネも高品質です。これも検索結果でどうぞ。
番外:このほか,アクセスが多かった記事の中には飛行機の機内にワインを持ち込むための箱の話や,ナパのセミヌード・カレンダーの話がありました。
5位:Crushpadの注目高まる
いわゆる「Wine 2.0」的な動きの中でも,圧倒的に注目度と存在感が高いのがCrushpad。自分のワインを作るというワイン好きにとっての一番の夢を,これまでより圧倒的に低いしきいで実現できるのですから気にならないはずがありません。しかも自分のワインであれば質は問わないというのではなく,ワイン評論家に高く評価されるワインも次々に出てくるのですから,夢はさらに広がります。Crushpadで作られたワインが2006年ころから出てくるようになって,ただの宣伝文句ではなく本当に夢がかなうことが明らかになってきました。記事ではいろいろ取り上げているので,検索結果をどうぞ。
4位:ブショネ
【保存版】ブショネのワインを救う方法の記事は単独の記事としてはかなり多くのアクセスを集めました。検索語でも上位に入っています。ブショネのワインをサランラップで救済するという方法を紹介したもので,いろいろな人の実験によると,実際にかなりの効果があるようです。記事一覧はこちら。
3位:カレラ再注目
5月にテレビ番組で取り上げられたのをきっかけに「1万円で飲めるロマネ・コンティ」としてカレラ・ジェンセンが再び注目を集めました。1990年代末はワインショップに朝から行列して買ったりしたものですが,今度はオンラインショップで争奪戦が繰り広げられました。本ブログでもカレラのオファーありますや,カレラ ジェンセンありますなどの記事が大分アクセスされました。カレラの再評価は日本だけのことではなく,米国でもWine Advocate誌で2004のSelleckが96点を取ったり(Jensenは94点),他のオンラインメディアでもCaleraの記事が出たりしました。SFクロニクル紙はWinemaker of the YearにJosh Jensen氏を選んでおり,トップ100にMt. Harlan CuveeとRyanを選出しています。
2位:Gary Vaynerchuk
Wine Library TVのGary Vaynerchukが旋風を巻き起こしました。彼もWine 2.0の担い手の一人と目されていますが,それ以上にワインを多くの人になじみやすいものにしたことに意味があると思います。彼は視聴者に向かって「自分の味覚を信じよう」とか「You, with a little bit of me, are changing the wine world」と呼びかけます。「私の舌を信じろ」といったタイプのRobert Parkerとは大きく違います。NBCの「Late Night with Conan O'Brien」に出演して土をかじらせるなど,エンタテインメント性もすばらしいです。これも記事が多いので検索結果をどうぞ。ちなみにこの検索結果には入っていませんが,初出はこちらです。
1位:Ch. Igai Takaha
やっぱり2007年の1位はこれしかないでしょう。Wine Advocate誌で95点を取ったというのは歴史に残ることといっても過言ではないと思います。Crushpadで作ったピノやシャルドネも高品質です。これも検索結果でどうぞ。
番外:このほか,アクセスが多かった記事の中には飛行機の機内にワインを持ち込むための箱の話や,ナパのセミヌード・カレンダーの話がありました。
もう2008年も4日目であり,既にいくつかの記事を書いていますが,昨年の総括ということで10大ニュースを発表したいと思います。
10位:拡大続けるWilliam Foley
サンタ・バーバラ地域でワイナリを営んでいたFoley氏が急速に買収攻勢を進めました。まずはBrewer-Cliftonなどでもブドウが使われているAshley'sの畑,8月にはFirestone Vineyardsの買収を発表しました。そのときにナパなどでもブランド買収を考えている旨明らかにしていましたが,早くも12月にMerus買収という形で現れました。Firestoneの旧オーナーのインタビュー記事の話もありました。
9位:ナパの新ワイナリ
観光客が多いナパだけあって,建物などに趣向を凝らした新しいワイナリができています。V. SattuiのDaryl Sattui氏はCastello di Amorosaというお城のようなワイナリを構築。ツアーもワインより建物が主体のようです。Quixote(キホーテ)も2007年にワイナリをオープン。オーストリアの建築家Friedensreich Hundertwasserがデザインしたユニークな建物です。記事には書いていませんが,Craig Hall氏のHall Wineryも有名建築家が設計したワイナリを構築することを明らかにしています。
8位:やっぱりピノが好き
特にどの記事というわけではありませんが,ブドウの品種別に見るとピノを取り上げることが圧倒的に多くなっています。読者向けアンケートの結果を見てもピノが好きな人がダントツ1位。新しいワイナリがどんどん出てくる楽しさや,評論家などによる評価の高まりがその理由でしょうか。
7位:AVAで論争
カリフォルニアのワイン業界的に言うとこれが一番大きなニュースかもしれません。新しいAVAを作るときに,既存のワイナリと名前がかぶっていたらどうするか(Calistoga,関連記事1,関連記事2),大きなAVAの中に小さなAVAを決める際のルールはどうあるべきか(Paso Robles,関連記事3,関連記事4,関連記事5)が紛糾を続けています。2008年に持ち越されたテーマでもあります。
6位:自然派の勃興
Biodynamics(ビオディナミ)に代表される自然派や,Sustainable(持続可能な)ワイン作りなど,自然に優しいワイン作りへの注目が高まっています。前者ではBonny Doonがビオディナミへの全面的転換のためにBig Houseなどの人気ブランドを売却した(2006年)ことなどが象徴的。シンポジウムも開かれましたし,ワイン掲示板でも大きなテーマになっています。後者では太陽電池が象徴的。ちょうど1年前にはソノマのClineがシャープのCMに出ましたが,Grgich HillsやMontelenaも太陽電池化を果たしています。
5位~1位は次の記事で。
10位:拡大続けるWilliam Foley
サンタ・バーバラ地域でワイナリを営んでいたFoley氏が急速に買収攻勢を進めました。まずはBrewer-Cliftonなどでもブドウが使われているAshley'sの畑,8月にはFirestone Vineyardsの買収を発表しました。そのときにナパなどでもブランド買収を考えている旨明らかにしていましたが,早くも12月にMerus買収という形で現れました。Firestoneの旧オーナーのインタビュー記事の話もありました。
9位:ナパの新ワイナリ
観光客が多いナパだけあって,建物などに趣向を凝らした新しいワイナリができています。V. SattuiのDaryl Sattui氏はCastello di Amorosaというお城のようなワイナリを構築。ツアーもワインより建物が主体のようです。Quixote(キホーテ)も2007年にワイナリをオープン。オーストリアの建築家Friedensreich Hundertwasserがデザインしたユニークな建物です。記事には書いていませんが,Craig Hall氏のHall Wineryも有名建築家が設計したワイナリを構築することを明らかにしています。
8位:やっぱりピノが好き
特にどの記事というわけではありませんが,ブドウの品種別に見るとピノを取り上げることが圧倒的に多くなっています。読者向けアンケートの結果を見てもピノが好きな人がダントツ1位。新しいワイナリがどんどん出てくる楽しさや,評論家などによる評価の高まりがその理由でしょうか。
7位:AVAで論争
カリフォルニアのワイン業界的に言うとこれが一番大きなニュースかもしれません。新しいAVAを作るときに,既存のワイナリと名前がかぶっていたらどうするか(Calistoga,関連記事1,関連記事2),大きなAVAの中に小さなAVAを決める際のルールはどうあるべきか(Paso Robles,関連記事3,関連記事4,関連記事5)が紛糾を続けています。2008年に持ち越されたテーマでもあります。
6位:自然派の勃興
Biodynamics(ビオディナミ)に代表される自然派や,Sustainable(持続可能な)ワイン作りなど,自然に優しいワイン作りへの注目が高まっています。前者ではBonny Doonがビオディナミへの全面的転換のためにBig Houseなどの人気ブランドを売却した(2006年)ことなどが象徴的。シンポジウムも開かれましたし,ワイン掲示板でも大きなテーマになっています。後者では太陽電池が象徴的。ちょうど1年前にはソノマのClineがシャープのCMに出ましたが,Grgich HillsやMontelenaも太陽電池化を果たしています。
5位~1位は次の記事で。
ワインブログとして著名なVinographyが酒のレビューに力入れていたり,Wine Library TVで酒が取り上げられたり,日本酒も注目度が高まっています。
個人的には日本酒を飲むのは正月くらいで,テイスティング・ノートを書けるほど,分からないのですが,一応飲んだ報告として挙げておきます。
成城石井で出羽桜の日本酒を3種試飲していたので,そこから選択。選んだ理由は「燗」でもいけるから。正月は雰囲気的にとっくりで「燗」をして飲むことが多いので,あまりさらさらしたものより,味わいがしっかりしたものの方が好みです。あまり個性は強くないような気がしましたが,そこそこ旨みもあり,おいしくいただけました。
ちなみに大晦日は近所の蕎麦屋で年越しそばを食べ,「黒牛」というのを飲みました。これは冷やでしたが,甘すぎず,なかなかよかったです。
個人的には日本酒を飲むのは正月くらいで,テイスティング・ノートを書けるほど,分からないのですが,一応飲んだ報告として挙げておきます。
成城石井で出羽桜の日本酒を3種試飲していたので,そこから選択。選んだ理由は「燗」でもいけるから。正月は雰囲気的にとっくりで「燗」をして飲むことが多いので,あまりさらさらしたものより,味わいがしっかりしたものの方が好みです。あまり個性は強くないような気がしましたが,そこそこ旨みもあり,おいしくいただけました。
ちなみに大晦日は近所の蕎麦屋で年越しそばを食べ,「黒牛」というのを飲みました。これは冷やでしたが,甘すぎず,なかなかよかったです。
1/2は初詣といろいろなものを兼ねて都内へ小旅行?でした。
まずは浅草寺へ。ここは仲見世を通って行くので行列に楽しみがあるのがいいところです。昨年来て味を占めて今年も行くことになりました。
おぼろ昆布屋さんやお箸屋さん,人形焼屋さんなど,行列を掻き分けて予定の店に行きつつ,1時間半ほど並んでようやく本殿にたどり着きました。さすがに混んでいます。
ちなみに途中で引いたおみくじは「凶」。実は昨年も浅草寺で凶を引いたのですが,ここは3割くらい凶があって割合がかなり高いらしいです。それにしても我が家は4人中3人が凶で今年が思いやられます。
初詣だけで2時を回ってしまいましたが,ランチはせっかく浅草に来たのだからということで「葵丸進」という店で天丼。どこの店もむちゃくちゃ混んでいる中,ここは7Fまであるという大きな店だけあり,意外にスムーズに入れました。味はやっぱりタレがかなり濃く,後ですごくのどが渇きましたが,とにかく満腹にはなりました。正月でもあり,あまり贅沢は言えません。
まずは浅草寺へ。ここは仲見世を通って行くので行列に楽しみがあるのがいいところです。昨年来て味を占めて今年も行くことになりました。
おぼろ昆布屋さんやお箸屋さん,人形焼屋さんなど,行列を掻き分けて予定の店に行きつつ,1時間半ほど並んでようやく本殿にたどり着きました。さすがに混んでいます。
ちなみに途中で引いたおみくじは「凶」。実は昨年も浅草寺で凶を引いたのですが,ここは3割くらい凶があって割合がかなり高いらしいです。それにしても我が家は4人中3人が凶で今年が思いやられます。
初詣だけで2時を回ってしまいましたが,ランチはせっかく浅草に来たのだからということで「葵丸進」という店で天丼。どこの店もむちゃくちゃ混んでいる中,ここは7Fまであるという大きな店だけあり,意外にスムーズに入れました。味はやっぱりタレがかなり濃く,後ですごくのどが渇きましたが,とにかく満腹にはなりました。正月でもあり,あまり贅沢は言えません。
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SFクロニクル紙のライターだったW. Blake Gray氏が12ドル以下のワインの中でお勧めのものを記事に書いています(ワイン一覧はこちら)。奥様が日本語にまとめたものもあるので,こちらが分かりやすいと思います(その1,その2)。
挙げられているのは以下のワイン(アルファベット順)。
2006 Charles Shaw California Shiraz ($2)
2003 Columbia Crest Grand Estates Columbia Valley Shiraz ($11)
2006 Columbia Crest Two Vines Columbia Valley Gewurztraminer ($8)
2005 Cycles Gladiator California Cabernet Sauvignon ($10)
2006 Dry Creek Vineyard Clarksburg Dry Chenin Blanc ($11.50)
2006 Edna Valley Vineyard Paragon San Luis Obispo Chardonnay ($12)
NV Frontier Red Lot No. 71 California Red Wine ($10)
2006 Geyser Peak California Sauvignon Blanc ($12)
NV Hangtown Red El Dorado County Lot 35 ($10)
NV Korbel California Brut Rosé ($12)
2006 McManis Family Vineyards California Pinot Grigio ($10)
2006 McManis Family Vineyards California Zinfandel ($11)
2004 Napa Ridge Napa Valley Cabernet Sauvignon ($12)
2006 Pomelo California Sauvignon Blanc ($10)
2006 Sobon Estate Amador County Old Vines Zinfandel ($12)
面白いのはノンヴィンテージでブレンドもロットによって変わるFrontier RedとHangtown Redが入っていること。前者はSanta BarbaraのFess Parkerが作るワインで,ここのワイナリはSidewaysでマイルスがスピット・バケツからワインを飲むシーンで使われています。記事ではこのワインの中身はこのスピット・バケツのように何でもぶちこんだブレンドだと書いていますが,意外にも味はいけるとのこと。
また,KorbelやNapa Ridgeといったワインマニアには鼻の先で笑われてしまいそうなワインが入っているのもなかなか面白いです。Korbelは安スパークリングを作るワイナリで,いまだにブランドにChampagneと入れているあたりにいまいち感が溢れ出ているのですが,意外に味は悪くないようです。Napa Ridgeはナパのブドウを使っていないのにブランド名でNapaと称しているということで裁判になったワイン。裁判のせいもあって,ネガティブ・イメージでとらえがちですが,実は裁判の決着後,メーカーのFranzia(Two Buck Chuck=Charles Shawもここのワイン)はナパのブドウでワインを作るように変えたとのこと。内容もよくなっているようです。
挙げられているのは以下のワイン(アルファベット順)。
2006 Charles Shaw California Shiraz ($2)
2003 Columbia Crest Grand Estates Columbia Valley Shiraz ($11)
2006 Columbia Crest Two Vines Columbia Valley Gewurztraminer ($8)
2005 Cycles Gladiator California Cabernet Sauvignon ($10)
2006 Dry Creek Vineyard Clarksburg Dry Chenin Blanc ($11.50)
2006 Edna Valley Vineyard Paragon San Luis Obispo Chardonnay ($12)
NV Frontier Red Lot No. 71 California Red Wine ($10)
2006 Geyser Peak California Sauvignon Blanc ($12)
NV Hangtown Red El Dorado County Lot 35 ($10)
NV Korbel California Brut Rosé ($12)
2006 McManis Family Vineyards California Pinot Grigio ($10)
2006 McManis Family Vineyards California Zinfandel ($11)
2004 Napa Ridge Napa Valley Cabernet Sauvignon ($12)
2006 Pomelo California Sauvignon Blanc ($10)
2006 Sobon Estate Amador County Old Vines Zinfandel ($12)
面白いのはノンヴィンテージでブレンドもロットによって変わるFrontier RedとHangtown Redが入っていること。前者はSanta BarbaraのFess Parkerが作るワインで,ここのワイナリはSidewaysでマイルスがスピット・バケツからワインを飲むシーンで使われています。記事ではこのワインの中身はこのスピット・バケツのように何でもぶちこんだブレンドだと書いていますが,意外にも味はいけるとのこと。
また,KorbelやNapa Ridgeといったワインマニアには鼻の先で笑われてしまいそうなワインが入っているのもなかなか面白いです。Korbelは安スパークリングを作るワイナリで,いまだにブランドにChampagneと入れているあたりにいまいち感が溢れ出ているのですが,意外に味は悪くないようです。Napa Ridgeはナパのブドウを使っていないのにブランド名でNapaと称しているということで裁判になったワイン。裁判のせいもあって,ネガティブ・イメージでとらえがちですが,実は裁判の決着後,メーカーのFranzia(Two Buck Chuck=Charles Shawもここのワイン)はナパのブドウでワインを作るように変えたとのこと。内容もよくなっているようです。
最新号のWine Advocate誌で96点が付いたNewton Chardonnay Unfiltered 2005。カリフォルニアのシャルドネとしては異例の長熟型で,同じ号には91年を最近飲んで素晴らしかった(92点)とRobert Parkerが評しています。できたら早飲みするより5年以上寝かして飲みたいワインです。日本では現地価格の最低ラインよりも安い4000円前後で売られていてかなりお買い得。2004年はWine Adovocate誌ではレビューされていませんが,ワインダールでは税込み3675円とさらにお買い得。