KundeといえばZinfandelの優良プロデューサーとして知られていますが,残念ながら輸入中止だそうです。中でもShaw Vineyardは1882年に植えられたもので,ソノマでもWilliam Hillと並んで最古の畑の一つと考えられています。うそ偽りなくCenturyの名にふさわしいワインです。
今日柳屋に出ていた「Morlet Family Pinot Noir "Coteaux Nobles" 2006」(モレ ピノノワール "コトー・ノーブルズ" ソノマコースト 2006)。ピーター・マイケルの元のワインメーカーが作ったワイナリだそうです。パーカーのコメントは
2006がデビューリリースで93点。パーカーの掲示板で,ある業界人が書いていたコメントによると,このワインのブドウはMarcassin Vineyardのものだそうです。ワイナリのリリース価格が75ドルで,現在の実勢最安が80ドル。9900円というのは結構安いと思います。来年以降はプレミアムが付く可能性も高そうですし。
【追記】白のLa Proportion Doree(ラ・プロポーション・ドーレ)も相当おいしそうです。Sauvignon BlancとSemillonのブレンドというのはカリフォルニアでは珍しいですが,パーカーは94点を付けています。
ちなみに他に2種のピノと1種のシラーも作っています。パーカーのレイティングだけ紹介するとen Familleというピノが93点で,Joli Coeurというピノが94点。Bouquet Garniというシラーが92点。
Morlet, who comes from a Champagne family, obviously loves Pinot Noir, and his 2006 Pinot Noir Coteaux Nobles has that wonderfully fragrant forest floor and floral note that always reminds me of a DRC Richebourg or Grands Echezeaux. This dark ruby/purple wine reveals beautifully sweet raspberry and black cherry fruit, with a floral note well-displayed. It is broad, rich, intense, yet light on its feet. There are 350 cases of this gorgeously complex Pinot to drink over the next decade.
2006がデビューリリースで93点。パーカーの掲示板で,ある業界人が書いていたコメントによると,このワインのブドウはMarcassin Vineyardのものだそうです。ワイナリのリリース価格が75ドルで,現在の実勢最安が80ドル。9900円というのは結構安いと思います。来年以降はプレミアムが付く可能性も高そうですし。
【追記】白のLa Proportion Doree(ラ・プロポーション・ドーレ)も相当おいしそうです。Sauvignon BlancとSemillonのブレンドというのはカリフォルニアでは珍しいですが,パーカーは94点を付けています。
ちなみに他に2種のピノと1種のシラーも作っています。パーカーのレイティングだけ紹介するとen Familleというピノが93点で,Joli Coeurというピノが94点。Bouquet Garniというシラーが92点。
Flowersのピノ・ブレンドPerennialが柳屋で税抜き4980円です。同じワインがWassy'sでは6000円でしたし,現地価格では2,3ドルしか変わらないPinot Noir Sonoma Coastも国内では6000円前後ですから,結構割安な価格だと思います。なお米国価格は40ドル弱といったところ。
Perennial,以前飲んだことありますが,当時はピノにZinfandelなどが入ったかなり“変態的”なブレンドだったように思います。2005年はピノが85%。シラー13%,ピノ・ムニエとシャルドネが各1%とピノが中心。ラベル上ピノノワールと名乗れるようになりました。
Perennial,以前飲んだことありますが,当時はピノにZinfandelなどが入ったかなり“変態的”なブレンドだったように思います。2005年はピノが85%。シラー13%,ピノ・ムニエとシャルドネが各1%とピノが中心。ラベル上ピノノワールと名乗れるようになりました。
「古葡萄」にも入荷しています。税込み26250円だから安い方です。ラベルごとに販売ページが違うので,一応全部載せておきます。
昨日紹介したシン・クア・ノンの初正式入荷品Atlantis,ほかにもいくつかのショップに入っています。
ついでに過去記事を紹介しておくと「Sine Qua Nonのシラーは9年間で3倍近くに値上がり」や「Sine Qua Nonを作ったマンフレッド・クランクルのサクセス・ストーリー」があります。
それから,オークションサイトWineBidでの価格を見ても,ビッドのスタートが250ドルなので,確実に今買う方が安いです。
もう一つついでにパーカーのコメントにある
となっています。ちょっと訳がいまいちですね。↓こんな感じ?
ショップによっては売り切れでも別のラベルが残っていることがあるのでご確認ください。
ついでに過去記事を紹介しておくと「Sine Qua Nonのシラーは9年間で3倍近くに値上がり」や「Sine Qua Nonを作ったマンフレッド・クランクルのサクセス・ストーリー」があります。
それから,オークションサイトWineBidでの価格を見ても,ビッドのスタートが250ドルなので,確実に今買う方が安いです。
もう一つついでにパーカーのコメントにある
To reiterate, it is a challenge to analyze these wines. I know they are distinctive, and I think I am beginning to understand why they are so much greater than just about every other Syrah or Grenache-based wine in California. In short, it is talent and incredibly meticulous hard work. No one works as hard or is as maniacal about a vineyard’s viticulture and winemaking as Manfred Krankl. Take that, add in exceptional talent, humility, top-notch vineyards, and I believe I understand the fundamentals of why these wines are so special.のところですが,ワインショップの宣伝文句には
何度も繰り返すが、これらのワインを解析することは難解である。そして私はこれらのワインが独特であり、何故ほかのカリフォルニアのシラーやグルナッシュと比べてこれほどに偉大なのかを理解し始めたと思う。要するに、その偉大さは、信じられないほどの才能と細心のハードワークである。マンフレッド・クランクルは狂ったように畑仕事やワイン造りに力を注ぐか、そうでないかであり、特別な才能に加え、謙遜や超一流の葡萄畑こそが、これらのワインが非常に特別である理由の基礎を築いていると私は信じている。
となっています。ちょっと訳がいまいちですね。↓こんな感じ?
何度も繰り返すが、これらのワインを解析することは難解である。個性的であることは確かだ。そして、ここのシラーやグルナッシュが、ほかのカリフォルニアのシラーやグルナッシュと比べてどうしてこれほどすごいのかがやっと分かってきたのだ。要するに、これは才能と信じられないほどの細心のハードワークのたまものである。マンフレッド・クランクルほど激しく,狂ったかのように畑仕事やワイン造りに力を注ぐ人はいない。それに加え、特別な才能、謙遜や超一流の葡萄畑。それらによって、このワインは非常に特別なものになっているのだと理解したのだ。
ショップによっては売り切れでも別のラベルが残っていることがあるのでご確認ください。
米国でも超入手困難で知られるシン・クア・ノンが少量ながら日本に代理店経由で入荷しています。値段は高いですが米国でもオークション以外ではほとんど買えないのでもっと高くなる可能性が高いです。名前はAtlantis。Fe2O3-1a~cがシラー,Fe2O3-2a~cがグルナッシュです。
シラーはWAで95-97。パーカーさんのコメントは
グルナッシュは96-98。コメントは
さらに次のようにオーナーのManfred Kranklを褒め称えています。
悪いこと言わないのでこれだけは買っておいた方がいいと思います。
シラーはWAで95-97。パーカーさんのコメントは
An inky/blue/black/purple hue is followed by sweet blackberry, charcoal, and chocolate aromas, graphite and blackberry flavors, full body, decent acidity, and a stunningly long finish. This terrific effort should turn out to be one of the most French-styled Syrahs Krankl has yet produced. It reveals the great intensity and purity of California fruit superimposed on a European structure and sense of harmony
グルナッシュは96-98。コメントは
The aromas reveal a distinctive chocolatey note along with the tell-tale blackberry, cassis, kirsch, licorice, camphor, and floral characteristics. Deep, complex, and full-bodied with a roasted meat-like flavor, despite its size and richness, the overall impression is one of elegance and phenomenal definition.
さらに次のようにオーナーのManfred Kranklを褒め称えています。
To reiterate, it is a challenge to analyze these wines. I know they are distinctive, and I think I am beginning to understand why they are so much greater than just about every other Syrah or Grenache-based wine in California. In short, it is talent and incredibly meticulous hard work. No one works as hard or is as maniacal about a vineyard’s viticulture and winemaking as Manfred Krankl. Take that, add in exceptional talent, humility, top-notch vineyards, and I believe I understand the fundamentals of why these wines are so special.
悪いこと言わないのでこれだけは買っておいた方がいいと思います。
じゃないけど,やっぱりカリフォルニアのピノは高い(特に日本で)ので,コスト・パフォーマンスの高そうなニュージーランドを少し飲んでみようかと思っています。とりあえず買ってみたのはDeltaの2007とRipponの2004。やっぱりよく分からないので評論家の評価を当てにしています。
Rippon2004のレイティングは95点。レビューは
Ripponは2006も95点を得ているので気になるところです(2005は91点)。
Delta2007のレイティングは90点。前年の86点から大分アップしています。レビューは
ちなみに前にも書きましたがWine Advocate誌におけるNZのレビュアはNeal Martin氏。パーカーポイントとかRPとかって書くのは本来おかしいので,ここはWAに統一して欲しいところです>各ショップ担当者様
飲んだら報告します。またNZならこれがいいよというのもあったらよろしくお願いします。
Rippon2004のレイティングは95点。レビューは
The real excitement starts with the 2004 Pinot Noir, one of the stars of the vintage, fermented with 12% whole bunches and matured for 16 months in 25% new French barrels. It is graced with a beautiful, sophisticated nose with light red cherries, rose petals and even a touch of musk. A caressing mouthfeel and with an effortless quality to it, this is a serious Pinot Noir that rekindled memories of those glorious Burgundy 2005’s!
Ripponは2006も95点を得ているので気になるところです(2005は91点)。
Delta2007のレイティングは90点。前年の86点から大分アップしています。レビューは
The 2007 Pinot Noir is much better, quite a high extraction on the nose with dark cherry and plum with a touch of mulberry, the palate soft and supple with a plush finish tinged with white pepper.
ちなみに前にも書きましたがWine Advocate誌におけるNZのレビュアはNeal Martin氏。パーカーポイントとかRPとかって書くのは本来おかしいので,ここはWAに統一して欲しいところです>各ショップ担当者様
飲んだら報告します。またNZならこれがいいよというのもあったらよろしくお願いします。
Wassy'sの兄弟ショップパシフィック・ワイン・セラーズで在庫一層セールをやっています。オレゴンのピノや,カリフォルニアのピノ以外など,いろいろお買い得です。送料も無料。
オレゴンのピノで有名な畑の一つがShea Vineyard。カリフォルニアでもかのSine Qua NonやLoringなど,ここのブドウに魅せられてブドウを購入しているワイナリがあるほどです。Shea Wine Cellars Pinot Noir Block23 2004は米国では54ドルで売っているところを見つけましたが,基本的には入手困難。6600円というのはいい値段でしょう。
同じ畑のブドウを使ったJ.K. Carriere Pinot Noir Shea 2003も75ケースと極めて少量の生産。米国で68ドルで売っているところがありましたが,これも入手困難です。7490円は希少価値からすればかなりお買い得です。
BergstromのArcus Vineyard Pinot Noir 2003はさらに入手困難。今は売っているショップがない上,2004ヴィンテージからは作っていません。ワイナリで売っている2000年と2002年のものは125ドルですから14990円というのはいい値段でしょう。Wine Advocateではエレガントさや調和に欠けるとして88点にとどまっていますが,深みや凝縮感はほめています(評者はPierre Rovani)。
続いてカリフォルニアからはエチュードの2002カベルネ。Etude好きなんです。以上。
Hendry Primitivo Block24 2004は米国では30ドル弱なので4820円というのはお買い得度はちょっと低いかもしれません。ZinfandelではなくPrimitivoというのが渋いところ。(ZinfandelとPrimitivoはかなり近い品種です。一時はPrimitivoがZinfandelの祖先といわれていたことも)
Francis Tannahill Syrah Mason Dixon2002も30ドル台で売っているところがあるので5800円はそんなに安くありません。ただ,WAで93点と高得点であり,Rovaniのレビューを見るとかなりおいしそうです。
もう一つおまけで兄弟ショップのWassy'sではニュージーランドのDelta Pinot Noir 2007が2000円。これは世界的に見ても安い値段ですしWA誌では90点がついています。なおショップのページにはパーカー90点と書いてありますが,NZのレビュアはNeal MartinなのでWA90と書くべきです。これ,飲んでみたいですねえ。Pacific Wine Cellarsで売ってくれないかなあ(送料無料になるし,ほかのも一緒に買える)。
オレゴンのピノで有名な畑の一つがShea Vineyard。カリフォルニアでもかのSine Qua NonやLoringなど,ここのブドウに魅せられてブドウを購入しているワイナリがあるほどです。Shea Wine Cellars Pinot Noir Block23 2004は米国では54ドルで売っているところを見つけましたが,基本的には入手困難。6600円というのはいい値段でしょう。
同じ畑のブドウを使ったJ.K. Carriere Pinot Noir Shea 2003も75ケースと極めて少量の生産。米国で68ドルで売っているところがありましたが,これも入手困難です。7490円は希少価値からすればかなりお買い得です。
BergstromのArcus Vineyard Pinot Noir 2003はさらに入手困難。今は売っているショップがない上,2004ヴィンテージからは作っていません。ワイナリで売っている2000年と2002年のものは125ドルですから14990円というのはいい値段でしょう。Wine Advocateではエレガントさや調和に欠けるとして88点にとどまっていますが,深みや凝縮感はほめています(評者はPierre Rovani)。
続いてカリフォルニアからはエチュードの2002カベルネ。Etude好きなんです。以上。
Hendry Primitivo Block24 2004は米国では30ドル弱なので4820円というのはお買い得度はちょっと低いかもしれません。ZinfandelではなくPrimitivoというのが渋いところ。(ZinfandelとPrimitivoはかなり近い品種です。一時はPrimitivoがZinfandelの祖先といわれていたことも)
Francis Tannahill Syrah Mason Dixon2002も30ドル台で売っているところがあるので5800円はそんなに安くありません。ただ,WAで93点と高得点であり,Rovaniのレビューを見るとかなりおいしそうです。
Its terrific aromas are packed with notes of candied black raspberries and roasted spices. On the palate, this medium to full-bodied wine is thick, toothsome, deep, and long. Smoked bacon, black raspberries, dark cherries, cassis, and jammy blackberries make up its prolonged and hedonistic character.
もう一つおまけで兄弟ショップのWassy'sではニュージーランドのDelta Pinot Noir 2007が2000円。これは世界的に見ても安い値段ですしWA誌では90点がついています。なおショップのページにはパーカー90点と書いてありますが,NZのレビュアはNeal MartinなのでWA90と書くべきです。これ,飲んでみたいですねえ。Pacific Wine Cellarsで売ってくれないかなあ(送料無料になるし,ほかのも一緒に買える)。
Talbot(タルボット)の低価格ラインであるKali Hart(カーリ・ハート)は,米国でもQPR(quality price ratio)が高いワインとして知られています。パーカーの掲示板などでのQPRスレッドでは常に名前が挙がるところ。柳屋では最新ヴィンテージの2006がピノもシャルドネも税抜き2980円。米国の実売ではシャルドネが15ドル弱,ピノが20ドル弱なのでピノの方がお買い得感があります。
米国での実売が同じくらいで,同じ柳屋で税抜き2380円のKundeもかなりお買い得。Kunde2本で同梱12本まで送料無料なので,合わせて買うと,送料なしでお得感が増えると思います。
米国での実売が同じくらいで,同じ柳屋で税抜き2380円のKundeもかなりお買い得。Kunde2本で同梱12本まで送料無料なので,合わせて買うと,送料なしでお得感が増えると思います。
先日紹介したスター・レーンがほかのショップにも出ています。宣伝文句はどれもインポーターのものなのでしょうね。Wine Enthusiastでは93点というのがどこでも出ています。
CellarTrackerの評価はまあまあというところですね。前述のようにワイナリ価格は50ドルなのでなかなかお買い得です。
CellarTrackerの評価はまあまあというところですね。前述のようにワイナリ価格は50ドルなのでなかなかお買い得です。
楽天のワインランキングを見ていたら5位に「Star Lane」という聞きなれないワインが入っているので調べてみました。
このワイン,ピノを中心に作っているDierbergというワイナリが新たに作ったブランド。ディアバーグは日本ではタンタラにシャルドネやピノノワールを提供している畑の名前として知られています。
ショップの販売ページの宣伝によると,「オーパス・ワンに、なんと初ヴィンテージで勝ってしまった怪物級のカリフォルニア・ワイン」「『ワイン・エンスージスト』の中でも93点を獲得」といった文句が並んでいます。これについても調べてみました。
オーパス・ワンうんぬんの方は,これに相当するワイン・コンクールが何かは分かりませんでした。なお,ワイナリのページにもそれについての言及はありません。関係ありそうなものでラスベガスで開かれたブラインド・テイスティングの結果がありましたが,これは一般のコンクールではなくStar Laneが主催したものです。なお,ここではHourglass 2004,Caymus 2003,100 Acres 2004,Opus One 2005を交えた5本のブラインドで2位に入ったとあります。後の順位は先に挙げた順番です。
また,Wine Enthusiast誌の方は93点ではなく92点のようです。こちらはワイナリのページに引用がありました。このほかWine&Spirits誌で94点,Stephen Tanzer's International Wine CellarではExcellent & Recommendedと評価されています。Tanzerは「2005 Star Lane Cabernet Sauvignon, Santa Ynez Valley. Ruby-red. Inky cherry and dark berry preserve aromas are complemented by sexy vanillin oak and baking spices. Plush dark fruit flavors verge on liqueur-like, with soft tannins adding gentle grip. Finishes with a good wallop of vanillin oak. As rich and sweet as this is, there's good structure and focus.」と書いています(この方がOpus Oneに勝ったというより箔があるように思うのは僕だけでしょうか)。
このほか,特筆すべきなのはコンサルティング・ワインメーカーとしてDavid Rameyが参加していること。Rameyについては先日紹介しています。
最後にワイナリ価格は50ドル。米国での実売で45ドル程度です。税込み5980円は実質的にはほぼ同等と言ってもよく,なかなか安いと思います。
結論としては,宣伝文句に疑問は残るが,品質は悪くなく値段も現地価格に近いと言えそうです。
なお,余談ですがSyrahはArcadian,Bonaccorsiにブドウを提供しています。こちらの方がおいしそうかも。
このワイン,ピノを中心に作っているDierbergというワイナリが新たに作ったブランド。ディアバーグは日本ではタンタラにシャルドネやピノノワールを提供している畑の名前として知られています。
ショップの販売ページの宣伝によると,「オーパス・ワンに、なんと初ヴィンテージで勝ってしまった怪物級のカリフォルニア・ワイン」「『ワイン・エンスージスト』の中でも93点を獲得」といった文句が並んでいます。これについても調べてみました。
オーパス・ワンうんぬんの方は,これに相当するワイン・コンクールが何かは分かりませんでした。なお,ワイナリのページにもそれについての言及はありません。関係ありそうなものでラスベガスで開かれたブラインド・テイスティングの結果がありましたが,これは一般のコンクールではなくStar Laneが主催したものです。なお,ここではHourglass 2004,Caymus 2003,100 Acres 2004,Opus One 2005を交えた5本のブラインドで2位に入ったとあります。後の順位は先に挙げた順番です。
また,Wine Enthusiast誌の方は93点ではなく92点のようです。こちらはワイナリのページに引用がありました。このほかWine&Spirits誌で94点,Stephen Tanzer's International Wine CellarではExcellent & Recommendedと評価されています。Tanzerは「2005 Star Lane Cabernet Sauvignon, Santa Ynez Valley. Ruby-red. Inky cherry and dark berry preserve aromas are complemented by sexy vanillin oak and baking spices. Plush dark fruit flavors verge on liqueur-like, with soft tannins adding gentle grip. Finishes with a good wallop of vanillin oak. As rich and sweet as this is, there's good structure and focus.」と書いています(この方がOpus Oneに勝ったというより箔があるように思うのは僕だけでしょうか)。
このほか,特筆すべきなのはコンサルティング・ワインメーカーとしてDavid Rameyが参加していること。Rameyについては先日紹介しています。
最後にワイナリ価格は50ドル。米国での実売で45ドル程度です。税込み5980円は実質的にはほぼ同等と言ってもよく,なかなか安いと思います。
結論としては,宣伝文句に疑問は残るが,品質は悪くなく値段も現地価格に近いと言えそうです。
なお,余談ですがSyrahはArcadian,Bonaccorsiにブドウを提供しています。こちらの方がおいしそうかも。
Robert Mondavi Cabernet Sauvignon 1996 Reserveが11000円です。米国の小売価格では80ドルから160ドルくらい。中心価格は130ドル程度。ワイナリリリース時の価格は90ドルですから,実質的には同じくらい。なかなか安いと思います。
Wine Advocateでは92点。「The color is opaque purple, and the wine reveals more vanillin, a touch of mint, and plenty of black currant fruit in its moderately intense aromatics. Some of the vintage's dry tannin (from this year's stressed vineyard conditions) is present in the wine's finish. A more stylish, restrained, less exuberant example than the 1996 Oakville, it is an outstanding offering that should be consumed between 2002-2025.」と評されています。
Wine Advocateでは92点。「The color is opaque purple, and the wine reveals more vanillin, a touch of mint, and plenty of black currant fruit in its moderately intense aromatics. Some of the vintage's dry tannin (from this year's stressed vineyard conditions) is present in the wine's finish. A more stylish, restrained, less exuberant example than the 1996 Oakville, it is an outstanding offering that should be consumed between 2002-2025.」と評されています。
柳屋でレイミー(Ramey)を割と安く売っています。現地価格よりは高いですが,1~2割増しくらいなので,国内価格としてはかなりいい線でしょう。何よりも近年はWAを筆頭に評論家の評価も高まっています。今出ているものでは,ChardonnayのHyde 2005とRitchie 2005が95点,Pedregal Proprietary Red 2005が96点です。Pedregalの96は(96-100)という評価になっており,今後入手が難しくなる可能性もあります。
個人的にはHydeに一番惹かれます。Parkerのコメントは「A stunning effort, the 2005 Chardonnay Hyde Vineyard boasts great intensity along with huge tropical fruit notes interwoven with notions of spring flowers, orange marmalade, white peaches, and steely minerals」。一方同得点のRitchieは「The 2005 Chardonnay Ritchie Vineyard shows crushed rock, white currant, citrus oil, pineapple, peach, and apricot characteristics.」。HydeはKistlerやPatz & Hallといった90年代からの人気ワイナリが,RitchieはAubertやPaul Hobbsといった2000年代の人気ワイナリが作っているので,ミーハー的にはRitchieも飲んでみたいものですが(笑)。
レイミーのAVAランクのものはカリフォルニアワインあらかるとで割と安く売っています。
個人的にはHydeに一番惹かれます。Parkerのコメントは「A stunning effort, the 2005 Chardonnay Hyde Vineyard boasts great intensity along with huge tropical fruit notes interwoven with notions of spring flowers, orange marmalade, white peaches, and steely minerals」。一方同得点のRitchieは「The 2005 Chardonnay Ritchie Vineyard shows crushed rock, white currant, citrus oil, pineapple, peach, and apricot characteristics.」。HydeはKistlerやPatz & Hallといった90年代からの人気ワイナリが,RitchieはAubertやPaul Hobbsといった2000年代の人気ワイナリが作っているので,ミーハー的にはRitchieも飲んでみたいものですが(笑)。
レイミーのAVAランクのものはカリフォルニアワインあらかるとで割と安く売っています。