KundeといえばZinfandelの優良プロデューサーとして知られていますが,残念ながら輸入中止だそうです。中でもShaw Vineyardは1882年に植えられたもので,ソノマでもWilliam Hillと並んで最古の畑の一つと考えられています。うそ偽りなくCenturyの名にふさわしいワインです。
SF Chronicle紙が「The new cult wines: 10 wineries to watch」という記事で,「カルト・ワイン」になる可能性がある注目のワイナリを10個挙げています。
名前とコンタクトだけ並べると
大部分はナパのカベルネ系で100ドルを超えるようなワインなので,恐らくこのブログの読者で買いたいと思う人はあまりいないのではないかと思うのですが,興味深いところもいくつかあります。Keefer RanchはKosta BrowneやFreemanなどがブドウを購入している畑ですが,ワイナリとしては2006年が初ヴィンテージで,FreemanやAugust WestでおなじみのEd Kurtzmanがワインメーカーをしているそうです。Saliniaも以前Keefer Ranchのワインを作っており,このブログ内で紹介したことがあります。
Leviathanというのもちょっと面白く,Screaming EagleのワインメーカーであるAndy Ericksonのワイナリです。シラーとカベルネなどのブレンドで価格が50ドル以下と,ちょっと面白い線を狙っています。
なお,第2グループとしては以下のワイナリが挙がっています。
名前とコンタクトだけ並べると
Buccella ; (707) 944-1000
DR Stephens ; (707) 963-2908
Futo ; (707) 944-9333
Ghost Block ; (707) 945-1213
Jonata ; (805) 564-8581
Keefer Ranch ; (707) 829-5950
Leviathan No contact info
Levy & McClellan ; (707) 963-1282 (fax)
Salinia Wine Co.
Tor Kenward Family Wines ; (707) 963-3100
大部分はナパのカベルネ系で100ドルを超えるようなワインなので,恐らくこのブログの読者で買いたいと思う人はあまりいないのではないかと思うのですが,興味深いところもいくつかあります。Keefer RanchはKosta BrowneやFreemanなどがブドウを購入している畑ですが,ワイナリとしては2006年が初ヴィンテージで,FreemanやAugust WestでおなじみのEd Kurtzmanがワインメーカーをしているそうです。Saliniaも以前Keefer Ranchのワインを作っており,このブログ内で紹介したことがあります。
Leviathanというのもちょっと面白く,Screaming EagleのワインメーカーであるAndy Ericksonのワイナリです。シラーとカベルネなどのブレンドで価格が50ドル以下と,ちょっと面白い線を狙っています。
なお,第2グループとしては以下のワイナリが挙がっています。
A.P. Vin.
Cavus.
Dancing Hares.
Eric Kent Wine Cellars.
Herb Lamb Vineyards.
Kamen Estate Wines.
Lindstrom.
Maybach.
Rhys Vineyards.
Seven Stones Winery.
Zepaltas Wines.
太陽光発電を部分的,あるいは全面的に取り入れるワイナリは年々増えています。2007年正月にソノマのClineがシャープのテレビCMで取り上げられたのは覚えている方も多いでしょう。
SF Chronicleの記事によると「太陽光発電」の先進地域でもあるナパ,ソノマでまた新しい試みが始まりました。Far Nienteによる「電池舟」発電です。灌漑用の池に130艘の平底舟を並べ,そこに944枚の太陽電池パネルを設定します。陸上にも306枚,合わせて1250枚のパネルを発電に使います。
発電量は最大377kW。これはFar Nienteのワイナリやテイスティング・ルーム,クラシックカー・コレクション(Far Nienteはこれで有名です),ケイブなどで必要になる電気の容量を超えているとのこと。
ただし,コストは相当かかっています。ブドウ畑が一つ買えるほどだとも。Larry McGuire社長は次のように述べています。
Far Nienteは株式を公開しておらず,オーナーたちから了承が得られたというのも大きなポイントですが,PG&E(電気とガスを提供する会社)から200万ドルのキャッシュ・リベートを得られることなど,見返りもあります。こういった再生産可能なエネルギー利用については,これからも続々と採用が進みそうです。
なお,元記事には大きな写真もあります。ぜひご覧ください。
SF Chronicleの記事によると「太陽光発電」の先進地域でもあるナパ,ソノマでまた新しい試みが始まりました。Far Nienteによる「電池舟」発電です。灌漑用の池に130艘の平底舟を並べ,そこに944枚の太陽電池パネルを設定します。陸上にも306枚,合わせて1250枚のパネルを発電に使います。
発電量は最大377kW。これはFar Nienteのワイナリやテイスティング・ルーム,クラシックカー・コレクション(Far Nienteはこれで有名です),ケイブなどで必要になる電気の容量を超えているとのこと。
ただし,コストは相当かかっています。ブドウ畑が一つ買えるほどだとも。Larry McGuire社長は次のように述べています。
If you're just trying to deal with profitability, certainly short-term profitability, you probably wouldn't make this decision. But if you're thinking about long-term profitability - and with a social conscience - that's where you'll probably come to the conclusion that this is a good thing.
Far Nienteは株式を公開しておらず,オーナーたちから了承が得られたというのも大きなポイントですが,PG&E(電気とガスを提供する会社)から200万ドルのキャッシュ・リベートを得られることなど,見返りもあります。こういった再生産可能なエネルギー利用については,これからも続々と採用が進みそうです。
なお,元記事には大きな写真もあります。ぜひご覧ください。
今日柳屋に出ていた「Morlet Family Pinot Noir "Coteaux Nobles" 2006」(モレ ピノノワール "コトー・ノーブルズ" ソノマコースト 2006)。ピーター・マイケルの元のワインメーカーが作ったワイナリだそうです。パーカーのコメントは
2006がデビューリリースで93点。パーカーの掲示板で,ある業界人が書いていたコメントによると,このワインのブドウはMarcassin Vineyardのものだそうです。ワイナリのリリース価格が75ドルで,現在の実勢最安が80ドル。9900円というのは結構安いと思います。来年以降はプレミアムが付く可能性も高そうですし。
【追記】白のLa Proportion Doree(ラ・プロポーション・ドーレ)も相当おいしそうです。Sauvignon BlancとSemillonのブレンドというのはカリフォルニアでは珍しいですが,パーカーは94点を付けています。
ちなみに他に2種のピノと1種のシラーも作っています。パーカーのレイティングだけ紹介するとen Familleというピノが93点で,Joli Coeurというピノが94点。Bouquet Garniというシラーが92点。
Morlet, who comes from a Champagne family, obviously loves Pinot Noir, and his 2006 Pinot Noir Coteaux Nobles has that wonderfully fragrant forest floor and floral note that always reminds me of a DRC Richebourg or Grands Echezeaux. This dark ruby/purple wine reveals beautifully sweet raspberry and black cherry fruit, with a floral note well-displayed. It is broad, rich, intense, yet light on its feet. There are 350 cases of this gorgeously complex Pinot to drink over the next decade.
2006がデビューリリースで93点。パーカーの掲示板で,ある業界人が書いていたコメントによると,このワインのブドウはMarcassin Vineyardのものだそうです。ワイナリのリリース価格が75ドルで,現在の実勢最安が80ドル。9900円というのは結構安いと思います。来年以降はプレミアムが付く可能性も高そうですし。
【追記】白のLa Proportion Doree(ラ・プロポーション・ドーレ)も相当おいしそうです。Sauvignon BlancとSemillonのブレンドというのはカリフォルニアでは珍しいですが,パーカーは94点を付けています。
ちなみに他に2種のピノと1種のシラーも作っています。パーカーのレイティングだけ紹介するとen Familleというピノが93点で,Joli Coeurというピノが94点。Bouquet Garniというシラーが92点。
Robert Mondaviが亡くなったときは旅行中だったというGary Vaynerchukが彼に捧げるショーを公開しました(Robert Mondavi Tribute Show - Episode #472)。いつもより短く5分36秒ですので,時間があまりない方もどうぞ。
Robert Mondaviは言うならばカリフォルニアワインを無の状態から1の状態にまで引き上げました。Robert ParkerやWine Spectatorも明らかにその世代のものです。一方,Gary VaynerchukやCrushpadは次の世代。これら「Wine 2.0」はRobert Mondaviが成し遂げたほどの革命を引き起こせるのでしょうか。Robertが亡くなったことは一時代の終わりを告げるものであり,今後がますます興味深くなってきたとも言えると思います。
“You, with a little bit of me, are changing the wine world”というのはGary Vaynerchukのお決まりのせりふですが,もしかしたらRobertも40年前,同じようなことを言っていたかもしれないなあ,なんて思いました。
Robert Mondaviは言うならばカリフォルニアワインを無の状態から1の状態にまで引き上げました。Robert ParkerやWine Spectatorも明らかにその世代のものです。一方,Gary VaynerchukやCrushpadは次の世代。これら「Wine 2.0」はRobert Mondaviが成し遂げたほどの革命を引き起こせるのでしょうか。Robertが亡くなったことは一時代の終わりを告げるものであり,今後がますます興味深くなってきたとも言えると思います。
“You, with a little bit of me, are changing the wine world”というのはGary Vaynerchukのお決まりのせりふですが,もしかしたらRobertも40年前,同じようなことを言っていたかもしれないなあ,なんて思いました。
Flowersのピノ・ブレンドPerennialが柳屋で税抜き4980円です。同じワインがWassy'sでは6000円でしたし,現地価格では2,3ドルしか変わらないPinot Noir Sonoma Coastも国内では6000円前後ですから,結構割安な価格だと思います。なお米国価格は40ドル弱といったところ。
Perennial,以前飲んだことありますが,当時はピノにZinfandelなどが入ったかなり“変態的”なブレンドだったように思います。2005年はピノが85%。シラー13%,ピノ・ムニエとシャルドネが各1%とピノが中心。ラベル上ピノノワールと名乗れるようになりました。
Perennial,以前飲んだことありますが,当時はピノにZinfandelなどが入ったかなり“変態的”なブレンドだったように思います。2005年はピノが85%。シラー13%,ピノ・ムニエとシャルドネが各1%とピノが中心。ラベル上ピノノワールと名乗れるようになりました。
フランスで人造湖の水深60mのところにワイン276瓶を沈めて保存する実験が始まったそうです。
もうちょっときちんと書いてくれないと,何も分かりませんね。「通常の状態」ってなんなのか。それが分からないと比較のしようもないと思うのですが。そもそも水中に入れることによる,どういう影響を見ようとしているのでしょう。空気がないことによる影響? 7気圧の水圧による影響? 温度の影響?(水深60mの温度ってどれくらいでしょうね? 通常のセラーよりは大分低そうに思えますが)
水中にロマンを求めるのはその人の勝手ですが,結論として人に納得させようということを考えているのなら,科学的アプローチをちゃんとしてほしいものです。
個人的にはキャップが20年持つかどうかが一番の課題のように思えます。
"このワインは20年間水中に保存された後、通常の状態で同じ期間保存されたワインと比較される。この実験は、水の中に保存することでワインに変化がみられるかどうかを試験するために行われている。"
水深60メートルにワイン沈め、品質変化の実験
もうちょっときちんと書いてくれないと,何も分かりませんね。「通常の状態」ってなんなのか。それが分からないと比較のしようもないと思うのですが。そもそも水中に入れることによる,どういう影響を見ようとしているのでしょう。空気がないことによる影響? 7気圧の水圧による影響? 温度の影響?(水深60mの温度ってどれくらいでしょうね? 通常のセラーよりは大分低そうに思えますが)
水中にロマンを求めるのはその人の勝手ですが,結論として人に納得させようということを考えているのなら,科学的アプローチをちゃんとしてほしいものです。
個人的にはキャップが20年持つかどうかが一番の課題のように思えます。
ナパの夏の風物詩,Auction Napa Valleyのオンライン・オークションが始まりました。オークション終了は日本時間で6月6日の午後2時。
88個オークション・ロットが出ていますが,現時点で一番低いのはI'M WinesとRutherford Hillの550ドル。一番高いのはDomaine Chandonの1万2500ドルです。Chandonのは12人のディナー・パーティ。米国内ならどこでも開催してくれるそうです。いいなあ。
ちなみにI'M Winesは故Robert Mondaviの長男,Michael Mondaviの奥さんIsabel Mondaviのワイナリです。
88個オークション・ロットが出ていますが,現時点で一番低いのはI'M WinesとRutherford Hillの550ドル。一番高いのはDomaine Chandonの1万2500ドルです。Chandonのは12人のディナー・パーティ。米国内ならどこでも開催してくれるそうです。いいなあ。
ちなみにI'M Winesは故Robert Mondaviの長男,Michael Mondaviの奥さんIsabel Mondaviのワイナリです。
デルタの三日目は二日目よりも少しまとまりがありました。とてもよくなっている,というほどではありませんが,いい感じで果実味が出ていました。やはり2000円のピノとしてはかなりレベルが高いと思います。
リッポン2004はWine Advocate誌でNeal Martin(しつこいようですが,ロバート・パーカーの評点ではありませんので誤解のないようお願いします)が95点を付けており,国内での販売も好調のようです。柳屋には「ニュージー総合/その他/赤部門1位の3冠!2週連続1位!:2007.5.5~5.18」と書いてあります。めずらしく,パーカーの掲示板にもこのワインについてのスレッドが立っています。
いいワインだけど95点というのはちょっと上げすぎなんじゃないの,90~91点くらいでしょう,というのが大方の反応です。また,2005,2006についてはあまり好意的なコメントがありません。買っておくなら2004がよさそうです。きれいに熟成するワインのようなので,しばらく置いておくのが吉でしょう。
リッポン2004はWine Advocate誌でNeal Martin(しつこいようですが,ロバート・パーカーの評点ではありませんので誤解のないようお願いします)が95点を付けており,国内での販売も好調のようです。柳屋には「ニュージー総合/その他/赤部門1位の3冠!2週連続1位!:2007.5.5~5.18」と書いてあります。めずらしく,パーカーの掲示板にもこのワインについてのスレッドが立っています。
いいワインだけど95点というのはちょっと上げすぎなんじゃないの,90~91点くらいでしょう,というのが大方の反応です。また,2005,2006についてはあまり好意的なコメントがありません。買っておくなら2004がよさそうです。きれいに熟成するワインのようなので,しばらく置いておくのが吉でしょう。
デルタ二日目は一日目の鮮烈な果実味からするとちょっと落ちた感じ。なんとなく要素がバラバラとした印象です。25度近くまで上がった部屋の中に置きっぱなしだったせいかもしれませんが,ここで報告しているほかのワインの場合も二日目以降の保管状況はさほど変わらないので,ちょっと落ちが早いような気もします。温度自体カリフォルニアのピノよりも少し低めの方があっているような気もします。
「デルタ買うんだったらカリー(Culley)も飲んでみたら」というお勧めもいただいたので,早速購入。これは税込みでも1000円台です。多分今度の週末に飲んでみます。ちなみにWine Advocateではレビューなしで87点が付いています。
「デルタ買うんだったらカリー(Culley)も飲んでみたら」というお勧めもいただいたので,早速購入。これは税込みでも1000円台です。多分今度の週末に飲んでみます。ちなみにWine Advocateではレビューなしで87点が付いています。
先日購入報告をしたNZのDeltaのピノ2007を飲みました。
明るい色調。色は薄め。香りはストロベリー系。味わいも赤系のベリーの味が中心。果実味を楽しむワインでしょう。カリフォルニアのピノで言えば,Carnerosあたりのきれいに作ったレギュラータイプのピノに雰囲気が似ています。例えばAcaciaとかCarneros CreekとかShugとかのレギュラーのもの。SaitsburyもレギュラーかGarnetは似た傾向です。
熟成を楽しむようなワインではありませんが2000円というのは十分安い価格だと思います。
奇しくもshuzさんが同じ日に2006を飲まれています。
明るい色調。色は薄め。香りはストロベリー系。味わいも赤系のベリーの味が中心。果実味を楽しむワインでしょう。カリフォルニアのピノで言えば,Carnerosあたりのきれいに作ったレギュラータイプのピノに雰囲気が似ています。例えばAcaciaとかCarneros CreekとかShugとかのレギュラーのもの。SaitsburyもレギュラーかGarnetは似た傾向です。
熟成を楽しむようなワインではありませんが2000円というのは十分安い価格だと思います。
奇しくもshuzさんが同じ日に2006を飲まれています。
UC Davisが毎年開催している「Big Bang! Business Plan Competition」で「breathing screw cap」と呼ぶ新しいワインの栓が優勝しました。賞金は1万5000ドル。この次の段階としては西海岸の同じような優勝チームが5月にパロアルトに集まる「Draper Fisher Jurvetson Venture Challenge」に出場するそうです。これでトップになるとベンチャー育成の資金として25万ドルを獲得することになるとか。
この新しい栓はスクリューキャップと異なり,小さな空気穴によって空気の出入りが多少あるということ。これによってコルクと同様の熟成が可能になると主張しています。全く「呼吸がない」スクリューキャップで起こりがちな硫黄臭も防げるそうな。
価格は1個あたり20セントで,スクリューキャップよりは5セントほど高くなりますが,コルクとフォイルに比べると10~11セント安くて済むそうです。
果たして実際に採用するところは出てくるのでしょうか。
"The team's design, a "breathing screw cap," has small vent holes and is fitted with a liner made of alternating layers of thin metal and a porous polymer. The liner can be customized to allow optimal oxidation for specific varietals, something that is impossible with bark corks. A patent is pending for the design."
UC Davis News & Information :: High-tech Wine Cap Design Wins $15,000
この新しい栓はスクリューキャップと異なり,小さな空気穴によって空気の出入りが多少あるということ。これによってコルクと同様の熟成が可能になると主張しています。全く「呼吸がない」スクリューキャップで起こりがちな硫黄臭も防げるそうな。
価格は1個あたり20セントで,スクリューキャップよりは5セントほど高くなりますが,コルクとフォイルに比べると10~11セント安くて済むそうです。
果たして実際に採用するところは出てくるのでしょうか。
ナパのHowell MountainのふもとにあるVenge Vineyardsが移転するそうです。移転の理由は設備の売却。飼い主はWilliam Foley。
Foleyといえば昨年以来,サンタバーバラ地域で矢継ぎ早の買収を行い,Sea SmokeのワインメーカーだったChris Currenの獲得や,ナパのMerusの買収と派手に動き回った人です。確かMerusの買収時に,新しいプロパティの購入を示唆していました。今回のプロパティ購入はそのためのものでしょうか。"Now to the moving news. We noticed that the barrels were being shuffled about and when we asked our host David why, he reported that the property had been sold to Bill Foley of the Foley Wine Group. Bill Foley is the retired CEO of Fidelity Financial and he owns several wineries and vineyards. This includes Foley Estate, Lincourt Vineyards, and the recently acquired Firestone Vineyards in Santa Barbara."
Venge Vineyards property sold to Bill Foley | Napa Valley Wine Blog
サンフランシスコにあるCRUSHPADでオープンハウスが行われます。
とあるように,もう5周年なんですね。本サイトではCRUSHPADができたころから記事を書いてきましたが,当初想像した以上に人気が高く,しかも高品質のワインを生み出しています。しっかり軌道に乗ったのではないかと思います。
僕もいつになるかは分かりませんが,「いつかは」と思い続けています。
もっと近々に作りたいと考えている人は,このような機会に直接CRUSHPADに触れてみるのがいいのではないでしょうか。要予約ですが,無料のようです。ワインメーカーにも会えます。
"Happy Anniversary! Crushpad is celebrating 5 years of making wine in San Francisco. Join us."
CRUSHPAD™- Make Your Own Custom Wine With Our Luxury Wine Making Service
とあるように,もう5周年なんですね。本サイトではCRUSHPADができたころから記事を書いてきましたが,当初想像した以上に人気が高く,しかも高品質のワインを生み出しています。しっかり軌道に乗ったのではないかと思います。
僕もいつになるかは分かりませんが,「いつかは」と思い続けています。
もっと近々に作りたいと考えている人は,このような機会に直接CRUSHPADに触れてみるのがいいのではないでしょうか。要予約ですが,無料のようです。ワインメーカーにも会えます。
最初に感じたちょっと不快な香りが消え,むしろ香りは凝縮されてきました。一方,味わいはやや酸が強くなったかなという感じ。珍しく二日で飲み切りましたが特に酔った感じがしなかったのはアルコール度が低かったのでしょうか。ラベルがカビで読めなかったためアルコール度は不明です。
こういうワインを飲むとカベルネもいいなあと思います。
こういうワインを飲むとカベルネもいいなあと思います。
「古葡萄」にも入荷しています。税込み26250円だから安い方です。ラベルごとに販売ページが違うので,一応全部載せておきます。
彼の一生を振り返るとともに,その功績を紹介したいと思います。
イタリアからの移民2世として生まれたRobert Mondaviは1933年までの禁酒法時代に自家製ワイン製造用のブドウを東海岸まで送るといった事業からワインに入っていきます。当時住んでいた Lodiが今Woodbridgeがあるところです。禁酒法が終わってから本格的にワインの道をこころざし,1940年代に親を説き伏せてナパの名門だったCharles Krugワイナリを買収しました(同ワイナリは今でもRobertの弟Peterの家族が経営しています)。
しかし,父親の死後,「世界に通じる高品質なワインを作りたい。そのためにワインをおいしい食事や芸術などと一緒に楽しむ文化をアメリカに作りたい」という高い志を持つRobertと,家族の結束を重視する弟Peterの確執が表面化しました。例えば,Robertは「一番いいものを知らないといけない」という考えからフランスに旅行に行き,高級レストランで食事をし,そのために豪華な服を買い,といった形で湯水のようにお金を使い,それが他の家族に嫌われたのです。
母親もPeterの側に付いたことから,1965年にRobertは52歳にして一家から勘当されます。そして1966年,53歳でRobert Mondavi Wineryを作りました。なお,Peterとの確執はその後,提訴といった形になり(Robertが勝訴),後年まで響きます。
Robertは新しいワイナリで世界レベルを目指します。具体的にはオークの小樽を使った熟成を積極的に取り入れ,作る品種もカベルネなど世界レベルで評価を受けられるものに限定しました。初期の代表作にSauvignon Blancに樽香を効かせたFume Blancがあり,一時代を築きました。
彼の志の元に,当時の気鋭の若者たちが集まり,育っていきました。例えばその中には1976年のパリ・テイスティングで赤ワイン1位に輝いた Stag's Leap Wine Cellarsを作ったWarren Winiarski,白ワイン1位に輝いたCh. MontelenaのChardonnayを作ったMike Grgichなどがいます。この後もRobert Mondaviはナパのリーダーとして活動を続けます。「パリスの審判」によると,パリ・テイスティングのときには既にMondaviは老舗的な存在であり,彼から育った「ブティック・ワイナリ」が,品質面ではリードし始めていたようです。
Mondaviはほかにも,温度管理が容易なステンレスタンクの導入や,フランスのブドウ畑にならった樹の密植など,ナパの先駆者として様々な新しい技術に取り組みます。
また,それ以上に力を入れたのは,世界におけるカリフォルニアワインの「ブランド」を高めようとしたことでしょう。Ch. MoutonのRothchild家と提携してOpus Oneを作ったのはその代表的な一つ。50%,50%という出資比率にこだわったことに,その思いが表れています。また,LuceでFrescobaldi家と提携したことには「イタリア移民」として格別な思いがあったようです。
晩年はナパにCopiaというワインセンターを作るのに協力したり,UC Davisに多額の寄付をするなど,さらにワインを取り巻く環境の充実に力を尽くしました。ただ,それは最終的に財政難という形でワイナリに降りかかり, 2004年にRobert Mondavi家はRobert Mondavi WineryやOpus Oneを含むRobert Mondavi Corp.を売却する憂き目に会いました。
2007年にはカリフォルニアの名誉の殿堂の第2回にスティーブ・ジョブズ,タイガー・ウッズなどと並んで選ばれ,ワイン作りの名誉の殿堂の初回にも選ばれました。
ロバート・モンダヴィを「カリフォルニアワインの父」と呼ぶことにはちょっと抵抗がありますが,カリフォルニアワインを世界に知らしめることにおいてロバート・モンダヴィほどの功績はだれにもありません。Opus Oneがカリフォルニアワインの代名詞的存在であるのも,やはり彼の功績です。個人的には,日本のワイン愛好者たちもそこから先に進んでほしいとは思いますが,ロバート・モンダヴィがいなかったら,そこまでもたどり着いていなかったのでしょう。
また,個人的には53歳にして新しいワイナリを作って成功させたということに,いつも勇気付けられています。自分もまだまだできると思いたい。
PS. 肝心なことを書き忘れていました。ワイナリを旅行者のアトラクションにして,ワイナリ・ツアーやテイスティング・ルームをオープンにするというのもRobert Mondaviが発案したことです。つまり彼がいなかったら,このサイトも存在しなかったでしょう。改めて深い感謝を捧げたいと思います。
イタリアからの移民2世として生まれたRobert Mondaviは1933年までの禁酒法時代に自家製ワイン製造用のブドウを東海岸まで送るといった事業からワインに入っていきます。当時住んでいた Lodiが今Woodbridgeがあるところです。禁酒法が終わってから本格的にワインの道をこころざし,1940年代に親を説き伏せてナパの名門だったCharles Krugワイナリを買収しました(同ワイナリは今でもRobertの弟Peterの家族が経営しています)。
しかし,父親の死後,「世界に通じる高品質なワインを作りたい。そのためにワインをおいしい食事や芸術などと一緒に楽しむ文化をアメリカに作りたい」という高い志を持つRobertと,家族の結束を重視する弟Peterの確執が表面化しました。例えば,Robertは「一番いいものを知らないといけない」という考えからフランスに旅行に行き,高級レストランで食事をし,そのために豪華な服を買い,といった形で湯水のようにお金を使い,それが他の家族に嫌われたのです。
母親もPeterの側に付いたことから,1965年にRobertは52歳にして一家から勘当されます。そして1966年,53歳でRobert Mondavi Wineryを作りました。なお,Peterとの確執はその後,提訴といった形になり(Robertが勝訴),後年まで響きます。
Robertは新しいワイナリで世界レベルを目指します。具体的にはオークの小樽を使った熟成を積極的に取り入れ,作る品種もカベルネなど世界レベルで評価を受けられるものに限定しました。初期の代表作にSauvignon Blancに樽香を効かせたFume Blancがあり,一時代を築きました。
彼の志の元に,当時の気鋭の若者たちが集まり,育っていきました。例えばその中には1976年のパリ・テイスティングで赤ワイン1位に輝いた Stag's Leap Wine Cellarsを作ったWarren Winiarski,白ワイン1位に輝いたCh. MontelenaのChardonnayを作ったMike Grgichなどがいます。この後もRobert Mondaviはナパのリーダーとして活動を続けます。「パリスの審判」によると,パリ・テイスティングのときには既にMondaviは老舗的な存在であり,彼から育った「ブティック・ワイナリ」が,品質面ではリードし始めていたようです。
Mondaviはほかにも,温度管理が容易なステンレスタンクの導入や,フランスのブドウ畑にならった樹の密植など,ナパの先駆者として様々な新しい技術に取り組みます。
また,それ以上に力を入れたのは,世界におけるカリフォルニアワインの「ブランド」を高めようとしたことでしょう。Ch. MoutonのRothchild家と提携してOpus Oneを作ったのはその代表的な一つ。50%,50%という出資比率にこだわったことに,その思いが表れています。また,LuceでFrescobaldi家と提携したことには「イタリア移民」として格別な思いがあったようです。
晩年はナパにCopiaというワインセンターを作るのに協力したり,UC Davisに多額の寄付をするなど,さらにワインを取り巻く環境の充実に力を尽くしました。ただ,それは最終的に財政難という形でワイナリに降りかかり, 2004年にRobert Mondavi家はRobert Mondavi WineryやOpus Oneを含むRobert Mondavi Corp.を売却する憂き目に会いました。
2007年にはカリフォルニアの名誉の殿堂の第2回にスティーブ・ジョブズ,タイガー・ウッズなどと並んで選ばれ,ワイン作りの名誉の殿堂の初回にも選ばれました。
ロバート・モンダヴィを「カリフォルニアワインの父」と呼ぶことにはちょっと抵抗がありますが,カリフォルニアワインを世界に知らしめることにおいてロバート・モンダヴィほどの功績はだれにもありません。Opus Oneがカリフォルニアワインの代名詞的存在であるのも,やはり彼の功績です。個人的には,日本のワイン愛好者たちもそこから先に進んでほしいとは思いますが,ロバート・モンダヴィがいなかったら,そこまでもたどり着いていなかったのでしょう。
また,個人的には53歳にして新しいワイナリを作って成功させたということに,いつも勇気付けられています。自分もまだまだできると思いたい。
PS. 肝心なことを書き忘れていました。ワイナリを旅行者のアトラクションにして,ワイナリ・ツアーやテイスティング・ルームをオープンにするというのもRobert Mondaviが発案したことです。つまり彼がいなかったら,このサイトも存在しなかったでしょう。改めて深い感謝を捧げたいと思います。
昨日紹介したシン・クア・ノンの初正式入荷品Atlantis,ほかにもいくつかのショップに入っています。
ついでに過去記事を紹介しておくと「Sine Qua Nonのシラーは9年間で3倍近くに値上がり」や「Sine Qua Nonを作ったマンフレッド・クランクルのサクセス・ストーリー」があります。
それから,オークションサイトWineBidでの価格を見ても,ビッドのスタートが250ドルなので,確実に今買う方が安いです。
もう一つついでにパーカーのコメントにある
となっています。ちょっと訳がいまいちですね。↓こんな感じ?
ショップによっては売り切れでも別のラベルが残っていることがあるのでご確認ください。
ついでに過去記事を紹介しておくと「Sine Qua Nonのシラーは9年間で3倍近くに値上がり」や「Sine Qua Nonを作ったマンフレッド・クランクルのサクセス・ストーリー」があります。
それから,オークションサイトWineBidでの価格を見ても,ビッドのスタートが250ドルなので,確実に今買う方が安いです。
もう一つついでにパーカーのコメントにある
To reiterate, it is a challenge to analyze these wines. I know they are distinctive, and I think I am beginning to understand why they are so much greater than just about every other Syrah or Grenache-based wine in California. In short, it is talent and incredibly meticulous hard work. No one works as hard or is as maniacal about a vineyard’s viticulture and winemaking as Manfred Krankl. Take that, add in exceptional talent, humility, top-notch vineyards, and I believe I understand the fundamentals of why these wines are so special.のところですが,ワインショップの宣伝文句には
何度も繰り返すが、これらのワインを解析することは難解である。そして私はこれらのワインが独特であり、何故ほかのカリフォルニアのシラーやグルナッシュと比べてこれほどに偉大なのかを理解し始めたと思う。要するに、その偉大さは、信じられないほどの才能と細心のハードワークである。マンフレッド・クランクルは狂ったように畑仕事やワイン造りに力を注ぐか、そうでないかであり、特別な才能に加え、謙遜や超一流の葡萄畑こそが、これらのワインが非常に特別である理由の基礎を築いていると私は信じている。
となっています。ちょっと訳がいまいちですね。↓こんな感じ?
何度も繰り返すが、これらのワインを解析することは難解である。個性的であることは確かだ。そして、ここのシラーやグルナッシュが、ほかのカリフォルニアのシラーやグルナッシュと比べてどうしてこれほどすごいのかがやっと分かってきたのだ。要するに、これは才能と信じられないほどの細心のハードワークのたまものである。マンフレッド・クランクルほど激しく,狂ったかのように畑仕事やワイン造りに力を注ぐ人はいない。それに加え、特別な才能、謙遜や超一流の葡萄畑。それらによって、このワインは非常に特別なものになっているのだと理解したのだ。
ショップによっては売り切れでも別のラベルが残っていることがあるのでご確認ください。
モンダヴィ翁を悼んでモンダヴィのワインを飲もうかと思ったのですが,手持ちがOpus Oneしかなかったのでちょっと出し惜しみしてしまいました。そもそもナパのカベルネも在庫が減っていますが,その中でうちにあるものでは一番古いHess Collection Cabernet Sauvignon 1989 Mount Veederを開けました。
これはワイナリで購入したもの。ライブラリワインの中で,「どれがお勧めか」と聞いて買ったのですが,それから既に9年。また1989年というのは1988年と並んでコンディションがよくない年として知られています。また,我が家でずっとセラーに入っていたとはいえ,前のセールの不調時も経験しているので状態はちょっと不安があります。
コルクは順調に抜けるかと思ったのですが,残り1cmくらいのところで折れてしまいました。ちょっと噴いた後もあり(セラー不調時のものでしょう),濡れた新聞紙のような香り。不安はさらに増します。残りのコルクになんとかスクリューを刺そうとしたものの,ずるずる奥に入っていく危険な状態。フォークで止めようとしたら,こんどはそこだけ崩れます。
なんとかコルクが落ちるのは避けようと,ビンの口を下に向けてコルクが奥に入らないようにしながらフォークで刺してなんとか引き抜きました。10mlくらいワインがこぼれましたが,これくらいはいたしかたないでしょう。
さて,肝心のワインですが,19年経っているにもかかわらず,色は案外濃い目。逆さにしたりしたせいかちょっと濁りがあります。飲むと第一印象ではやはりちょっと不快な香りを伴いました。ですが,それは一時的なもので,後は問題なし。
ちょっとミンティーな香りにカシスの風味。若干オーク香がありますが嫌味ではなく上品なレベル。ミディアムボディ。おいしいです。
モンダヴィが目指した世界レベルのワインをナパで実現するというのは,確かに達成されていると思います。
ありがとう,ロバート・モンダヴィ。
これはワイナリで購入したもの。ライブラリワインの中で,「どれがお勧めか」と聞いて買ったのですが,それから既に9年。また1989年というのは1988年と並んでコンディションがよくない年として知られています。また,我が家でずっとセラーに入っていたとはいえ,前のセールの不調時も経験しているので状態はちょっと不安があります。
コルクは順調に抜けるかと思ったのですが,残り1cmくらいのところで折れてしまいました。ちょっと噴いた後もあり(セラー不調時のものでしょう),濡れた新聞紙のような香り。不安はさらに増します。残りのコルクになんとかスクリューを刺そうとしたものの,ずるずる奥に入っていく危険な状態。フォークで止めようとしたら,こんどはそこだけ崩れます。
なんとかコルクが落ちるのは避けようと,ビンの口を下に向けてコルクが奥に入らないようにしながらフォークで刺してなんとか引き抜きました。10mlくらいワインがこぼれましたが,これくらいはいたしかたないでしょう。
さて,肝心のワインですが,19年経っているにもかかわらず,色は案外濃い目。逆さにしたりしたせいかちょっと濁りがあります。飲むと第一印象ではやはりちょっと不快な香りを伴いました。ですが,それは一時的なもので,後は問題なし。
ちょっとミンティーな香りにカシスの風味。若干オーク香がありますが嫌味ではなく上品なレベル。ミディアムボディ。おいしいです。
モンダヴィが目指した世界レベルのワインをナパで実現するというのは,確かに達成されていると思います。
ありがとう,ロバート・モンダヴィ。
米国でも超入手困難で知られるシン・クア・ノンが少量ながら日本に代理店経由で入荷しています。値段は高いですが米国でもオークション以外ではほとんど買えないのでもっと高くなる可能性が高いです。名前はAtlantis。Fe2O3-1a~cがシラー,Fe2O3-2a~cがグルナッシュです。
シラーはWAで95-97。パーカーさんのコメントは
グルナッシュは96-98。コメントは
さらに次のようにオーナーのManfred Kranklを褒め称えています。
悪いこと言わないのでこれだけは買っておいた方がいいと思います。
シラーはWAで95-97。パーカーさんのコメントは
An inky/blue/black/purple hue is followed by sweet blackberry, charcoal, and chocolate aromas, graphite and blackberry flavors, full body, decent acidity, and a stunningly long finish. This terrific effort should turn out to be one of the most French-styled Syrahs Krankl has yet produced. It reveals the great intensity and purity of California fruit superimposed on a European structure and sense of harmony
グルナッシュは96-98。コメントは
The aromas reveal a distinctive chocolatey note along with the tell-tale blackberry, cassis, kirsch, licorice, camphor, and floral characteristics. Deep, complex, and full-bodied with a roasted meat-like flavor, despite its size and richness, the overall impression is one of elegance and phenomenal definition.
さらに次のようにオーナーのManfred Kranklを褒め称えています。
To reiterate, it is a challenge to analyze these wines. I know they are distinctive, and I think I am beginning to understand why they are so much greater than just about every other Syrah or Grenache-based wine in California. In short, it is talent and incredibly meticulous hard work. No one works as hard or is as maniacal about a vineyard’s viticulture and winemaking as Manfred Krankl. Take that, add in exceptional talent, humility, top-notch vineyards, and I believe I understand the fundamentals of why these wines are so special.
悪いこと言わないのでこれだけは買っておいた方がいいと思います。
本サイトの現存するモンダヴィ関係の記事のまとめをしておきます。買収当時の記事が消えてしまったのが悲しいところ。
2006/07/18: Robert Mondavi Winery設立40周年
2007/01/30: ロバート・モンダヴィの新ブランドが明らかに
2007/02/13: カリフォルニア・ワインの名誉の殿堂にRobert Mondaviほか8人選出
2007/02/16: 名誉の殿堂クイズ:解答編
2007/05/13: 読書:「パリスの審判 カリフォルニア・ワインVSフランス・ワイン」
2007/06/16: 今明かされる,モンダヴィ凋落の秘密
2007/09/03: 目出度いめでたい
2007/12/07: 衰えたRobert Mondaviにため息をつく
2008/01/09: モンダヴィ夫人がロイターのインタビューに登場
2008/01/18: 2008年のカリフォルニアワイン名誉の殿堂が決定
2008/05/07: がんばる「もう一つのモンダヴィ」
2008/05/17: ロバート・モンダヴィ逝去
モンダヴィのワインを代表するのはやはりカベルネ・ソヴィニョン。続いて,独自のスタイルで一時代を築いたフュメ・ブランでしょうか。1996年のカベルネ・リザーブなどは1万円台前半で入手できますが,これはかなりお買い得だと思います。そろそろ飲み頃でしょう。
そしてモンダヴィ家時代最後の作となった2004年はWine Spectator誌では1994年に並ぶ95点を獲得。年間トップ9に入っています。ワイナリ価格の125ドルと同程度で買えるのもありがたいところ。
フュメ・ブランならこちら
2006/07/18: Robert Mondavi Winery設立40周年
2007/01/30: ロバート・モンダヴィの新ブランドが明らかに
2007/02/13: カリフォルニア・ワインの名誉の殿堂にRobert Mondaviほか8人選出
2007/02/16: 名誉の殿堂クイズ:解答編
2007/05/13: 読書:「パリスの審判 カリフォルニア・ワインVSフランス・ワイン」
2007/06/16: 今明かされる,モンダヴィ凋落の秘密
2007/09/03: 目出度いめでたい
2007/12/07: 衰えたRobert Mondaviにため息をつく
2008/01/09: モンダヴィ夫人がロイターのインタビューに登場
2008/01/18: 2008年のカリフォルニアワイン名誉の殿堂が決定
2008/05/07: がんばる「もう一つのモンダヴィ」
2008/05/17: ロバート・モンダヴィ逝去
モンダヴィのワインを代表するのはやはりカベルネ・ソヴィニョン。続いて,独自のスタイルで一時代を築いたフュメ・ブランでしょうか。1996年のカベルネ・リザーブなどは1万円台前半で入手できますが,これはかなりお買い得だと思います。そろそろ飲み頃でしょう。
そしてモンダヴィ家時代最後の作となった2004年はWine Spectator誌では1994年に並ぶ95点を獲得。年間トップ9に入っています。ワイナリ価格の125ドルと同程度で買えるのもありがたいところ。
フュメ・ブランならこちら
Napa Valleyを世界に名だたるワイン産地に育てた偉人Robert Mondaviが94歳で亡くなりました。最晩年はワイナリを売却せざるを得なくなるなど,不幸なこともありましたが,彼の偉業は他に比較する人がいないほどのすばらしいものだと思います。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
Napa Valley Registerの記事
SF Chronicleの記事
謹んでご冥福をお祈りいたします。
Napa Valley Registerの記事
SF Chronicleの記事
じゃないけど,やっぱりカリフォルニアのピノは高い(特に日本で)ので,コスト・パフォーマンスの高そうなニュージーランドを少し飲んでみようかと思っています。とりあえず買ってみたのはDeltaの2007とRipponの2004。やっぱりよく分からないので評論家の評価を当てにしています。
Rippon2004のレイティングは95点。レビューは
Ripponは2006も95点を得ているので気になるところです(2005は91点)。
Delta2007のレイティングは90点。前年の86点から大分アップしています。レビューは
ちなみに前にも書きましたがWine Advocate誌におけるNZのレビュアはNeal Martin氏。パーカーポイントとかRPとかって書くのは本来おかしいので,ここはWAに統一して欲しいところです>各ショップ担当者様
飲んだら報告します。またNZならこれがいいよというのもあったらよろしくお願いします。
Rippon2004のレイティングは95点。レビューは
The real excitement starts with the 2004 Pinot Noir, one of the stars of the vintage, fermented with 12% whole bunches and matured for 16 months in 25% new French barrels. It is graced with a beautiful, sophisticated nose with light red cherries, rose petals and even a touch of musk. A caressing mouthfeel and with an effortless quality to it, this is a serious Pinot Noir that rekindled memories of those glorious Burgundy 2005’s!
Ripponは2006も95点を得ているので気になるところです(2005は91点)。
Delta2007のレイティングは90点。前年の86点から大分アップしています。レビューは
The 2007 Pinot Noir is much better, quite a high extraction on the nose with dark cherry and plum with a touch of mulberry, the palate soft and supple with a plush finish tinged with white pepper.
ちなみに前にも書きましたがWine Advocate誌におけるNZのレビュアはNeal Martin氏。パーカーポイントとかRPとかって書くのは本来おかしいので,ここはWAに統一して欲しいところです>各ショップ担当者様
飲んだら報告します。またNZならこれがいいよというのもあったらよろしくお願いします。
Santa Rita Hillsのワイナリでオープンハウスが開かれます。二日間のパスポートは75ドル。
土曜日は2007年のヴィンテージとバレル・サンプル,日曜日はライブラリ・ワインと現行リリースに焦点を置くということで,同じワイナリに2回来させようという魂胆です。
Alma Rosa
Ampelos
Arcadian(土のみ)
Babcock
Cargasacchi
Clos Pepe
Demetria
Dragonette
Flying Goat(日のみ)
Ken Brown
Longoria(日のみ)
Loring
Melville
Pali
Prodigal(土のみ)
が参加ワイナリ。
ワインメーカーディナーもあります。
土曜日は2007年のヴィンテージとバレル・サンプル,日曜日はライブラリ・ワインと現行リリースに焦点を置くということで,同じワイナリに2回来させようという魂胆です。
Alma Rosa
Ampelos
Arcadian(土のみ)
Babcock
Cargasacchi
Clos Pepe
Demetria
Dragonette
Flying Goat(日のみ)
Ken Brown
Longoria(日のみ)
Loring
Melville
Pali
Prodigal(土のみ)
が参加ワイナリ。
ワインメーカーディナーもあります。
2年くらい前に話題になったことがある大阪市が「ワインミュージアム」に展示していたワイン。未だに行き先が決まらず,保管を続けているそうです。
ということですが,オークションで売ればいいんでしょ。「品質の保証」なんてだれもできないのだから「保管状況の説明」ができればいいのだと思います。何か考え方が違うような。
ちなみに
ロマネ・コンティ 1921年
シャトー・ディケム 1921年
シャトー・モンローズ 1921年
シャトー・ラトゥール 1926年
シャトー・オー・ブリオン 1937年
シャトー・ムートン・ロートシルト 1945年
シャトー・ラフィット・ロートシルト 1947年
シャトー・オーゾンヌ 1949年
シャトー・ぺトリュス(マグナムボトル) 1949年
シャトー・ディケム(貴腐ワイン) 1949年
シャトー・シュヴァル・ブラン 1953年
などがあるそうです。
"「食品の安全が問われる中、品質を確認しないままでは……」(担当者)と売却には慎重な姿勢を示す。"
大阪市、”血税”565万円で購入ワイン、お蔵入り : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ということですが,オークションで売ればいいんでしょ。「品質の保証」なんてだれもできないのだから「保管状況の説明」ができればいいのだと思います。何か考え方が違うような。
ちなみに
ロマネ・コンティ 1921年
シャトー・ディケム 1921年
シャトー・モンローズ 1921年
シャトー・ラトゥール 1926年
シャトー・オー・ブリオン 1937年
シャトー・ムートン・ロートシルト 1945年
シャトー・ラフィット・ロートシルト 1947年
シャトー・オーゾンヌ 1949年
シャトー・ぺトリュス(マグナムボトル) 1949年
シャトー・ディケム(貴腐ワイン) 1949年
シャトー・シュヴァル・ブラン 1953年
などがあるそうです。
Wassy'sの兄弟ショップパシフィック・ワイン・セラーズで在庫一層セールをやっています。オレゴンのピノや,カリフォルニアのピノ以外など,いろいろお買い得です。送料も無料。
オレゴンのピノで有名な畑の一つがShea Vineyard。カリフォルニアでもかのSine Qua NonやLoringなど,ここのブドウに魅せられてブドウを購入しているワイナリがあるほどです。Shea Wine Cellars Pinot Noir Block23 2004は米国では54ドルで売っているところを見つけましたが,基本的には入手困難。6600円というのはいい値段でしょう。
同じ畑のブドウを使ったJ.K. Carriere Pinot Noir Shea 2003も75ケースと極めて少量の生産。米国で68ドルで売っているところがありましたが,これも入手困難です。7490円は希少価値からすればかなりお買い得です。
BergstromのArcus Vineyard Pinot Noir 2003はさらに入手困難。今は売っているショップがない上,2004ヴィンテージからは作っていません。ワイナリで売っている2000年と2002年のものは125ドルですから14990円というのはいい値段でしょう。Wine Advocateではエレガントさや調和に欠けるとして88点にとどまっていますが,深みや凝縮感はほめています(評者はPierre Rovani)。
続いてカリフォルニアからはエチュードの2002カベルネ。Etude好きなんです。以上。
Hendry Primitivo Block24 2004は米国では30ドル弱なので4820円というのはお買い得度はちょっと低いかもしれません。ZinfandelではなくPrimitivoというのが渋いところ。(ZinfandelとPrimitivoはかなり近い品種です。一時はPrimitivoがZinfandelの祖先といわれていたことも)
Francis Tannahill Syrah Mason Dixon2002も30ドル台で売っているところがあるので5800円はそんなに安くありません。ただ,WAで93点と高得点であり,Rovaniのレビューを見るとかなりおいしそうです。
もう一つおまけで兄弟ショップのWassy'sではニュージーランドのDelta Pinot Noir 2007が2000円。これは世界的に見ても安い値段ですしWA誌では90点がついています。なおショップのページにはパーカー90点と書いてありますが,NZのレビュアはNeal MartinなのでWA90と書くべきです。これ,飲んでみたいですねえ。Pacific Wine Cellarsで売ってくれないかなあ(送料無料になるし,ほかのも一緒に買える)。
オレゴンのピノで有名な畑の一つがShea Vineyard。カリフォルニアでもかのSine Qua NonやLoringなど,ここのブドウに魅せられてブドウを購入しているワイナリがあるほどです。Shea Wine Cellars Pinot Noir Block23 2004は米国では54ドルで売っているところを見つけましたが,基本的には入手困難。6600円というのはいい値段でしょう。
同じ畑のブドウを使ったJ.K. Carriere Pinot Noir Shea 2003も75ケースと極めて少量の生産。米国で68ドルで売っているところがありましたが,これも入手困難です。7490円は希少価値からすればかなりお買い得です。
BergstromのArcus Vineyard Pinot Noir 2003はさらに入手困難。今は売っているショップがない上,2004ヴィンテージからは作っていません。ワイナリで売っている2000年と2002年のものは125ドルですから14990円というのはいい値段でしょう。Wine Advocateではエレガントさや調和に欠けるとして88点にとどまっていますが,深みや凝縮感はほめています(評者はPierre Rovani)。
続いてカリフォルニアからはエチュードの2002カベルネ。Etude好きなんです。以上。
Hendry Primitivo Block24 2004は米国では30ドル弱なので4820円というのはお買い得度はちょっと低いかもしれません。ZinfandelではなくPrimitivoというのが渋いところ。(ZinfandelとPrimitivoはかなり近い品種です。一時はPrimitivoがZinfandelの祖先といわれていたことも)
Francis Tannahill Syrah Mason Dixon2002も30ドル台で売っているところがあるので5800円はそんなに安くありません。ただ,WAで93点と高得点であり,Rovaniのレビューを見るとかなりおいしそうです。
Its terrific aromas are packed with notes of candied black raspberries and roasted spices. On the palate, this medium to full-bodied wine is thick, toothsome, deep, and long. Smoked bacon, black raspberries, dark cherries, cassis, and jammy blackberries make up its prolonged and hedonistic character.
もう一つおまけで兄弟ショップのWassy'sではニュージーランドのDelta Pinot Noir 2007が2000円。これは世界的に見ても安い値段ですしWA誌では90点がついています。なおショップのページにはパーカー90点と書いてありますが,NZのレビュアはNeal MartinなのでWA90と書くべきです。これ,飲んでみたいですねえ。Pacific Wine Cellarsで売ってくれないかなあ(送料無料になるし,ほかのも一緒に買える)。
Talbot(タルボット)の低価格ラインであるKali Hart(カーリ・ハート)は,米国でもQPR(quality price ratio)が高いワインとして知られています。パーカーの掲示板などでのQPRスレッドでは常に名前が挙がるところ。柳屋では最新ヴィンテージの2006がピノもシャルドネも税抜き2980円。米国の実売ではシャルドネが15ドル弱,ピノが20ドル弱なのでピノの方がお買い得感があります。
米国での実売が同じくらいで,同じ柳屋で税抜き2380円のKundeもかなりお買い得。Kunde2本で同梱12本まで送料無料なので,合わせて買うと,送料なしでお得感が増えると思います。
米国での実売が同じくらいで,同じ柳屋で税抜き2380円のKundeもかなりお買い得。Kunde2本で同梱12本まで送料無料なので,合わせて買うと,送料なしでお得感が増えると思います。
カリフォルニアのナパ,ソノマよりさらに北方にあるAnderson Valleyで今週末第11回目になるPinot Noir Festivalが開かれます。著名ブログのVinographyを運営するAlder氏が猛推薦しています。
というわけで,時間がある人はぜひ行って来てください。
ただ,イベントページを見たらキャンセル待ちが結構多くなってしまってますね。というわけでキャンセルが出たらいってきてくださいませませ。>someone
if you're a fan of Pinot Noir and you don't have plans this coming weekend, I seriously recommend it. It's definitely worth the three hour drive.
というわけで,時間がある人はぜひ行って来てください。
ただ,イベントページを見たらキャンセル待ちが結構多くなってしまってますね。というわけでキャンセルが出たらいってきてくださいませませ。>someone
ワインに溺れてみたい - ドリームエクスペリエンス.jp -世界初の夢を売るサイト-というページを発見。これってクラッシュパッドですよね? 畑一覧にも載っている畑だし。
ただ「ソマノ郡」というのはいただけないなあ。もし関係者の方がごらんになっていたら直してください。
ただ「ソマノ郡」というのはいただけないなあ。もし関係者の方がごらんになっていたら直してください。
パーカーの掲示板で「神の雫」が話題になっています。パーカー自身もコメントを寄せています。
最初にスレッドを立ち上げた人は中国語版を読んだそう。韓国で売れているという話は聞いたことがありますが,中国でも出ているんですね。
僕も何か書こうかと思いましたが,これに出てくるワインは僕の知らないものばかりなので,やめておこうかと。
ちなみに,パーカーの掲示板で今盛り上がっているスレッドの一つが「Romanee Conti: THE Greatest Wine in the World」というもの。1911,15,19,23,29,34,37,45などのロマネ・コンティを飲んできた人(NYの不動産屋らしい)が,これより上のワインはない,挑戦してみろと,挑発して,この掲示板には珍しくちょっと荒れています。読み物としてはなかなか楽しい。ParkerやNeal Martinもコメントを書いています。
My daughter...born in Korea..told me about it yesterday...she is a huge anime fan......seems exceptionally proud of the old man for his part in this book...and more excited over this than talking to President Chirac back in 1999 at the Elysees Palace when he gave me the Legion of Honor....next week she gets a VIP tour of several top anime studios in Tokyo while I eat at Robuchon's joint and clean Tokyo out of Toro.....
最初にスレッドを立ち上げた人は中国語版を読んだそう。韓国で売れているという話は聞いたことがありますが,中国でも出ているんですね。
僕も何か書こうかと思いましたが,これに出てくるワインは僕の知らないものばかりなので,やめておこうかと。
ちなみに,パーカーの掲示板で今盛り上がっているスレッドの一つが「Romanee Conti: THE Greatest Wine in the World」というもの。1911,15,19,23,29,34,37,45などのロマネ・コンティを飲んできた人(NYの不動産屋らしい)が,これより上のワインはない,挑戦してみろと,挑発して,この掲示板には珍しくちょっと荒れています。読み物としてはなかなか楽しい。ParkerやNeal Martinもコメントを書いています。
家で普段飲むワインは概ね2000円以下のものが多い昨今ですが,意外と赤ワインよりも白ワインの方が,選択に苦慮することが多く,ちょこちょこといろんなものを試しています。その中から最近飲んだ2本の感想ですが,1本はNZワイン。このサイトでNZワインの感想を書くのは初めてかな(先日のワイン会のフェルトン・ロードを除く)。
一つは「ジョリエス シャルドネ "リザーヴ" カリフォルニア 2003」。
どうも状態があまりよくなかったのか,少しブショネだったのか,第一印象で,やや苦味を感じます。飲み進めるうちに落ち着いてきておいしくなってきました。軽いのですいすいなくなってしまいます。二日目は熟成が進んで紹興酒のような味わいに。こういった味わいが好きな人もいるでしょうが,あまり得意ではありません。とはいえ軽いせいか珍しく二日で空いてしまいました。
もう一つは「キム クロフォード ソーヴィニヨンブラン マールボロ 2007」。
このワインはWine Advocate誌にも載っています(レビュワーはNeal Martin)。88点。「The 2007 Marlborough Sauvignon Blanc was batch fermented at low temperatures and delivers a subtle, herbaceous nose with a lime-tinged entry, good acidity and citrus mid-palate with hints of passion fruit towards the spicy finish.」とのことです。
最初の印象は,ちょっと甘いかなあ,といったところ。青リンゴのようなやや緩めの酸と甘みを感じます。飲むうちに味が引き締まっておいしさも増してきました。これは4日間,まったく味わいが落ちずにむしろ最後の方がおいしく感じる1本でした。温度は多少低めの方がよさそうです。
ここは樽を使わない「すっぴん」タイプのシャルドネも作っています。日本で今売っているのは2004年ですが2007年はSB同様WAで88点です。Pinotの2006は87点。どれも値段が手ごろなのでまた試してみたいワインです。
一つは「ジョリエス シャルドネ "リザーヴ" カリフォルニア 2003」。
どうも状態があまりよくなかったのか,少しブショネだったのか,第一印象で,やや苦味を感じます。飲み進めるうちに落ち着いてきておいしくなってきました。軽いのですいすいなくなってしまいます。二日目は熟成が進んで紹興酒のような味わいに。こういった味わいが好きな人もいるでしょうが,あまり得意ではありません。とはいえ軽いせいか珍しく二日で空いてしまいました。
もう一つは「キム クロフォード ソーヴィニヨンブラン マールボロ 2007」。
このワインはWine Advocate誌にも載っています(レビュワーはNeal Martin)。88点。「The 2007 Marlborough Sauvignon Blanc was batch fermented at low temperatures and delivers a subtle, herbaceous nose with a lime-tinged entry, good acidity and citrus mid-palate with hints of passion fruit towards the spicy finish.」とのことです。
最初の印象は,ちょっと甘いかなあ,といったところ。青リンゴのようなやや緩めの酸と甘みを感じます。飲むうちに味が引き締まっておいしさも増してきました。これは4日間,まったく味わいが落ちずにむしろ最後の方がおいしく感じる1本でした。温度は多少低めの方がよさそうです。
ここは樽を使わない「すっぴん」タイプのシャルドネも作っています。日本で今売っているのは2004年ですが2007年はSB同様WAで88点です。Pinotの2006は87点。どれも値段が手ごろなのでまた試してみたいワインです。
先日紹介したスター・レーンがほかのショップにも出ています。宣伝文句はどれもインポーターのものなのでしょうね。Wine Enthusiastでは93点というのがどこでも出ています。
CellarTrackerの評価はまあまあというところですね。前述のようにワイナリ価格は50ドルなのでなかなかお買い得です。
CellarTrackerの評価はまあまあというところですね。前述のようにワイナリ価格は50ドルなのでなかなかお買い得です。
週刊文春に「川島なお美をデヴィ夫人がパーティで一喝」したという記事が載っていました。記事によると,川島なお美が主催したあるパーティで,客に向かって「今日はワインが主役ですから」と言ったのに対して,デヴィ夫人が「主役は人でしょ」とたしなめたそうです。
CWFCの会員の方はご存知のように,CWFCのパーティでは必ず「主役は皆さんですから」ということをナパさんが言います。
当たり前のようなことではありますが,その気持ちを忘れてはいけませんね。
CWFCの会員の方はご存知のように,CWFCのパーティでは必ず「主役は皆さんですから」ということをナパさんが言います。
当たり前のようなことではありますが,その気持ちを忘れてはいけませんね。
という過激な記事をLA Timesに書いたのはワイン評論家のアリス・フェアリング(Alice Fiering)。In Vino Veritasというブログでも知られており,「The Battle for Wine and Love: or How I Saved the World from Parkerization」といった本を出版予定です。
彼女が主張しているのは,カリフォルニアワイン(引用文中ではLeft Coast=West Coastとさらに拡張しています)は評論家に高いレイティングを付けてもらうために人為的操作が加わりすぎている。というものです。一方,フランスワインにも屑はあるが「there is also an ever-expanding band of winemakers fiercely committed to working with, not against, nature」だと,その違いを言っています。また,カリフォルニアでもCathy CorisonやMike Dasheなどがそうでないワインを作っているがそれは「評論化には出せないもの」だと。
彼女の記事に対してWine Enthusiast誌のブログではカリフォルニアだけを画一的に捉えるのは正当ではないと反論。「なぜカリフォルニアだけがバッシングの対象になるのだろうか」と疑問を呈しています。
僕も彼女のバッシングがフェアなものだとは思いません。例えばArcadianのように,エレガントを重視したワイン作りをし,それを評論家にも評価してもらっているワイナリもありますし,reverse osmosisのような技術はカリフォルニアのトップクラスのワイナリよりもフランスのトップクラスのワイナリの方が多く使っていると思われます(堀賢一さんの「ワインの自由」などを読む限り)。
上述のような人為的操作は,どちらかというと低価格ワインで使われることが多いと思いますが,先日書いた記事にあるように,実は一般的なユーザーは高級ワインよりも,こういったやや人工的な味付けのワインの方を好む傾向があるわけです。消費者に受け入れられるワインを作ることの何がいけないのでしょう…
IT技術の世界では「キャズム」と呼ばれる大きな溝が,先駆的なユーザーと一般的なユーザーの間にあると言われています。ワインの世界にもこういったキャズムがあるのでしょう。したがってワイン自体もどちらをターゲットにするかによって作り方も変わってくるのだと思います。彼女のバッシングの仕方は自分向けでないものに非難を加えるような筋違いな部分がありそうです。
"When I first stopped drinking the Left Coast, it was because I was offended by the overuse of wood, boring flavors and lack of structure. The wines, many of which had plenty of edge and personality, seemed neutered to me. I soon learned that the other part of the story was that an arsenal of technology was deployed to make them that way: yeast, enzymes, tannin, oak and acid, as well as over-extracting techniques, micro-oxygenation, dialysis and reverse osmosis."
California wine? Down the drain - Los Angeles Times
彼女が主張しているのは,カリフォルニアワイン(引用文中ではLeft Coast=West Coastとさらに拡張しています)は評論家に高いレイティングを付けてもらうために人為的操作が加わりすぎている。というものです。一方,フランスワインにも屑はあるが「there is also an ever-expanding band of winemakers fiercely committed to working with, not against, nature」だと,その違いを言っています。また,カリフォルニアでもCathy CorisonやMike Dasheなどがそうでないワインを作っているがそれは「評論化には出せないもの」だと。
彼女の記事に対してWine Enthusiast誌のブログではカリフォルニアだけを画一的に捉えるのは正当ではないと反論。「なぜカリフォルニアだけがバッシングの対象になるのだろうか」と疑問を呈しています。
僕も彼女のバッシングがフェアなものだとは思いません。例えばArcadianのように,エレガントを重視したワイン作りをし,それを評論家にも評価してもらっているワイナリもありますし,reverse osmosisのような技術はカリフォルニアのトップクラスのワイナリよりもフランスのトップクラスのワイナリの方が多く使っていると思われます(堀賢一さんの「ワインの自由」などを読む限り)。
上述のような人為的操作は,どちらかというと低価格ワインで使われることが多いと思いますが,先日書いた記事にあるように,実は一般的なユーザーは高級ワインよりも,こういったやや人工的な味付けのワインの方を好む傾向があるわけです。消費者に受け入れられるワインを作ることの何がいけないのでしょう…
IT技術の世界では「キャズム」と呼ばれる大きな溝が,先駆的なユーザーと一般的なユーザーの間にあると言われています。ワインの世界にもこういったキャズムがあるのでしょう。したがってワイン自体もどちらをターゲットにするかによって作り方も変わってくるのだと思います。彼女のバッシングの仕方は自分向けでないものに非難を加えるような筋違いな部分がありそうです。
いにしえの「芸能人格付けチェック」の番組にもしばしばワインが使われたように,高いワインと安いワインを区別するのは案外難しいものです。これをまじめに研究している人もいます。
4月に公開された論文「Do more expensive wines taste better? Evidence from a large sample ob blind tasting」(リンク先はPDF)は,6000件を超えるデータ(被験者は506人)を使ってこれを調べたものです。
詳しい内容は統計学が分からないと理解できない(僕もあまり分かっていません)ので結果を簡単に紹介します。
被験者全体で見ると「高いワインよりも安いワインを高く評価する」という傾向が出ています。これは,以前の研究とも一致するそうです。ただし,被験者の12%に相当するソムリエコースなどでワインの訓練を受けた人では,高いワインを高く評価する,あるいは少なくとも低くは評価しない,という傾向が見られました。また,この結果から得られた一般人とエキスパートの近似直線は25ドル近辺で交差する,つまり25ドルくらいのワインはエキスパートも素人も同じ程度の評価になることが判明しました。実験に使ったワインは2ドル弱から150ドルのものまで。上下の極端なものを取っても同じ結果だったそうです。
普通の人は安いワインの方がおいしく感じるので,これからはワインに詳しくない人にワインをご馳走するときは安ワインにしましょう*1。僕もエキスパートでなくてよかったです(笑)。
*1 これはあくまでブラインドでの話。実際には,値段や評論家のレイティングといった要素が,味わいの評価にも影響するので,うんちくを語ってご馳走する方が評価はいいかもしれないです。
4月に公開された論文「Do more expensive wines taste better? Evidence from a large sample ob blind tasting」(リンク先はPDF)は,6000件を超えるデータ(被験者は506人)を使ってこれを調べたものです。
詳しい内容は統計学が分からないと理解できない(僕もあまり分かっていません)ので結果を簡単に紹介します。
被験者全体で見ると「高いワインよりも安いワインを高く評価する」という傾向が出ています。これは,以前の研究とも一致するそうです。ただし,被験者の12%に相当するソムリエコースなどでワインの訓練を受けた人では,高いワインを高く評価する,あるいは少なくとも低くは評価しない,という傾向が見られました。また,この結果から得られた一般人とエキスパートの近似直線は25ドル近辺で交差する,つまり25ドルくらいのワインはエキスパートも素人も同じ程度の評価になることが判明しました。実験に使ったワインは2ドル弱から150ドルのものまで。上下の極端なものを取っても同じ結果だったそうです。
普通の人は安いワインの方がおいしく感じるので,これからはワインに詳しくない人にワインをご馳走するときは安ワインにしましょう*1。僕もエキスパートでなくてよかったです(笑)。
*1 これはあくまでブラインドでの話。実際には,値段や評論家のレイティングといった要素が,味わいの評価にも影響するので,うんちくを語ってご馳走する方が評価はいいかもしれないです。
楽天のワインランキングを見ていたら5位に「Star Lane」という聞きなれないワインが入っているので調べてみました。
このワイン,ピノを中心に作っているDierbergというワイナリが新たに作ったブランド。ディアバーグは日本ではタンタラにシャルドネやピノノワールを提供している畑の名前として知られています。
ショップの販売ページの宣伝によると,「オーパス・ワンに、なんと初ヴィンテージで勝ってしまった怪物級のカリフォルニア・ワイン」「『ワイン・エンスージスト』の中でも93点を獲得」といった文句が並んでいます。これについても調べてみました。
オーパス・ワンうんぬんの方は,これに相当するワイン・コンクールが何かは分かりませんでした。なお,ワイナリのページにもそれについての言及はありません。関係ありそうなものでラスベガスで開かれたブラインド・テイスティングの結果がありましたが,これは一般のコンクールではなくStar Laneが主催したものです。なお,ここではHourglass 2004,Caymus 2003,100 Acres 2004,Opus One 2005を交えた5本のブラインドで2位に入ったとあります。後の順位は先に挙げた順番です。
また,Wine Enthusiast誌の方は93点ではなく92点のようです。こちらはワイナリのページに引用がありました。このほかWine&Spirits誌で94点,Stephen Tanzer's International Wine CellarではExcellent & Recommendedと評価されています。Tanzerは「2005 Star Lane Cabernet Sauvignon, Santa Ynez Valley. Ruby-red. Inky cherry and dark berry preserve aromas are complemented by sexy vanillin oak and baking spices. Plush dark fruit flavors verge on liqueur-like, with soft tannins adding gentle grip. Finishes with a good wallop of vanillin oak. As rich and sweet as this is, there's good structure and focus.」と書いています(この方がOpus Oneに勝ったというより箔があるように思うのは僕だけでしょうか)。
このほか,特筆すべきなのはコンサルティング・ワインメーカーとしてDavid Rameyが参加していること。Rameyについては先日紹介しています。
最後にワイナリ価格は50ドル。米国での実売で45ドル程度です。税込み5980円は実質的にはほぼ同等と言ってもよく,なかなか安いと思います。
結論としては,宣伝文句に疑問は残るが,品質は悪くなく値段も現地価格に近いと言えそうです。
なお,余談ですがSyrahはArcadian,Bonaccorsiにブドウを提供しています。こちらの方がおいしそうかも。
このワイン,ピノを中心に作っているDierbergというワイナリが新たに作ったブランド。ディアバーグは日本ではタンタラにシャルドネやピノノワールを提供している畑の名前として知られています。
ショップの販売ページの宣伝によると,「オーパス・ワンに、なんと初ヴィンテージで勝ってしまった怪物級のカリフォルニア・ワイン」「『ワイン・エンスージスト』の中でも93点を獲得」といった文句が並んでいます。これについても調べてみました。
オーパス・ワンうんぬんの方は,これに相当するワイン・コンクールが何かは分かりませんでした。なお,ワイナリのページにもそれについての言及はありません。関係ありそうなものでラスベガスで開かれたブラインド・テイスティングの結果がありましたが,これは一般のコンクールではなくStar Laneが主催したものです。なお,ここではHourglass 2004,Caymus 2003,100 Acres 2004,Opus One 2005を交えた5本のブラインドで2位に入ったとあります。後の順位は先に挙げた順番です。
また,Wine Enthusiast誌の方は93点ではなく92点のようです。こちらはワイナリのページに引用がありました。このほかWine&Spirits誌で94点,Stephen Tanzer's International Wine CellarではExcellent & Recommendedと評価されています。Tanzerは「2005 Star Lane Cabernet Sauvignon, Santa Ynez Valley. Ruby-red. Inky cherry and dark berry preserve aromas are complemented by sexy vanillin oak and baking spices. Plush dark fruit flavors verge on liqueur-like, with soft tannins adding gentle grip. Finishes with a good wallop of vanillin oak. As rich and sweet as this is, there's good structure and focus.」と書いています(この方がOpus Oneに勝ったというより箔があるように思うのは僕だけでしょうか)。
このほか,特筆すべきなのはコンサルティング・ワインメーカーとしてDavid Rameyが参加していること。Rameyについては先日紹介しています。
最後にワイナリ価格は50ドル。米国での実売で45ドル程度です。税込み5980円は実質的にはほぼ同等と言ってもよく,なかなか安いと思います。
結論としては,宣伝文句に疑問は残るが,品質は悪くなく値段も現地価格に近いと言えそうです。
なお,余談ですがSyrahはArcadian,Bonaccorsiにブドウを提供しています。こちらの方がおいしそうかも。
Robert Mondaviは自身の名が付いたワイナリを手放すことになってしまいましたが,ナパではもう一つのモンダヴィががんばっています。Robertの弟Peterの一家が持つCharles Krugです。
近年は目覚しい品質の向上を果たし,低価格なCK Mondaviラインも成功しました。現在はより観光客を惹き付けるためワイナリの改装に挑んでいるそうです。
Mondaviという名前を持つワイナリをMondaviが持っていないというのは不幸なことです。苦しみながらも名前を守ってきたPeter一家にはこれからも期待したいと思います。
ほとんどの方がご存知だと思いますが,Robert Mondaviの父親であるCesare Mondaviはイタリアからの移民。禁酒法が解けた後,ナパに小さなワイナリを購入し,1943年にかつての名門だったCharles Krugを買収しました(この買収を強力に進めたのがRobertでした)。Cesareの亡き後,「世界一」を目指すRobertと家族の結束を考えるPeterが対立してRobertが一家を出され,Robert Mondaviを築くわけです。一方でRobertはPeterを訴えて勝利し,これが基でRobert Mondaviは繁栄し,Charles Krugは低迷を余儀なくされてしまいました。"Mondavi is one of the biggest names on the wine aisle. Then there's Peter Mondavi Jr. and his family's little winery."
2 Mondavis strive to give a landmark winery a bigger place on the map - Los Angeles Times
近年は目覚しい品質の向上を果たし,低価格なCK Mondaviラインも成功しました。現在はより観光客を惹き付けるためワイナリの改装に挑んでいるそうです。
Mondaviという名前を持つワイナリをMondaviが持っていないというのは不幸なことです。苦しみながらも名前を守ってきたPeter一家にはこれからも期待したいと思います。
Robert Mondavi Cabernet Sauvignon 1996 Reserveが11000円です。米国の小売価格では80ドルから160ドルくらい。中心価格は130ドル程度。ワイナリリリース時の価格は90ドルですから,実質的には同じくらい。なかなか安いと思います。
Wine Advocateでは92点。「The color is opaque purple, and the wine reveals more vanillin, a touch of mint, and plenty of black currant fruit in its moderately intense aromatics. Some of the vintage's dry tannin (from this year's stressed vineyard conditions) is present in the wine's finish. A more stylish, restrained, less exuberant example than the 1996 Oakville, it is an outstanding offering that should be consumed between 2002-2025.」と評されています。
Wine Advocateでは92点。「The color is opaque purple, and the wine reveals more vanillin, a touch of mint, and plenty of black currant fruit in its moderately intense aromatics. Some of the vintage's dry tannin (from this year's stressed vineyard conditions) is present in the wine's finish. A more stylish, restrained, less exuberant example than the 1996 Oakville, it is an outstanding offering that should be consumed between 2002-2025.」と評されています。
先日購入したPCはHP(ヒューレット・パッカード)製で,かなり安くいい買い物ができたと思っていたのですが,今日始まったキャンペーンは安すぎます。ちょっとショック。今デスクトップPC買いたい人にはお勧め。2,3年前に買った人も複数コアのCPUに変えるチャンスかも(ウイルスチェックなどが動いているときの動作が全然違います)。
ちなみに一番お買い得なHP Pavilion Desktop PC v7460jp/CTの場合AMDのトリプルコア,Vista Home Premium,メモリ2Gバイト,HDD320Gバイト,DVDスーパーマルチドライブ,Office Personal 2007,19インチワイド液晶が付いて74970円です(通常価格より72240円お得)。下のリンクから「GWスペシャルキャンペーン」が該当ページ。
自分が買ったのよりは高いけど,コアはデュアルだし,オフィスもモニタも付いてないし…orz。まあ,Officeは2003を購入しているからいいけど。モニタはかなりショック。各300台限定ですが,すぐに売り切れそう…
ちなみに一番お買い得なHP Pavilion Desktop PC v7460jp/CTの場合AMDのトリプルコア,Vista Home Premium,メモリ2Gバイト,HDD320Gバイト,DVDスーパーマルチドライブ,Office Personal 2007,19インチワイド液晶が付いて74970円です(通常価格より72240円お得)。下のリンクから「GWスペシャルキャンペーン」が該当ページ。
自分が買ったのよりは高いけど,コアはデュアルだし,オフィスもモニタも付いてないし…orz。まあ,Officeは2003を購入しているからいいけど。モニタはかなりショック。各300台限定ですが,すぐに売り切れそう…
先日紹介したChateau SouverainのCabernet 1998を飲みました(ショップは既に売り切れです)。カベルネを1本飲んだのは久しぶりのような気がします。「最近,カベルネの味が分からなくなった」と書きましたが,これ飲んだらやっぱりおいしかったです。濃い紫色で強烈そうなのですが,味わいのバランスがよく,1998年にありがちな青臭いところもありません。4日目まで全くへたらずに飲めました。やっぱりここのカベルネは僕に合っているようです。
最近のヴィンテージは飲んでいませんが今は2004年ものが3000円弱で出ています。ワイナリ価格が22ドルなので高くないです。パシフィックワインンセラーズは送料無料なので頼みやすいと思います。
多分この価格帯のライバルになるのはフランシスカンでしょうね。米国の実売価格はどちらも20ドル弱で同じくらいです。フランシスカンは「オーパスワンの隣」という売り文句があるのに対し,スーヴェランは「知る人ぞ知る」といったところがちょっと弱いでしょうか。
ちなみにWAではスーヴェラン2004は87点。パーカーは「The richly fruity, straightforward 2004 Cabernet Sauvignon Alexander Valley possesses spicy oak, elegant black currant fruit, tapenade, and underbrush characteristics. This tasty, fruit-forward, reasonably good value can be drunk over the next 7-8 years.」と書いています。フランシスカンは2002年までしかレビューがありません。2002年,2001年どちらも「reliable, but unexciting」と書かれてしまっているのがどうなのでしょうか。
というわけで個人的にはスーヴェランを応援させていただきます。
最近のヴィンテージは飲んでいませんが今は2004年ものが3000円弱で出ています。ワイナリ価格が22ドルなので高くないです。パシフィックワインンセラーズは送料無料なので頼みやすいと思います。
多分この価格帯のライバルになるのはフランシスカンでしょうね。米国の実売価格はどちらも20ドル弱で同じくらいです。フランシスカンは「オーパスワンの隣」という売り文句があるのに対し,スーヴェランは「知る人ぞ知る」といったところがちょっと弱いでしょうか。
ちなみにWAではスーヴェラン2004は87点。パーカーは「The richly fruity, straightforward 2004 Cabernet Sauvignon Alexander Valley possesses spicy oak, elegant black currant fruit, tapenade, and underbrush characteristics. This tasty, fruit-forward, reasonably good value can be drunk over the next 7-8 years.」と書いています。フランシスカンは2002年までしかレビューがありません。2002年,2001年どちらも「reliable, but unexciting」と書かれてしまっているのがどうなのでしょうか。
というわけで個人的にはスーヴェランを応援させていただきます。
柳屋でレイミー(Ramey)を割と安く売っています。現地価格よりは高いですが,1~2割増しくらいなので,国内価格としてはかなりいい線でしょう。何よりも近年はWAを筆頭に評論家の評価も高まっています。今出ているものでは,ChardonnayのHyde 2005とRitchie 2005が95点,Pedregal Proprietary Red 2005が96点です。Pedregalの96は(96-100)という評価になっており,今後入手が難しくなる可能性もあります。
個人的にはHydeに一番惹かれます。Parkerのコメントは「A stunning effort, the 2005 Chardonnay Hyde Vineyard boasts great intensity along with huge tropical fruit notes interwoven with notions of spring flowers, orange marmalade, white peaches, and steely minerals」。一方同得点のRitchieは「The 2005 Chardonnay Ritchie Vineyard shows crushed rock, white currant, citrus oil, pineapple, peach, and apricot characteristics.」。HydeはKistlerやPatz & Hallといった90年代からの人気ワイナリが,RitchieはAubertやPaul Hobbsといった2000年代の人気ワイナリが作っているので,ミーハー的にはRitchieも飲んでみたいものですが(笑)。
レイミーのAVAランクのものはカリフォルニアワインあらかるとで割と安く売っています。
個人的にはHydeに一番惹かれます。Parkerのコメントは「A stunning effort, the 2005 Chardonnay Hyde Vineyard boasts great intensity along with huge tropical fruit notes interwoven with notions of spring flowers, orange marmalade, white peaches, and steely minerals」。一方同得点のRitchieは「The 2005 Chardonnay Ritchie Vineyard shows crushed rock, white currant, citrus oil, pineapple, peach, and apricot characteristics.」。HydeはKistlerやPatz & Hallといった90年代からの人気ワイナリが,RitchieはAubertやPaul Hobbsといった2000年代の人気ワイナリが作っているので,ミーハー的にはRitchieも飲んでみたいものですが(笑)。
レイミーのAVAランクのものはカリフォルニアワインあらかるとで割と安く売っています。