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Date: 2014/0430 Category: ワイン本
Posted by: Andy
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発行して約2カ月、最初のレビューをいただきました(Amazon.co.jp: 無敵のカリフォルニアワイン講座《ソノマ編》の とちたむさんのレビュー)。ありがたいことに星5つです。

たくさんのワイナリーごとに、歴史やつくられているワインの特徴、さらには特長のある建物やピクニックエリアまでが紹介されています!訪問する際には、とても便利だと思います。これで400円は、オトクだと思います。


見てみたらこの方、ナパ編もレビューいただいていました。重ねてありがとうございます。

なお、ナパ編もソノマ編もリアル知り合いからのレビューは1つもありません。贔屓目ではなく正直な評価をいただいていると思っています。Kindleだけで出している本は玉石混交だと思われるでしょうから、レビューは紙の本以上に重要だと思っています。

ナパ編ソノマ編を合体したものも、ようやく準備できつつあります。後はAmazonにサブミットするだけです。多分ゴールデンウィーク明けには、公開になるでしょう。価格は2冊別々で買うより100円安い800円を予定しています。

それから「たつをのChangeLog」によるとiOS版のKindleアプリで検索が可能になったとのこと(Kindle で書籍内検索ができるようになった!)。これで使い勝手が大幅に良くなります!


Date: 2014/0428 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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キスラーのピノ・ノワールが珍しく税込み1万4000円未満で出ています。柳屋によると正規輸入ものだということです。エノテカで1万4000円くらいで売られているので、多分輸入元はエノテカなのでしょう。

キスラーもシャルドネはそこそこ価格がこなれて来ましたがピノ・ノワールはまだかなり高い印象があります。今回の価格も国内としてはおっと思うくらい安いですが、同じワインが米国では60ドル台で売られていますから、割高感が全くないかというと、やっぱりちょっと高いかなという気はします。

とはいえ、キスラーのピノ・ノワール、特に若いときはすごく美味しいと思います。値段を見なければ買いたいワインではあります。



これくらい出すのならもうちょっとほかのピノ・ノワールがいいな、という方にはリヴァース・マリーのオキシデンタル・リッジ、お薦めしておきます。分かりやすい美味しさで、リヴァース・マリーの中ではキスラーのスタイルに近いような気がします。
Date: 2014/0428 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Wine-Searcherにナパのヴィンテージトップ10を挙げるという記事が載っていました。(Napa's Top 10 VintagesNapa's Top 10 Vintages: Part 2)。

選んだのは故Robert Mondabiの次男でContinuumのオーナーであるTim Mondaviとナパ最大の地主であるBeckstoffer VineyardsのオーナーAndy Beckstoffer。このほかロバート・パーカーによるヴィンテージの評価やCharles Sullivanの本による歴史的データも参考にしているとのこと。

結果、選ばれたのは以下のヴィンテージです。
1968
1974
1990
1991
1994
2001
2005
2007
2012
2013

Andy Beckstofferによると1970年代には皆1968年を偉大なヴィンテージだと思っていたというのですが、現在に残っているワインがほとんどない状況で、これを挙げるのはどうか、という気もしなくはないです。

1974年はHeitzのMartha's Vineyardに98点が付いたヴィンテージ。このあたりのヴィンテージは手に入れば飲んでみたいものです。

1990年代では91年と94年は衆目の一致するところだと思うのですが、1990年がそんなにいい年だったというのは、初耳のような気がしました。1997年はいい年と言われていましたが今の評価は下がったのでしょうか。

2000年以降では2001、2007あたりは当然のランクインという感じです。2002も入るかと思いましたが2005の方が評価が上というのはちょっと意外。

2012、2013は記憶も新しく、よいコンディションの年でしたが、後年まで伝えられるヴィンテージになるでしょうか? 前評判では2013の方が良さそうな感じですが。

ほかの地域だとどうなるでしょうね。
Date: 2014/0425 Category: グルメ
Posted by: Andy
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「綾鷹茶会」のイベントで「合組」を実体験という記事で、煎茶のブレンドを決める「合組」を体験した話を書きました。

実は、この「合組」は紙の上の作業で終わりではなく、そのブレンドのお茶を上林春松本店さんが実際に作ってプレゼントしてくれるという贅沢なおまけまで付いていたのです。そして、そのお茶が届きました。

上林さんからお茶が来た

驚いたことには、このお茶に名前を付けてくれて、コメントまで入っていたのです。この気配り、さすが老舗だなあと思いました。というわけで私の作ったお茶「詩津留(しづる)」です。

早速、習ったように急須でお茶を入れてみました。
image

もうちょっと濃い目に出しても良かったかもしれません。すっきりとして、少しだけ華やかさがある、概ねイメージした味わいに近いお茶になったような気がします。もちろん、元の茶葉の品質がいいのですが、本当に美味しいお茶です。

あらためて、上林春松本店、日本コカ・コーラさん、ありがとうございました。


Date: 2014/0424 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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中川ワインから、新入荷ワインの試飲会の案内をいただき、参加してきました。このブログでも何回か書いているBedrock(ベッドロック)や、ピノ・ファン大注目のRivers-Marie(リヴァース・マリー)の一挙6種類試飲など、いろいろ興味深かったのですが、この日一番の驚きはKosta Browneのマイケル・ブラウンによる新プロジェクトCirq(サーク)でした(過去記事:マイケル・ブラウンの新プロジェクト「Cirq」のワインが日本入荷も参照)。
cirq
とにかくバランスがいい。もちろん若いワインで落ち着いていない部分はあるのですが、全体として見れば極めて良く調和が取れたワインになっています。Kosta Browneのピノがカリフォルニアらしいというか、シラーっぽいというか、甘味を強調したような作りなので、その延長線上にあるのかと想像していたのは大違いでした。

最大の難点は価格ですが、もしかしたら数年後には「前は2万円で買えたのにねえ」なんて思っていそうな気もしたのでした。

Date: 2014/0423 Category: イベント
Posted by: Andy
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ゆみたちからの情報によると、5月10日にSiduriが20周年記念でオープンハウスを開催するそうです。

5月10日はSiduri Wines 20周年記念オープンハウスです。
Hirsch、Rosella、Garys、Clos Pepe、Cargasacchi と
有名葡萄畑のワインを淡々と作り続けています。
上記の畑のオーナーがやってきて、自らワインを注いでくれるそうです。
個人的にSiduriのワインは素直な出来上がりだと思うので、畑や産地の
個性を勉強するにもお勧めです←うわーなんかかっこいい。
お隣のSebastpolにはWood Four Brewing Co.もあります。

5月10日土曜日 午前10時より午後4時まで
981 Airway Ct. Suites E/F
Santa Rosa, CA 95403


Siduriのサイトにはまだ情報が出ていないようです。
畑のオーナーがワインを注いでくれるというのは貴重な機会ですね。
時間があるかたはぜひ。
Date: 2014/0422 Category: イベント
Posted by: Andy
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20日の日曜日に伊豆シャボテン公園に日帰りで行ってきました。

途中、干物を買い込んだり、湘南ゴールドなど柑橘類を買い込んだり、伊豆マリンタウンで足湯に浸かったり、アジのタタキ丼を食べたりなど、いろいろ寄り道しつつの道中。ようやくシャボテン公園に入ったのはもう2時近くでした。

園の中でもリスザルに餌をあげたり、カピバラにおやつをあげたり、とのんびり散策。シャボテンの温室は、ちょうど花の季節ということで、いつもよりもちょっとカラフル。


ひと通り見終わった後は、再びカピバラのところに。食事の終わり頃で、野菜の残りを食べている子もいれば、藁を食べている子もあり、中には石をかじっている子もいるという状況でした(石をかじるのは、歯が伸びすぎないようにするためだそうです)。

そこに現れた飼育員さん。やおら近くに置いてあった笹を投げ入れました。

するとどうでしょう。これまでそれぞれバラバラにくつろいでいたカピバラが全員笹に向かって来たのです(動画)。


一心不乱に食べること食べること。飼育員さんによると「笹は“別腹”みたいですねえ」とのことで、彼らにとってはこれがデザートみたいなものだったようです。

カピバラかわいい。
Date: 2014/0420 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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寺田倉庫というとコアなワインファンにとっては馴染み深いところではないかと思います。今は品川の本社以外に世田谷(二子玉川と代田)や横浜(たまプラーザ)にも数百本預けられるワインロッカーがあり、本社とたまプラーザでは1000本以上の収納が可能なウォークインタイプのセラーも借りられます。

ただ、これらはどちらも大量にワインがある人向け。以前は12本入りの箱単位で預けられたのですが(私も1箱だけですが使ってます)、いつの間にか、それは申し込みを止めてしまったようでした。もっと普通の人向けのサービスがないものかと、思っていたところ、minikuraというサービスを始めていることを知りました。

minikuraはHAKOとMONOという2種類のサービスがあり、どちらも通常の品物用とワイン用とがあります。HAKOの方がワイン1ケース月額630円(ワイン以外は月額200円)、MONOの方がワイン1ケース月額750円(ワイン以外は月額250円)とリーズナブル。

便利なのが、何を預けているのかネット上で確認できること。HAKOの方は箱にワインの記入スペースがあり、それをネットで見られるようです。MONOの方はさらに、寺田側で預けたワインの写真を撮ってネットで一覧できるようになっています。預けたワインがワインリストとしても見られるわけです。

MONOの方はさらに、そこからヤフオクに直接出品したり、有料(1梱包当たり800円)ですが1本単位で取り寄せたりできます。

また、HAKOもMONOも1年以上預けたものは箱単位で送料無料で送ってくれます。

以前預けたものはリストを作ったり送料無料で送ってくれるようなサービスはなかったように思います。今からでもHAKOに変えてくれないかなあ…

minikura HAKO Wine
minikura MONO Wine

なお、ネタフルさんで、ワイン以外のものをMONOで預けてヤフオクに出品した記事がありましたのでご参考まで([N] 「minikura MONO」荷物を預けるだけじゃない!写真撮影してヤフオク!への出品、そして発送まで行える月額250円の収納サービス(実際に出品したら落札された!)[PR])。
Date: 2014/0418 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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バイロンが作る「IO」、在庫発掘で現地価格以下という記事で紹介した2004年のバイロンIO、タカムラにも入荷しました(が、すぐに売り切れそうです)。

値段は税込みで2786円と柳屋よりさらに安いです。ちなみにWine-Searcherで検索すると45.99ドルと出ます(笑)。

柳屋も少し残っているようなので、この機会にぜひどうぞ。

Date: 2014/0417 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマ郡からマリン郡にかけてSMART(Sonoma-Marin Area Rail Transit)という電車を作るプロジェクトが進行中です(Smart Train North Bay Sonoma Marin | SMART – Sonoma Marin Area Rail Transit | Passenger train and multi-use pathway project)。2012年に建築が始まり、2016年にPhase1の運行を始める計画です。

20140416-smart1.jpg

Phase1では南はマリン郡のSan Rafaelのダウンタウンから、北はソノマ郡のSonoma County Airportまで、ほぼ101沿いをつなぎます。42マイルを1時間ほどで走るというから、車での移動とさほど変わらない速さです。

運行スケジュールは朝夕のピーク時は30分に1本。昼間や週末も運行が予定されています。

Phase2ではサンフランシスコからのフェリーと接続できるようになり、北はソノマ北端のCloverdaleまでつながる予定です。

主には通勤用を意図したものですが、フェリーとつながるようになれば公共交通機関だけでソノマのワインカントリーに行けるようになり、観光の手段もいろいろ広がるのではないかと個人的には期待しております。
Date: 2014/0416 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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ソノマの中央に当たるSanta Rosaにワイン博物館を作ろうという動きが始まっています(Plans for wine museum take shape – North Bay Business Journal - North San Francisco Bay Area, Sonoma, Marin, Napa counties - Archive)。

AT&Tの電話交換局が入っていたビルのリニューアルで検討しているもので、15000スクエアフィート(約1400m2)を使う予定です。John McCormickというアンティークのディーラーが集めた4500点のカリフォルニアワインの歴史的な展示物や40~60ワイナリの試飲スペースなどが考えられています。

ワインの博物館というと鳴り物入りで登場し、その開発コストがRobert Mondaviの没落にもつながったといういわくつきのCopiaが思い起こされます。Copiaは2001年にオープンして2008年には巨額の負債を抱えて倒産してしまいました。いまだにビルの再利用については検討している状況です。

今回のプランもその二の舞いにならないか、と思ってしまうのですが、毎週1000人程度の入場者でペイできるよう考えているというので、なんとかなりそうな気もします。建物が既にあるというだけでも、コストは大分違うでしょうし。

うまくいけば2015年の夏頃にオープンする見込みだといいます。
Date: 2014/0415 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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柳屋限定で入荷しているシェブリオ(Chevriot)なるワイン、先日売りだしたときに買って飲みましたが、意外なほど美味しかったです。とても1000円台とは思えない味わいでした。2980円と言われても納得したでしょう。今日、追加入荷されていたので、お薦めさせていただきます。

詳しくはサイトに書いてありますが、このワイナリ、ケンダル・ジャクソンのグループで、ワイナリの在庫に眠っていた2007年のものだったそう。余り物扱いだったので日本の輸入元に安く入ったようです。

多分、数年の熟成で甘みと酸味のバランスがすごくよくなっています。これ以上寝かすyりも、買ってすぐに飲んでしまうのがいいでしょう。

2000円以下でピノをお探しならぜひお試しを。


Date: 2014/0413 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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サンフランシスコの市内でブドウを植えてワインを作るプロジェクトが進んでいます(SF viticulturists take urban winemaking to new level by growing grapes in the city | Other News | San Francisco | San Francisco Examiner)。Neighborhood Vineyardsというこのプロジェクト、Elly HartshornとJenny Sargentというカップルがはじめたもので、サンフランシスコのBernal Heightsの南向け斜面に昨年ピノ・ノワールを植え付けています。

最初の収穫は2016年の見込み。サンフランシスコでは19世紀からワイン作りが行われていましたが、1906年の大地震以降絶えてなくなっていました。110年ぶりのワイン作り復活ということになります。

場所はサンフランシスコの南部。280号と110号が交わるところの近くです。畑からも280号を通る車の音がよく聞こえるとのこと。以前はゴミ捨て場だったというから、あまり環境がいいところではなさそうです。

大きな地図で見る


土壌も砂地で粘土も多く、60cmくらい下には極めて固く、ブドウの生育には向かないチャートの層があるといいます。

ピノ・ノワールを選んだのは、ソノマ・コースト並みに寒いサンフランシスコで生育するということと、根が縦よりも横に広がる傾向があるという理由だそうです。

なかなか難しいプロジェクトだとは思いますが、うまくいけばMoragaのような都会のプレミアムワイナリが誕生するかもしれませんね。
Date: 2014/0412 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ポートフォリオは、元オーパス・ワンの醸造責任者で、現在はロバート・モンダヴィでTo Kalonのプロジェクトを率いるジェヌヴィエーヴ・ジャンセンズさんが、芸術家であるご主人のリュックさんと営むワイナリです。自宅の片隅をワイナリとして、ごく少量だけ作られる、いわゆる「ガレージ・ワイン」。多い年でも250ケース(3000本)しか作られません。

かつてはオーパス・ワンに使われていたHendry Block 8のブドウなどを使い、大きなワイナリでは考えられないほど細部にまでこだわって作られたワインは、日本に初めて登場した2000年ころから「オーパス・ワンより上」と言われていました。

当時は値段もオーパス・ワンを大分上回っていましたが、現在は逆転。オーパス・ワンよりも安く買えるようになりました。ここ数年はレストランへの販売がほとんどで、小売には出回っていなかったのですが、久しぶりに「カリフォルニアワインあとりえ」に入っています。

他のナパのプレミアムなワインに引けをとらない品質のワインです。今となってはむしろ割安に感じられます。

Date: 2014/0411 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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コスタ・ブラウン(Kosta Browne)のマイケル・ブラウン(Michael Browne)による新しいプロジェクト「Cirq」(サーク)のワインが日本に入ってきました。本ブログでは「これから伸びてきそうなカリフォルニアのワイナリ」という記事で紹介しています。

Cirqというのはサーカスのフランス語。「シルク・デュ・ソレイユ」のシルクと同じです。

Kosta BrowneはDan KostaとMichael BrowneがJim Costelloという人と共同で設立したワイナリですが、2009年に株式の大半を売却しています。その資金で畑を購入したのが今回のCirqにつながっています。

マイケル・ブラウンは依然としてKosta Browneのワインメーカーも務めていますが、どちらに思い入れがあるかといえば、それは間違いなくCirqでしょう。今後が注目されるワイナリです。

なお、入荷量はわずかなので、買うなら悩んでいる暇はなさそうです。

Kosta Browneについては「Kosta Browne Winery: ピノ時代の寵児になった21世紀的ワイナリ」もご覧ください。

Date: 2014/0410 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Sine Qua Non(シネ・クア・ノンあるいはシン・クア・ノン)のシラーとグルナッシュが日本に入ってくるようになったのは2005年のAtlantisからなので、早くも7ヴィンテージ目になります。相変わらずの高評価を続けているワインですが、値段は当時から変わらず3万円前後。米国の流通価格でも平均300ドル前後ですから、日本の価格はかなり安く感じます。

また、オーパス・ワンがこの間に値段が倍増したり、ナパのカベルネ・ソヴィニョンが値上がりを続けている中で、むしろ割安感を感じるようになってきています。

今回のDark Blossom(ダーク・ブロッサム。このシリーズは毎年シラーとグルナッシュで同じ名前のワインが作られます)はWine Advocate誌の評価でどちらも96~98点。

名実ともにカリフォルニアのシラー/グルナッシュでトップと言っていいでしょう。セラーと財布に余裕があったら、ぜひ両方ほしいところです。

Wassy'sは送料込みでこの値段。安いです。
Date: 2014/0409 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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インターネットのトップレベル・ドメインを管理しているICANNは、2014年第一四半期に予定していた「.wine」と「.vin」の開始を延期することになりました(ICANN delays uncorking .wine and .vin domains - Computerworld)。

「.wine」と「.vin」ドメインに導入については、EUが懸念を表明していました。例えばnapa.wineのようなドメインを誰でも取得できるようになってしまっていいのか、という問題があります。また、何らかの方法でドメイン取得に制限を加えたとしても、napa.xxxxx.wineのようなサブドメインになったらそもそも監視対象にするのも困難でしょう。

今回の延期はこれらの問題への対応を決めるため、となりそうです。
Date: 2014/0406 Category: 技術系
Posted by: Andy
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最近、軍隊で使うハンドサインをコラージュした作品が流行っています(例:【画像集】Twitterで話題!「○○がよく使うハンドサイン一覧」コラ画像まとめ - NAVER まとめ)。ハンドサイン画像ジェネレーターというようなものもあったので、ワイン好きさん用に作ってみました。

ハンドサイン


ちなみに元ネタはHand Signalsというページのようですよ。
Date: 2014/0405 Category: 技術系
Posted by: Andy
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Excelのセルを方眼紙のように正方形にして、帳票レイアウトを作る「Excel方眼紙」。このテクニックについての議論が喧しく交わされています。ここ2週間ほどを見てもメジャーな媒体に複数の記事が掲載されています。

「Excel方眼紙」の何が悪い?(記事の初出はITProですが、ITProはログインしないと全部読めないため、トレンディのリンクを貼っておきます)
Excel方眼紙をどうやってやめさせられるかを考えてみる(Yahoo!個人)
Excel方眼紙めぐる論争 弊害あるのにやめられない理由とは(NEWSポストセブン)

これらの記事、Excel方眼紙の何が問題かは書いてあるものの、代わりにどうするのがいいのかについてはほとんど記されていません。これでは、仮にExcel方眼紙使いの人が、それをやめたいと思っても、どうしようもないでしょう。

Excel方眼紙の問題点は、(1)セル結合の多用によって、データの再利用が難しくなっている、(2)後からのレイアウト修正が困難、(3)数字1桁ごとセルに入れていくようなパターンもあり、数値データとしての意味がなくなる、といったところだと思います。

Yahoo!個人のえふしんさんの記事ではExcel方眼紙の代わりとしてWordやPowerPointへの言及がありますが、これらは代替にはなりえません。なぜかというと、(1)のデータの再利用について見ると改悪にしからならないからです。私は、Wordのマクロも結構書いていますが、Wordのマクロで表のデータを扱うのはExcelマクロと比べて、むちゃくちゃ大変です。また、メインテナンス性は全くなくなってしまいます。

(2)のレイアウト修正についても確かに面倒なところはいろいろありますが、かといってそれよりも使いやすくてデータの再利用が可能なアプリがあるわけではありません。例えばデータベースソフトのAccessの場合、きれいに帳票を作るのは悪夢のような作業になるでしょう。

(3)については、そのような使い方はやめるべきでしょうが、Excel上であれば、セル参照と計算で、数値が比較的容易に再現できます。

結局、いろいろな点で見て、Excelの使いやすさを総合的に上回るものはないと思うのです。

では、Excel方眼紙を使い続ければいいのかというとそうではありません。

ITPro(上記リンクでは日経トレンディ)の記事で参照している「実践ワークシート協会」のページでは「エクセル方眼紙は百害あって一利なし」としているのですが、その説明に以下のように書いてあります。
エクセル方眼紙を全否定しませんが、もし、業務としてそれらのデータを「再利用」するのであれば、エクセル方眼紙にすることで Excel が本来業務向けに持っているポテンシャルの半分以上を殺し、その状態で無理やり業務利用しようとすることで無駄な開発、無理な実装が発生していることが多々あります。

ワークシート設計の基本は「入力シート」、「計算シート」、「出力シート」の3つに役割をわけることです。

その上で、入力シートと計算シートを1つにする、入力シートと出力シートを1つにする、などでより使いやすいワークシートに修正していくことで、Excel のポテンシャルを引き出しながら、実務で最大限の利用が可能になります。


なるほど、と思いました。Excel方眼紙の問題はWebプログラミングの構造化の問題と同じだったのです。

1990年代後半にPHPやMicrosoftのASP(Active Server Pages)が出てきたとき、HTMLの中に簡単にプログラムが書けて結果を挿入するというのが主な使い方でした。このような使い方は便利で人気が出たのですが、大規模なサイト作成には向かず、メインテナンス性も低いものでした。

そして、PHPを使うにしてもプログラムと表示は分離したり、MVC(モデル・ビュー・コントローラ)の考えを取り入れた各種フレームワークが使われるようになってきたわけです。

実践ワークシート協会のページで提唱している「入力シート」「計算シート」「出力シート」に分けるというのは、まさにプログラムと表示の分離と同じ考え方です。計算シートのところをコントローラと捉えればMVC的であると言ってもいいかもしれません。

このように分ければ、ユーザーが実際に数値や文字を入力する部分は単純な表にでき、データの再利用がやりやすくなります。

出力シートのところは方眼紙テクニックを使っても構わないでしょう。やろうと思えば「計算シート」で「入力シート」の数値を桁ごとに分解して、出力シートで参照するといった方法だって可能です。

Excel方眼紙の問題は、出力とモデルを一体化していること。まずはそこを認識することがこの問題の解決の第一歩ではないだろうかと思います。
Date: 2014/0405 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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毎年恒例の「カリフォルニアワイン バイザグラスプロモーション」が始まっています。期間は4月と5月の2カ月。
20140404-bytheglass.png

首都圏と関西圏のレストラン約230軒が参加して、カリフォルニアワインをグラス提供します。優秀店に選ばれた10軒にはカリフォルニアへの研修旅行があるので、参加店は気合を入れてメニューを提供しています。

ただ、店によって参加期間は違うので、Webサイトをよく見て選んで行ってくださいね。
Date: 2014/0404 Category: 業界ニュース
Posted by: Andy
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Lodi(ロウダイ)といえば、カリフォルニアのセントラル・ヴァレーでも古くからワイン作りが盛んだった地域。Robert Mondaviの一家がワイン作りを始めた場所であり、Mondavi傘下のWoodbridgeの本拠地でもあります。

LodiのサブAVAに「Mokelumne River」があり、ここには特にジンファンデルの古木の畑が多くあります。そこを中心とする6つのワイナリが「Native Zinfandel」というプロジェクトをやっています(The Lodi Native Zinfandel Project | Hawk Wakawaka Wine Reviews)。

6人のワインメーカーが6カ所の畑のジンファンデルでワインを作ります。天然酵母のみとか、加酸や加水、オークチップ、メガパープルなどを使ってはいけないとか、フィルターも使わないとか、ワイン作りにもさまざまな制約を課し、自然な方法だけを使います。また、ワインは6種類が1本ずつのパックで、 Lodi Wine & Visitor Centerにおいてのみ販売します。

最初のヴィンテージである2012年のワインがこのほど完成し、3月29日に販売を始めました。

こういう試みはいいですね。ラベルもいいので、もっと手に入りやすいといいのですが。
20140403-lodi-native-wines-elaine-brown.jpg