日本コカコーラの緑茶ブランド「綾鷹」。開発に協力した宇治の老舗「上林春松本店」の当主である上林秀敏氏と、急須を使ったお茶の入れ方や、お茶の葉をブレンドする「合組(ごうぐみ)」を体験するイベントが開かれ参加してきました。
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急須で入れたような味わいのお茶を目指したという綾鷹ですが、今回は急須でおいしいお茶を淹れる方法や、合組(ごうぐみ)という、茶葉のブレンドを決めるやり方を教わりました。



急須のお茶の淹れ方は、湯冷ましでお湯を冷ますことと、急須を揺すったりしないこと、茶碗ごとに均等になるように少しずつ注ぐことがポイント。

合組では、今回5種類の茶葉が用意され、それの味わいを自分で確かめてブレンドを考えます。

味わいの確かめ方は次の3通り。
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まず、生の茶葉を手でしっかり握り、感触を確かめます。そしてその香りをかぎます。
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次に、茶こしに茶葉を入れ茶碗に入れた茶葉にお湯を注ぎ、香りをかぎます。

最後に、茶こしをはずして茶を味わいます。

一見、舌で味わうのが一番よく分かりそうな気がしますが、実際にはこれが一番難しかったです。合組では香りをしっかり立たせるためか、茶葉の量をお茶碗いっぱいを淹れるときの適量よりも遥かに多く使います。どうしても苦味が目立ってしまうため、本来の味わいが分かりにくいのです。

最後にブレンド比率を決めて紙に書きます。今回は1つのテーブルにつき、一人の合組を実際に作っていただき試飲しました。


合組は、これまで体験したことがないものであり、とてもおもしろく感じました。ワイン以上にお茶の香りや味わいを表現することの難しさも感じました。

今回のイベントは、特別に開催したものですが、急須で入れたお茶の味わいを広げるための「綾鷹茶会」は3月から全国各地で開催しています。機会があったら参加してみてください。