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Date: 2014/0828 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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地震の話題が続いたので、息抜きに。

もう半月ほどで敬老の日ですが、プレゼントに何をあげるか結構悩みますよね。ワインを飲まれるおじいちゃん、おばあちゃんだったら、こんなギフトはどうでしょう。

まずはワインオープナー。意外と昔ながらのT字型のオープナーしか使っていないという家は多いのではないでしょうか。

ソムリエナイフタイプはかっこいいですが、結構こつも要ります。こつ要らずで、力も要らないものだったら敬老の日にぴったりでしょう。

簡単に抜けると言われているものは大きく分けて3種。ガス式、電動式、レバー式です。

このうちガス式はガスを吹き込んでコルクを上げるので、個人的にはお薦めしません。ボトルの破損の恐れがあるからです。失敗してワインをまき散らすといったこともあるようです。

電動式は、使ったことないのですが、最近のものは結構評判いいようです。手が不自由だったりすると、これがベストかも。若干味気ないような気はしないでもないです。


レバー式は個人的にも持っていますが、びっくりするほど簡単に素早く抜けます。力があまり要らないのもいいところ。使ったら感動しますよ。

ルクレーゼのこれは、レバー式のパイオニア。世界で一番速くコルクが抜けるオープナーとしてギネスブックに載っています。フォイルカッターもここのが一番使いやすく思います。値段は張りますが、実力は折り紙付きです。


ラビットシリーズもこのタイプの老舗。デザインがおしゃれです。私としてはこれを一押しします。


オープナー以外ならワイングラスはどうでしょう。いいワイングラスで飲むと、ワインの味や香りは全く別物と言ってもいいくらい変わります。

一押しはリーデルのオー・シリーズ。ステムがなくて洗うのが簡単だし割りにくいです。グラスとしての実力もステム付きのものと変わりません。

赤ワインを飲むことが多いならカベルネ用。白ワインを飲むことが多いならシャルドネ用がいいでしょう。どちらとも決めかねる場合は、小ぶりで持ちやすいシャルドネ用の方をお薦めします。

Date: 2014/0824 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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インポーター紹介で取り上げたilovecalwine取り扱いのワインから、サンドラー(Sandler)を紹介します。

サンドラーは人気ワインメーカーのエド・カーツマンによるプライベート・ブランド。エド・カーツマンは1990年代はテスタロッサのワインメーカーとして活躍しました。その後サンタ・ルシア・ハイランズの著名畑Garys'、Rosella'sなどのオーナーであるゲイリー・フランシオーニらとオーガスト・ウエスト(August West)を設立。サイドウェイズによるピノ・ノワールのブームなどにも乗って、ピノ・ノワールの新星ワイナリーの1つとして人気を博すようになりました。

2008年には米国でもコアなワインマニアが集結するロバート・パーカーの掲示板で、カリフォルニアでピノ・ノワールを作るワインメーカー人気投票で見事1位に輝いており、その人気ぶりがわかります。

その後、ゲイリー・フランシオーニのメインとなるワイナリROARのワインメーカーも務めました。

エド・カーツマンには私も会ったことがありますが、本当にいい人で、ワインも彼の性格を物語るかのように、素直でのびのびとして、魅力的です。

サンドラーは彼のワインの中でもプライベート・ブランドですから、誰に気兼ねするでもなく好きなように作っているワイン。ilovecalwine社長の海老原さん一押しのワインでもあります。このレベルのピノ・ノワールで5000円台というのも魅力的です。

Date: 2014/0822 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ilovecalwineで取り扱っているワインからジョージを紹介します。

参考:George Wine Company: 金融業から飛び込んだ異色のワイナリ

インタビューやワイナリ紹介にもあるように、ジョージ・レヴコフ氏は金融業界からワイン作りに飛び込んだ異色の経歴の持ち主です。unfiltered/濾過処理をしない、unfined/清澄処理をしない、unpumped/パンチダウンをしない、unpushed/プレスをしない、unadultered/混ぜ物をしない、unblend/ブレンドしない、unracked/澱引きをしない、という5つの「un」をポリシーとしています。このポリシーから想像できるように、とてもきれいなピノ・ノワールです。

年間の総生産量は1000ケース足らず。1本ずつ通し番号が振られています。

これだけ生産量が少ないのに、300を超えるレストランから引き合いがあって、卸しているのですから、一般での入手は難しいワインです。

今は、2012年のヴィンテージの輸入が始まっています。

セレモニアルはマルティネリ家所有の畑で、ジョージでは2004年から作っています。一方、ブエナ・ティエラは、ロキオリから川を挟んだ向かい側にある畑で、これが最初のヴィンテージとなっています。PinotFileでは2012年のセレモニアルに92点、ブエナ・ティエラに94点をつけています。

Date: 2014/0820 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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サンタ・マリアにあるアルタ・マリアのピノ・ノワールがタカムラでほぼ現地価格で出ています。米国で27ドルのものが税抜き2980円。

アルタ・マリアはバランス重視派(IPOB)にも入っているワイナリ。今や入るのも大変というグループですから、ここに入っているというだけで一定以上のクオリティは期待できるでしょう。

Date: 2014/0818 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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カリフォルニアのピノ・ノワール/シャルドネ/シラーのプロデューサーとして、一躍トップレベルになったポール・ラトー。ポール・ラトー氏は日本文化への関心も高く、それが日本にも輸出している理由だと聞きます。

実際、氏のワインを飲むと、力強さとエレガントさが両立しており、日本文化のミニマリズムと共通するところがあるようにも思います(グレッグ・ブリュワー氏のワインにも感じるところではあります)。

そろそろ2012年のワインも入荷が始まってますが、市中にはまだ一部2011年も残っています。今ならどちらを選ぶのがいいでしょう?

Wine Advocate誌を見ると、まだ2011年までしか評価は出ていません。2012年は難しい年で収量も少なかった2011年と比べると、豊作で質も高いというのが一般的な評価だと思います。ただ、ポール・ラトーのワインは2011年でも最低93点最高97点という高評価ですから、2011年だからといって避ける理由はないように思います。

特に、ポール・ラトーのエレガントさを味わいたいなら、2012年よりも2011年の方が向いているかもしれません。まだ2012年の輸入が始まっていない希少なピゾーニのワイン(ランスロットとイースト・オブ・エデン)が残っていることからも、今は2011推しとしておきましょう。

Date: 2014/0813 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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シャルドネではWine Advocate誌で最高98点、ピノ・ノワールでは同誌最高96点と高得点の生産者であるVarner/Neely。ここのセカンドにあたるのがFoxgloveです。

Varner/Neelyでも実売6000円台と、かなりお買い得ですが、Foxgloveにいたっては税抜きだと1000円台でも売っているところがあります。こちらの品種はシャルドネとカベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデルとなっており、中でもシャルドネはWine Advocate誌で毎年90点か91点を取っている安定優良銘柄となっています。

Foxgloveのシャルドネは樽を使わず、マロラクティック発酵も行わないというスタイル。カリフォルニアのシャルドネのイメージである、樽香がしっかりついて、バターのような風味があるスタイルとは真逆です。こういった作りでありながら、薄くもなければ弱くもだれた感じもない、個人的にもすごく好きなワインです。特に暑い夏、しっかり冷やして飲むのにも合っていると思います。

柳屋で1000円台のセールで出ているので取り上げましたが、ほかの店でも同価格でいくつか出ています。特にパシフィックワインセラーズではポイント3倍に加えて1万円以上で送料無料。また、カリフォルニアワインあとりえではカベルネ・ソーヴィニヨン、ジンファンデルも安いです。



Date: 2014/0808 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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Spottswoodeのソヴィニョン・ブランといえば、香りの高い「ソヴィニョン・ムスク」をいち早く取り入れ、カリフォルニアのソヴィニョン・ブランでは常にトップクラスの評価を得ています。

その中では比較的価格も抑えめであり、近年はレア感も割と少なく優良銘柄になっていました。

今回はそれが柳屋で税抜3500円と、ワイナリ価格の税抜38ドルよりも安くなっています。

インポーターの在庫は既にないそうなので、柳屋の在庫限り。お早めにどうぞ。

【追記】船橋の山城屋さんでは3200円とのこと。ただし残り僅少。お問い合せはinfo@cheers-californiawine.comまで。

Date: 2014/0803 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2014年上半期の一番の目玉?となったのがベッドロックの輸入開始でした。今、そして今後のカリフォルニアワインを担う若手の筆頭であるモーガン・トウェイン・ピーターソン(レイヴンズウッドのジョエル・ピーターソンの息子)が作るワインです。

そのモーガンが作る安価なブランドがシェバン(シャバング、Shebang)です。米国の俗語の「whole shabang」(いっさいがっさい)から取った名前です。

その名の通り、雑多なブレンドで白はピノ・グリ40%を中心に、セミヨン、ミュスカデ、アルバリーニョ、ソーヴィニヨン・ブランなどをブレンドしたもの。赤はジンファンデル46%、グルナッシュ40%など。

ベッドロックのワインとは違い、気軽に楽しく飲めるワインを目指したもの。「こんなのもありなんだな」と飲む方もおおらかに飲むのがいいと思います。重い赤を飲む気にはなかなかならないこの季節にもいいのではないでしょうか。



「本物の」ベッドロックを飲むならこれが一押し。