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Date: 2020/0531 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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輸入停止になったフリーマーク・アビー(Fremark Abbey)のメルローがしあわせワイン倶楽部で格安になっています。税込み4928円はワイナリー価格45ドル(税抜き)より安く、現地のリテール価格の37ドルと比べてもさほど変わらないレベル。

フリーマーク・アビーと言えば、パリスの審判でもカリフォルニア代表のワインの一つとしてカベルネ・ソーヴィニヨンが選ばれていた名門の一つ。2016年に行われた40周年記念の再戦では1位に選ばれています(ヴィンテージは69年のもの)。輸入停止はちょっと寂しいです。

2015年は評論家のレビューは見当たりませんが2016年のメルローはワイン・アドヴォケイトで92点(2014年は88点)。リッチでスパイス感がありかなり美味しいメルローのようです。

ちなみに、2015年のカベルネ・ソーヴィニヨンはワイン・アドヴォケイトで94点。税込み8000円台としてはかなり高い得点です。

どちらも現品限りとなりますのでお早めに。

Date: 2020/0529 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2016年は、問題らしい問題のほとんどなかった年。過去最高のヴィンテージと言ってもいいでしょう。ワイン・アドヴォケイトでは38本もの100点ワインが出ています。ここではワイン・アドヴォケイトとヴィナスで100点のワインの中で税込み3万円台までで買えるものを集めました。

ケークブレッド(Cakebread)のフラッグシップ「ダンシング・ベア・ランチ」がついに100点です。


近年高評価が続いているダイヤモンド・クリークのグレヴリー・メドーです。


スポッツウッドの2016年はワイン・アドヴォケイトとジェブ・ダナックでダブル100点。


ワイン・アドヴォケイトでは99点ですが、ヴィナスで100点のコンテュニュアム2016。


以前記事でも紹介したヴァイン・ヒル・ランチ。グロワーとして知られていますが、ついにワイナリーとしてもヴィナスで100点です。

Date: 2020/0528 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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コスパ・レッド・ブレンドとしてもはや定番になった689(シックス・エイト・ナイン)セラーズ。そこから新しいレッド・ブレンド「キラー・ドロップ」が国内に輸入が始まりました。

689がジンファンデルとカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラー、プティ・シラーのブレンドであるのに対し、キラー・ドロップはグルナッシュ、プティ・シラー、シラー、メルローのブレンド。だいぶローヌ感がましています。おそらく689よりもさらに飲みやすさ重視のブレンドになっているようです。

689にはほかにもサブブランドとして「サブミッション」があり、カベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネが輸入されています。こちらも2000円台前半としては非常に高く評価されています。

今回のキラー・ドロップはまだ試飲していませんが、689やサブミッションのできから言って、まずいはずがありません。ちまたではオリン・スイフトの「アブストラクト」に品種構成やラベルデザインが似ているという話も出ていますが、アブストラクトは日本では1万円以上なのに対し、こちらは3000円台。実は米国での価格はそれほど変わらないので、こちらの方がはるかにそそられます。

Date: 2020/0522 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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ダックホーン・ファミリーの中でリーズナブルな価格帯のワインを作るデコイ(Decoy)が初のスパークリング・ワインを発売しました。ワイナリー価格は25ドルですが、日本でも3000円台とあまり変わらない価格になっています。

デコイはダックホーンのセカンドワインとして誕生しましたが、その後独立したワイナリーになり、現在は基本的にはソノマのブドウから良質なワインを作っています。自社畑と購入したブドウを両方使っており、購入ブドウのソースについては明確に書かれてはいないものの、輸入元の中川ワインから聞いた話では、びっくりするほど有名な畑のブドウも使われています。

ダックホーンの得意な品種であるメルローはもちろん、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなど白ワインも秀逸です。また、ピノ・ノワールでは、ダックホーン傘下に入ったカレラのブドウも使われており、これも品質が向上中です。

今回のスパークリング・ワイン「ブリュット」はカリフォルニアの産地指定であり、どこのブドウが含まれているかはわかりませんが、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で作られており、最後にワインに足す「ドサージュ」ではナパのシャルドネが使われているとのこと。

カリフォルニアのスパークリング・ワインでリーズナブルな価格帯のものはあまり種類がないので、これは期待大です。


こんなセットも。

Date: 2020/0519 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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楽天の「with Wine」でラベル不良ワインのセールをやっています。

クヴェゾンのピノ・ノワール2017は4割引で税込み4290円。ワイナリー価格の42ドルより安くなっています。ワイン・スペクテーターでは90点と高評価。ナパのカーネロスの自社畑のワインです。カーネロスの中でも安定的にいいワインを作るワイナリーです。


ドンキー・アンド・ゴートのザ・ベア2015は4割引で税込み4356円。ワイナリー価格は2016年のもので59ドルとそれよりかなり安くなっています。自然派の生産者で、このワインはエルドラドの標高2800フィートという高所にある畑のクノワーズ、サンソー、ムールヴェードル、グルナッシュ、シラー、ルーサンヌをブレンドしたユニークなワインです。


インディゴ・アイズのジンファンデルは税込み1210円。ワイン・サーチャーの平均価格では15ドルとなっています。

Date: 2020/0514 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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2月上旬のまだコロナ騒ぎが本格化する前のアイコニックワイン ジャパンの試飲会で一番驚いたワイナリーがフィールドレコーディングズ(フィールド・レコーディングス、Field Recordings)でした。3000円台という価格にして驚きのクオリティ、しかもこの価格帯ではレアなエレガント系のワインです。

さまざまな品種がある中で個人的な本命はピノ・ノワールなのですが、柳屋にシャルドネが入っているので、まずはそちらを紹介しておきましょう。ちなみに柳屋ではこのワイン「独断と偏見の2020年上半期MVP白」とされています。

オーナーでワインメーカーのアンドリュー・ジョーンズは元々苗木屋で働いており、セントラル・コーストのほぼすべての畑に行ったことがあるという人。彼が知られていないが素晴らしいブドウを作る畑と契約して作るのがフィールド・レコーディングス。その中でも「ワンダーウォール」というブランドは沿岸の極めて冷涼なサイトからのシャルドネとピノ・ノワールに特化しています。

畑はヴィンテージによって変わるようですが、エドナ・ヴァレーのスパニッシュ・スプリングスという畑のブドウを使っています。

オークの樽だけでなくアカシア製の樽も使っているというのもユニークなところ。

そして、ワンダーウォールのラベルはジャズ・ミュージシャンの写真があしらわれており、この2018年のシャルドネではデューク・エリントンが使われています。

ニュー・カリフォルニア系と称しているわけではないですが、味わい的にはそちらに近いと思っていいと思います。ともかく価格以上の価値のあるワインです。お試しあれ。

Date: 2020/0511 Category: おすすめワイン
Posted by: Andy
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しあわせワイン倶楽部にディヴァム(Divum)というワイナリーのピノ・ノワールが入荷しています。私も初めて聞く名前ですが、モントレーで4世代続く農家のフランシオーニ家(サンタ・ルシア・ハイランズのフランシオーニと関係あるかどうかは不明)の兄弟が、自社畑のブドウだけで作るワインです。

サスティナブルの認証を受けており、発酵は天然酵母で7日間と、かなり手間をかけたワイン造りをしていますが、ワイナリー価格でピノ・ノワールが20ドルとかなりコスト・パフォーマンスが高いです。しかも今回は税込み2068円と現地価格よりも安くなっています。ワイン・エンスージアスト誌で91点と評価も上々。クラシックなスタイルのピノ・ノワールだとのこと。

タイトルに挙げたようにワインメーカーはサラ・スタイナーという女性。UCデーヴィスを卒業後、ソノマのヘイウッドで働き、1992~95年はカレラのワインメーカー、その後はボニードゥーン、ダイアジェオ、ギャビラン・ワイン・カンパニーでワインを作ってきました。カレラでは唯一の女性ワインメーカーです。


なお、このショップでは現在、8000円以上購入するとシードルのプレゼントがあるそうです。
合わせ買いには、以前別記事で紹介したこちらもおすすめです。