1976年の「パリ・テイスティング」を題材にした映画の一つ「Bottle Shock」が8月から全米で公開されることになり,ナパで試写会が開催されました。(記事1記事2)。

アラン・リックマンがパリ・テイスティングを開催したスティーブン・スパリエ役として主演するこの映画,白ワインでトップを取ったChateau Montelenaが話の核になります。赤でトップを取ったStag's Leap Wine Cellarsはエンドロールでその旨書かれるだけ,Montelenaでワインを造ったMike Grgichはまったく登場しないなど,ノンフィクションというより,史実を題材にしたフィクション色の強いものになっているようです。

昨年のSundanceフィルム・フェスティバルで公演したときはあまり評判がよくなかったようですが,ナパでの試写会はおおむね好評だったようです。映画の効果でChateau Montelenaに注目が集まるのかどうか。そのあたりも興味深いところです。

【追記】サンフランシスコのCrushpadでは,公開初日の8月6日の6時半からパリ・テイスティングを再現する試飲会と映画観覧をパックにしたイベントを開くそうです。参加費は75ドル。試飲会ではそれぞれ投票できます。また「Chat with the people for whom the movie is based 」と書いてあるのでたぶんBo Barrettなどが参加するのでしょう(Mike Grgichは絶対に来ないと思いますが)。詳しくはこちら