実は先週先々週と1週間半ほど,会社を休んで自宅待機していました。理由は子供が新型インフルエンザに感染したため。幸い,タミフル服用で,1日で熱も下がり,重症化せずに済んだのですが,二次感染を防ぐため,完治後も自宅待機というのが会社の規定だったので,休みになったのでした。

とはいえ,そんなに休んでいて仕事が回るはずもありませんから,実際には通常の勤務時間に合わせて仕事していました。むしろ労働時間は普段より長いくらいだったかも。おかげで,在宅での仕事について少々思うところができたので,あまりこのブログには似合わない話題かもしれませんが,メモとして記しておきます。

・当たり前だけどメールは重要
 在宅中の職場とのやり取りは100%近くメールでした。会社のメールをGmailに転送し,Gmailからの送信はreply-toを会社のメール・アドレスに設定していました。もちろん普段の個人用メール・アドレスとは別のアカウントを使っています。検索のしやすさなど,さまざまな要素を考えると現時点ではGmailが最強だと思います。ローカルのメール・クライアントより使い勝手は上です。

・ファイル置き場を作っておくとよい
 作業用ファイルなどを会社と自宅とで共有する必要がでてきます。自分ひとりだけであればGmailでドラフトに添付するといった方法もありますが,DropboxやSugarSyncなどのサービスを使えば,共有ドライブのファイルを直接読み書きできるので,便利です。今回は基本的に必要そうなものをSugarSyncに放り込んでおきました。足りない分もありましたが,これがあるのとないのとでは大違いだったと思います。会社のサーバーにリモート・アクセスで入れればもっといいでしょうが,セキュリティの関係などでそれができないケースも多いと思います。何らかの方法を考えておくべきでしょう。なお,セキュリティ上必要がないときはそのサービスを起動しておかないようにすることも大事だと思います。

・イントラネットにアクセスできない
 困ったことの一つがイントラネットにアクセスできなかったこと。物理的にはインターネットにあるのに,セキュリティ上特定のIPアドレスからしかアクセスできないようにしているものなどもあり,そういうものだけでも何とかならないかと思いましたが,今回はあきらめました。休んでいるのが自分だけだったので,ほかの人に代わりにやってもらったわけですが,本当にパンデミックで大多数の人が出社出来ないという状況だったら業務が止まってしまうところです。SSL-VPNなどのリモート・アクセスの仕組みがあるとイントラネットのサービスが使えるようになって大分不自由が減るだろうと思いました。

・困るのが音声コミュニケーション
 仕事部屋や書斎なんていう立派なものは我が家にはないので,仕事場所はリビングの隅,テレビの脇です。特に今回は夏休み中だったので,一日中何やらと音がします。会社に電話するのは,相手も事情を分かっているのでいいのですが,やはり第三者に電話するのにはふさわしくない環境でした。家族がいないときとかにまとめて電話をしていましたが,折り返し待ちなどもあり,ちょっとひやひや。家の中で静かに電話できる環境を整えておくと,いざというときに役に立つかもしれません。