3月にオーナーが変わってからバブルの気配を見せていたScreaming Eagleですが,2003年のリリース価格は3本で1500ドル。1本500ドルに達したそうです。これでもボルドーの1級よりはまだ安いわけですが,一体だれが買って飲むんだろうと思うと,ちょっとやりきれない感じ。ワインは投資ではなく飲むものであってほしいものです。
"In June, the new owners of Screaming Eagle Winery in Oakville sent a letter to their mailing list subscribers, offering them the opportunity to purchase a three-pack of 2003 Screaming Eagle Napa Valley Cabernet Sauvignon for $1,500. That's $500 per 750-ml bottle, a price that makes Screaming Eagle the most expensive current-release wine made in America."

Worth its weight in gold? / Why some people happily pay $500 for a bottle of wine

この記事ではScreaming Eagleにとどまらず,最近のハイエンドワインの状況を様々な角度から書いています。ちょっと面白かったのは,Opus One,Caymusのスペシャル・セレクション,Beringerのプライベート・リザーブCabが「no-man's-land」(無人地帯)にいると評されてしまっていること。カルトのような熱狂的信者もいなければ,普通の人が飲む価格でもなく,中途半端なところに陥ってしまっているようです。

その中で一歩抜け出したのがInsignia。言うまでもなく昨年Wine Spectator誌でWine of the Yearに選ばれたためです。Insigniaのリリース価格はついに200ドルに達するとか。数年前まで100ドル以下で買えたことを考えると,悲しい限り。