Sideways著者への赤裸々インタビュー「“I’m not drinking any fucking Merlot!”は機会があったら追加したい」
アカデミー賞脚色賞を受賞した映画「Sideways」の原作者であり,このほど続編となる「Vertical」を上梓したRex Pickett氏。ワインライターのW. Blake Gray氏が彼をインタビューした記事がPalate Pressに掲載されています。
ありがたいことにGray氏の奥様がこの記事を翻訳なさっています(前半,後半)。Rex Pickett氏,インタビューの様子だとかなりの偏屈,一歩間違えたら危ない人になってしまいそうな感じもありますが,それだけにSidewaysの映画が密かに持っていた痛さのようなところが実感されるインタビューでもあります。例えば冒頭にある「VerticalはSidewaysよりも、一層、僕なんだ。主人公のマイルズは、愛を探している。けれども彼が酒を飲み続ける限り、愛は見つからない。これが本当のテーマだ」なんて痛切です。
また,映画では主人公Milesが“I’m not drinking any fucking Merlot!”と叫んだのが有名な台詞になり,メルロー市場に打撃を加えましたが,出版されている原作にはこの台詞はありません。どうやらオリジナルのドラフトにあったものが映画に採用されたようです。ただ,Pickett氏がメルロー嫌いというのは事実であり,機会があればこの台詞を改めて加えたいとのこと。
Verticalの出版まで紆余曲折があったことは以前の記事にも書きましたが,映画化されるかどうか,この様子だとなんだか難航しそうな感じがします。
ありがたいことにGray氏の奥様がこの記事を翻訳なさっています(前半,後半)。Rex Pickett氏,インタビューの様子だとかなりの偏屈,一歩間違えたら危ない人になってしまいそうな感じもありますが,それだけにSidewaysの映画が密かに持っていた痛さのようなところが実感されるインタビューでもあります。例えば冒頭にある「VerticalはSidewaysよりも、一層、僕なんだ。主人公のマイルズは、愛を探している。けれども彼が酒を飲み続ける限り、愛は見つからない。これが本当のテーマだ」なんて痛切です。
また,映画では主人公Milesが“I’m not drinking any fucking Merlot!”と叫んだのが有名な台詞になり,メルロー市場に打撃を加えましたが,出版されている原作にはこの台詞はありません。どうやらオリジナルのドラフトにあったものが映画に採用されたようです。ただ,Pickett氏がメルロー嫌いというのは事実であり,機会があればこの台詞を改めて加えたいとのこと。
Verticalの出版まで紆余曲折があったことは以前の記事にも書きましたが,映画化されるかどうか,この様子だとなんだか難航しそうな感じがします。