今までだれも指摘しなかったのだろうか? それとも指摘されても対処しなかったのだろうか?

本をネットで買うとき,もちろんAmazonも使いますが,楽天の期間限定ポイントを使いたいときなど,結構楽天ブックスも使っています。最近はAmazonよりこちらの方が多いくらいかもしれません。

ところが楽天ブックス,本が見つからないときがしばしばあります。最初は単に検索機能がしょぼいのかと思っていましたが,そういうレベルではないことに最近気が付きました。きっかけは先日紹介した「小さなチーム、大きな仕事」のときでした。





上のタイトルを見てください。何かおかしくないですか? そう,タイトルの「チーム」が「チ-ム」になっているのです。いわゆる音引きがハイフンに置き換わっています。これではタイトルを検索しても見つかるわけがありません。

そのときはたまたまその本だけおかしいのかと思ったのですが,昨日「エンパワード」という本を検索したら今度も見つかりません。もしやと思って「エンパワ-ド」で検索したら見事ヒットしました。



ご丁寧に「ソーシャルメディア」も「ソ-シャルメディア」になっています。

さらに調べると,これは最近始まったことではないようなのです。例えばC言語の教科書で有名な「カーニハン」で検索すると2件しかヒットしませんが「カ-ニハン」だと8件ヒットします。その中には1994年に発行された「プログラミング言語C第2版(訳書訂正 ANSI規格準拠」も含まれています。

カーニハンの検索結果
カ-ニハンの検索結果

いったいこれでどれだけ販売機会を損失してきたのだろうと思うと,当事者でもなんでもないのに頭を抱えてしまうほどのひどさです。

なお,楽天ブックスには問い合わせフォームから指摘をしましたが
"日頃よりご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
楽天ブックス ●● でございます。

この度は、ご不便ならびにご迷惑をおかけいたしまして申し訳ございません

お客様にいただいたご意見・ご要望につきましては、今後のサービス改
善の参考とさせていただきたく存じ上げます。


皆様のご意見・ご要望をもとに、
よりよいサービスをご提供できるよう努めてまいります。
楽天ブックスのご利用をお待ちしております。"

という極めて型通りな返事をいただきました。果たして改善する気はあるのでしょうか?