Robert Mondaviの次男Tim Mondaviが作るContinuum(コンティニュアム)の最新ヴィンテージ2008年が入荷してきています。2005年の初ヴィンテージ以来、大人気のワイン。日本でもおそらく1カ月以内で売り切れますので、興味ある人は早めの購入をお薦めします。

さて、Mondavi関係のプレミアムワインといえば、誰もが思うのがOpus Oneですが、ここにきてTimの兄であるMichaelが作る「M」も入荷してきており、どれを選ぶかは悩ましいところです。

Opus Oneの最新ヴィンテージは2008年。Wine Advocate(以下WA)誌では珍しく未レビュー、Wine Spectator(以下WS)誌では92点と前年より2点低くなっています。Opus Oneはこれら3本の中で唯一、「谷」のブドウを中心とするワイン。ソフトでエレガントな味わいが特徴です。

Continuum 2008はWAで96、WSでも96という高評価。当初はMondaviのTo-Kalonのブドウを使っていましたが、Pritchard Hillに購入した自社畑のブドウを2007年から使い始め、2008年は大部分自社畑になっています。なおWAは2008年からAntonio Galloniのレビューになっています。

ロバート・パーカーが「グラーヴのワインにサンテステフを織りまぜたような」と評した「M by Michael Mondavi 2007」はWAで94+。WAではちょっと評価が低く88点。カベルネ・ソヴィニョン100%というのはこの3本の中では唯一のもの。畑がAtlas Peakというのはちょっと渋いです。

お金のある人にはぜひ飲み比べしてほしいなあと思います。



ご参考までに、故Robert翁が最後に携わっていたのはContinuum。Pritchard Hillの畑も一緒に見に行ったそうです。