前回、前々回の続きです。これが最終回。10年前の記事をそのまま掲載します。



初期のPinot Noir体験

初めて自分で買ったグランクリュは87エシェゾー(作り手失念)だったのですが、これが水っぽくてマズかった!!当時は「ブルゴーニュは作り手が重要」ということを全く知らなかったんです。これがトラウマとなり、しばらく「ブルは高いだけでおいしくない」と思いこんでいました。(のへさん)

う~ん、憶えているかぎりでは、大学生のころですね。ドメーヌなどは忘れましたが、リュリィだったのは憶えています。だって、それが店のリストで許容しうる一番安い赤だったもので。お値段は、たしか1万円ほど・・・(-_-;)あ゛ー! いま思うとたっかーい!(ねこねこさん)

かなり古い時期に友人宅で飲ませていただいた、オレゴンのステートン ヒルズ(確か、Vintageは87~89年ごろ)が美味くて、彼はこれをケースで1本1000円程度の値段で買ったらしいのですが、「これは5000円のワインに匹敵するよ」、、なんて言った記憶があります。このステートン ヒルズは、後日、私も94年を1ケースほど買いました。味わいには、ブルゴーニュと比較すると明らかに果実感が強いのですが、香りなんかいい線行ってましたね、2000円以下の値段でしたから、お買い得の1本でした。(TAKさん

正確には覚えていませんが、98年ぐらいだと思います。Robert Mondaviだったと思います。味も色も、えらいウスいワインやなぁと思いました。(ナパさん)

正直言って、Caleraに出会うまで(99年11月)、カリフォルニアのPinotはろくでもない(笑)、と思っていました。(匿名)

たしかワインを本格的に飲み始めてほどない頃、従姉の誕生日祝いのワインとして Andy さんにアドバイスいただいて買ったPatz & Hall Pinot Noir Hyde Vineyard 1997 だったと思います。とにかく香りが華やかで、見た目も美しい。(カベルネにくらべて)薄い色なのに飲んでみたら薄くないし軽くない(笑)。(satoさん)

たぶん1997年ころ、ブルゴーニュ・ルージュを買って飲んだのが、ピノ・ノワールと意識して飲んだ最初だと思います。感想は酸っぱくて、渋くて、とても美味しいとは思えませんでした。実はこれがトラウマになって、しばらくピノ・ノワールは飲みませんでした。(まーやんさん)

25歳の時。今も忘れません。DRCロマネ・コンティ。それを飲んだ時はピノという事すら知りませんでした(shinさん)

コメント:shinさんすごすぎ! 私も少しは人のお役に立っています。


感動したPinot Noir

カレラセレック94。ブルータス誌でカレラ、ABCの存在を知り、3.4年前にハワイに行く友人に頼んで買って来てもらいました。Pinotを意識して買った最初だったと思います(プー太郎さん)

Robert Mondavi reserve 94
1995年冬、モンダビワイナリーで。(shinさん)

三越のセールで何となく買ってみた、88オスピス・ド・ボーヌのキュベ・ニコラ・ロラン(ルイ・ラトゥール詰め)を飲んだら、これがまた素晴らしい!!それからは転がる石のごとく、ブル道(地獄への坂道??)を一直線って感じです。(のへさん)

2年くらい前だと思いますが、知人に勧められてSFのチャールズ・ノブヒルというレストランに行きました。フレンチの鉄人、坂井を5-0で破ったロン・シーゲルというシェフがいる店です。ここに行ったとき、ワインリストを見たらABCのPinotが載っていました。残念ながら、畑とヴィンテージは覚えていません。おー、かの有名なABCがリストに載ってる! じゃあ、飲んでみよう、と言うことで、何気なしに頼んだのです。Pinotと言えばカレラですが、当時、 Mills 96を飲んでがっかりした覚えがあります。今思えばまだまだ飲み頃にはなっていなかったのだと思いますが。とにかく、有名だから、高いからってどのPinotもおいしい訳じゃない。じゃ、ABCってのはどうだろう??と、興味本位だけで頼んだのです。ところが、その沸き立つ香り、明快でわかりやすいけど濃厚な果実味、口に残るなめらかな酸味・・・・初めてPinotで感動しました。ABCをちびちび味わって飲むうちに、樹液をゆっくりうまそうになめ回すクワガタの気持ちが分かるような気がしました。Pinotはおいしいけど、感動するにはやっぱりカベルネ、と思っていた私には衝撃的な体験でしたね。それから結構、ABCを探して買うようになりました。(しりこんさん)

わたしのピノ観に転換期をもたらしたのは、拍子抜けするほど、ふつーの中堅クラスのものですよ。'89 Beaune Bressandes 1er (Chanson)

初めてピノの「黒蜜」や「菫」の香りや「可憐な果実味」や、酸味・タンニン・果実味の絶妙な三位一体を、自分のものとして感じられた気がしました。それ以来、人生ボーヌ振っているのです(ねこねこさん)

東急本店の試飲コーナーで飲んだ「クロ・ヴージョ」作り手はジョルジュ・リニエだったかなあ。自分が購入したものでは、やまやのセールで買ったハンゼルのピノノワール。3年半ぐらい前のことだと思います。(匿名)

コメント:なぜか,ここで私とshinさんは一致するのです。しりこんさん,面白いです。

Pinotの魅力は?

香り、これが全てです。あの芳醇さがピノの全てだと思います。(shinさん)

妖艶な香りと透明感?
オ・ト・ナって感じ(笑)。(匿名)

とにかく美味しいのに当ってしまうと
1.とろけてしまえる。
2.やさしい気分になれる。
3.ピノは疲れた体にやさしい。(世田谷太郎さん)

弾けるような果実味。(単純な喜び。でもCSほどグラマラスでない。)
こちらから追いかけていかないと姿を見せてくれないPinotもある。(見つける喜び)
大いなる変貌をとげる香りの変化。(たくあんから花の香りへ)(ナパさん)

熟成したピノならではのアヤしい香りが一番でしょう。そしてシルキーそのものといった喉ごしもたまりません。あー飲みたくなってきた。(のへさん)

たとえば、私にとって理想のボルドーブレンドをブルックナーの交響曲に例えるならば、理想のピノはさしずめ、バッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」というところですね。なに言ってんだか…。(^^;(匿名)

みずみずしいイチゴのような果実味と熟成したときの複雑な香り、 そして全体的に少なめの生産量によるレア度。(笑) (zoukさん)

SARAパパ=「太陽の明るさ・パワーを感じるから」
SARA=「どんなお料理にも(洋食でも和食でも中華でも)おいしくマッチすると思うから」

当たり外れが大きく、当たったときの感動が強いことと、香りと酸に特徴があるので、体が疲れている時の癒し効果があるように思われます。(かもしださん)

そのほかエピソード,言いたいことは

やっぱり圧倒的に美味しいピノを飲ませてもらったのが、運の尽きというか、ピノ・ノワールに引き込まれた要因です。
それにワイン会に参加しだしてワインに対する金銭感覚が、おかしく?なったのも、ピノにはまった要因のひとつです。(まーやんさん)

最初のころ、ブルゴーニュ以外のピノもたくさん飲みましたが、やはり、最終的にはブルゴーニュに戻っています。ブルゴーニュをなしに語ることができない品種ではないでしょうか ?(TAKさん)

最近はワイン会のラインアップにピノが1本もないと、人の集まりが 悪い傾向があります。(笑) 皆さんお好きなんですね。 (zoukさん)

ワインを全然知らない頃、地元商店街の酒屋でルイ・ジャドの何かを買ったのですがとにかくまずかった覚えがあり、それ以来天使のマークのついたワインはまずいワインだと思っていました。(世田谷太郎さん)

Kistler Pinot Noirを初めて飲んだときの衝撃は忘れられません。Sonoma Mission Innのレストランで、飯山さん、satoさん、ヒロさんの4人で飲んだのですが、いまだに、この4人でその時を思い出しながら、ワイン会というか単なる飲み会をします。
Zinのナパという風評を覆したいです。(笑)(ナパさん)

やはりブルゴーニュが頂点なのでしょうね。でもあまり感動したことがありません。カリフォルニアのロマネコンティとかいうのも?です。怒られるかも知れませんが「たかが酒」という意識が私はあります。なので買ったらすぐにおいしく飲める値段が高くないピノが好きですね。最近ハマっているNZ Pinotは理想に近いと感じています(プー太郎さん)

やはりCaleraでしょう(笑)。店に買占めに走ったくらいですからね。そもそもの出会いは結構偶然です。もちろん名前は聞いて知っていましたが、Mills以外はなかなか見かけないですからね。ある日Draeger'sのMenlo Park店に立ち寄った際に、ハーフボトル、しかもSelleckの、が置いてあって、そのころ4つの畑のことまでは知らなかったんですが、1本試しに買ってみました。そうしたら、そのおいしかったこと、おいしかったこと。それより先日にこれもDraeger's主催のDRCのワインディナーに参加してたこともあって、そのレベルの高さに驚嘆しました。さっそく次の日に店に戻って、残りのボトルを買い占めてきました。しかも、そのときのプライスは実は間違っていて、Millsの値段でSelleckを売っていたんですね。実にラッキーな経験でした。(匿名)



コメント:皆様,ご協力ありがとうございました